脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

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2015-05-02 | Weblog

今日パッキャオとメイウエザーの対決があったらしい。しかし私は全く興味がないのでたぶんチケットをもらってもいかないと思う。もう昔のことだがまだパッキャオが有名ではなかった時フィリピンのシリマン大学と言う大学との交流会があった時にボクシングがフィリピンでは人気があるスポーツだと思わされたことがある。それは近所で道端でおっさんと子供がグローブをつけて打ち合いをする遊びがあると言っていたことだが、ボクシンググローブをつけて体重差など無視してヘッドギアもつけずに思い切り打ちあうそうだが向こうの子供は日本人が広場でサッカーや野球をやるように草ボクシングをする。韓国でも昼休みにサラリーマンがジムに来てスパーリングをがちでやるらしく、ある人はあばらが折れたとか言っていたが、こんなあぶないことをしかも仕事の昼休みにやるのだからえげつない話だ、こういうアバウトなことは日本では考えられない、おそらくパッキャオが多少体重差があっても問題なくファイトできるのはこの草ボクシングのおかげだと思っているのだが、うちの会員の人たちも子供にボクシングをコンタクトスポーツとしてさせていいかと言うことに対してはボクシングは特殊なスポーツだからダメだと言っていたが、こういう諸外国事情からもわかるように基本的にはボクシングは荒くて危険なスポーツである。ボクシングひとつにしてもそうだが、日本だけではなく外の世界を見渡せばいろいろなことが理解できて面白い。私の仕事はこのクラブを管理、運営していくことである。おそらくその群れの中心にいてそれらを見ていくと実際に見えないことが多いだろう。がしかし少し距離をおいてその群れを見ると目てくるものもたくさんある。特に自分がボクシング競技者ではないボクシングに興味がないという視点に立てばダイエットや健康維持で来ている人たちの立場に立ちやすい。ストレス発散に来ている人や単なるトレーニングとして来ている人たちが何を求めているか、どういう雰囲気が来やすいのか何を話していいかということが見えてくるので、ボクシングと言う小さい枠くからはなれて群れを見るということは必要なことである。私はMOBを単なるボクシング的集団とは見ていない。いろいろな立場の人が集まるボクシングクラブで、ここに来ることによってそのボクシングと言うスポーツを踏み台にして今ある自分の仕事や学校生活を豊かなものにしてほしいと考えているのだが、ここではボクシングと言うのは決して人生のプライオリティではない、無理をしない、ケガをしないで思いっきり楽しんでかえってもらえることがここでの目的である。ボクシングを好きになるよりも人間を好きになってもらいたい。特にここではべたべたした関係はもたないがしかしここに来たら安心できるような雰囲気をつくりたい、そのための組織づくりが大事なことだと思っている。しかしそのためには徹底して組織や人間を客観的に見ていくことが必要である。私は群れを見る時、宗教学、心理学、社会学そして教育学の順で物事を考察していく、最近よく見ているのはアドラーで、これは英語はもちろんのこと日本語でもかなりのドキュメントが得れる、おそらく日本はブームなのでかなりの調べやすいと思うのだが、本当にその群れを正しく導いていきたかったら自分の実績などを自慢してその群れの中心に居座ろうとするのではなく、その群れからはなれて客観的にその群れを見ていく、すなわち主役になろうとするのではなく黒子に徹するのが私の役目だ、そしてボクシングのことはトレーナにまかせていい組織づくりのために勉強することが私のプライオリティだと考えている。

 

 

 

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