脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

タシマンナソ ノムキッポヨ

2015-05-05 | Weblog

「オリニナル」

5月5日は子供の日であるが子供の日は韓国にもある。韓国では子供の日と言うのはオリニナルと言うがこのオリニナルと言うのは子供の人権を重視した言葉で、日本人の端午の節句とはことなった考え方の上に立っているのが韓国のオリニナルである。でオリニナルと言うのは文字通りオリニ(子供)とナル(日)で子供の日であるがオリニと言う言葉が人権思想をあらわした言葉だ。よく向こうのことを知っている人で人権思想と聞いて笑わせるじゃないかという人もいるだろう、しかしそういう女性や子供に人権がなかった国であるがゆえに出てきた思想でオリニナルの考え方の根本は子供の人権を守ることである。オリニと言う言葉は幼い人と言う言葉であるがこれは一般的に子供をあらわすアイと違って幼いけれども彼ら彼女らは同じ人間(イ)であるのだという考え方に基づくのだが、それほどまでに朝鮮王朝時代の朝鮮は女性や子供の地位がひくかったと言えるのだがオリニナルと言うのはまさにその人権のなかった国において子供の人権を啓発した日であるのだ。

私が子供のボクシングを反対しているのは人権的な視点からである。まだまだボクシングの世界と言うのは巷にはよく知られていないし、ボクシングは普通のスポーツとは違う、特に脳へのダメージと言うのは子供の将来性を考える上では非常に需要なことで、医学的にも危険で後遺症がのこるであろうというスポーツを医学的なことを無視して本人の希望などと言うようなことでごまかすのは間違っている。きちんとその危険性とおこる可能性がある後遺症的なことをはっきりと伝えるか、それができなければ疑わしいことは禁止するというかたちをとらなくてはダメだ。子供にはそういう判断力がないのだから大人がその将来性を考える意味でもきちんと考えなくてはいけないであろう。

「タシ マンナソ ノムキッポヨ」

GWは久しぶりに先輩とよべる人と会った。実はこの方とはもう一度会いたいという気持ちがあって、それが友人を通して実現できた。私は破天荒で型破りであるので人から勘違いされることも多いのだが、しかしこの方は私のことをこいつは絶対に何かできると信じて疑わず、時には冗談を言っておちょくられることもあったが、しかしこいつは特別だという目でいつもいてくれたことは確かで、できる人間は積極的に登用するという日本人らしからぬ懐の深さがあることは確かである。能力のない人間は人をおさえつけてコントロールすることで支配しようとするが、しかし本当に能力のある人間は教えようとしたり、おさえつけたりすることはできない、その能力を認めてやるということで才能が開花するのだと思っている。私自身も留学までして向こうでボクシングをするのだから、それはものすごいエネルギーである。そういうエネルギーを押さえつけて型にはめるのではなくむしろ自分が譲るというかたちで受け入れてやることで人は大きく成長する。私が今こうやってやっているのはまさにそういう先輩とか恩師と呼べる人たちのおかげであり、人間が成長するためにはこういった人たちの存在が不可欠であり、本当に私は人関係に恵まれたと思っている。人の才能と言うのはゴロゴロと転がっているが、しかしその才能を開花させるのは人次第、もしいい人間関係に恵まれればその才能はボクシングそれだけというかたちではなく、生きていく上でいろいろな形をもって現れることは確かである。

 

 

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