脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

Carpe diem その日を摘め 

2019-11-19 | Weblog
うちと交流のあるクラブに外国から来た人がトレーニングに来ているらしい。身振り手振りでコミュニケーションをはかっているが、伝えようと言う気持ちがあれば伝わる、文化交流はお互いの刺激になる貴重な経験だと思う。
外国で勉強でもスポーツでもそうだが、何かを一生懸命すると言うことは人間が成長するためのこやしとなる。私自身もそのことは経験したことであるが、特にスポーツをして共に汗を流して、喜怒哀楽を共有することは友達をつくる上でもいい経験となりうるし、本当にそこでの生活はすごく新鮮で生きている実感があったと思う。ボクシングを通してできた友やかけがえのない監督やコーチたち、特にジョージは私と喜怒哀楽を共にしてくれた最善のコーチであったと言える。よくその様子などをブログでもあげているが、楽しかったことそして悔しかったことすべてをひっくるめてそれらのことは私にとっていい経験であった。そこそこ強かった白人とファイトして勝った時は東洋人もやれると思い、それが外国人とコミュニケーションをとる上での自信につながった。いいことばかりではなく、全力で行っても相手にならない人間にぶつかった時はくやしい思いをしたが、でもその悔しさがあったからこそボクシングが楽しくなった。本当にボクシングと言うスポーツは私を語る上ではかかせないものであり、私の人生のスパイスであり、そこで経験することは自分だけの世界、映画のような体験ができたことは確かなことである。

今日のタイトルはCarpe diemこれは私の監督が言っていたことでラテン語の詩人ホラティウスの詩の一文、直訳すると「その日を摘め」違う日本語訳ではその日を精一杯生きろである。前にクラブの若い会員に若い人の涙はこやしになるし、恥ずかしい思いをすることは貴重なことだと言ったが、失敗してもいいし、負けてもいい、どうであってもすべてのことを受け入れることができるように精一杯生きると言うことにその日を生きる意味がある。私自身そこまで頑張ったか精一杯やったかということはわからないし、たぶんそんなことは誰もがわからないことだ、でもこれだけは言えることがある。それは自分の競技人生を振り返るとそれはすごく楽しくてかけがえのないものであったということだ。そう考えたら自分は一生懸命そこで頑張って生きたと言えるのではないかと思っている。

久しぶりにハワイに訪れた時にアレンの家で当時の試合の動画を見た。そこには勝っておりてきた私がジウンに何か話しかけている姿が。動画にうつる私はすっごくいい顔だった、たぶんあんな顔はあの時にしかできないだろう。若いうちは思い切り自分のやりたいことを努力することは大事なことだ、私自身たいした実績ものこせなかったが、でもそこでの体験は貴重であり、生きる上でたくさんのことを教えてくれた、そういう体験を私はできたことに誇りを持っている。


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