脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

大事なのは正しさの基準だ

2019-11-05 | Weblog
インターナショナルってよく使う言葉だが、実はこの言葉はThe Internationalでプロレタリアートの団結と解放を目指し,運動の発展をはかるため結成された,労働者,社会主義者およびその団体の国際組織。バリバリの社会主義用語でもあるが、一般的には国際的であるという意味でつかわれている。じゃあインターナショナルな人ってどういう人なのか、私の一考察としてインターナショナルな人とは、民族や宗教が違うところで、自分がしてはいけないこと、そしてルールなどを感じて理解できる能力、そういう気づかいのできる人である。英語をボランティアで教えてくれている二人も外国暮らしが長くて、学会などでもいろいろな国に行くそうであるが、実際に彼らは日本人のコミュニティの中では何をしたらいやがるかとか、共同体の中でのルールをきちんと考えて行動しているのがわかる。日本人の言う常識ではなく、コモンセンスと言うのもまさにそういうことだと理解しているのだが、少し語弊があるが、こういうコモンセンスを感じて理解できることとインテリジェンスは無関係ではないと思うのだが、実際にそういう人は察知する能力が高いので集まると秩序もおのずとオーガナイズドされることも事実である。

話はDQNの話になるが、こういう類の人間をクラブに入会させたくないのは、まさにそういうセンスがないからである。ド派手なファッションに身を包み、改造車にのって、乱暴な言葉をつかい、集団でたむろする。普通こういうことをしたら人がこわがったり、不快感をおぼえたりすることぐらい誰にでもわかることであろうが、こういう輩たちが入会したらジム内でも裸でトレーニングしたり、汗を平気でまきちらしたり、乱暴なトレーニングをするのは目に見えているので、入会を断っている。こういう輩はかたまる傾向があるのだが、集団になればなるほどその間違った価値観や常識がその場でのルールになり、雰囲気がわるくなる。一般の人たちが安心してクラブを利用できるようにするためにはそういう輩をひきよせるようなクラブの雰囲気をつくらないように注意しているのだが、その場ではやさしそうで、子供や女性に気さくに話しても、くわえたばこをして、それをそのままぽいと捨てる一般的なコモンセンスや常識を理解できないような人間は、その群れの秩序をこわす、ここは中高生のクラブでもなければ、改造車やバイクの何とか会というような集団でもない、一般の社会人が集まる共同体だ。武勇伝を自慢げに話して、改造車にのって、威嚇するような人間にろくな人間はいないと言ってもみんながみんなそうじゃなくて、ここには正しさの基準がきちんと存在している。大事なのは目立つことではなく、子供や女性などの格闘技ではマイノリティーへのいたわりである、そういう人たちが入りやすく楽しくトレーニングできる雰囲気をつくるのが私の仕事である。


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