脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

法 keugehmwondeh

2008-02-12 | Weblog
今大統領予備選挙で民主党がはげしい戦いを繰り広げている。
候補者の一人ヒラリーは法律家出身であるが、彼女は学生時代「法が子どもに与える影響」と言うことをとりあげ学んだそうである。
残念ながらどういうことをどういう仕方で学んだかということはわからないが、少し前のブログで「小さいときから子どもに「法」を意識させることが大事」と語った自分にはたいへん興味深い。
小さいときから「法」というものを意識させることは大事である。
日本人は「法」というと六法全集のような堅いものを思い浮かべるが、しかし「法」というのは生きていくためのルールであって、道徳律というということもふくんでいる。
前回古代イスラエルの宗教教育は「法」を遵守させることで、この「法」を守らせることによって責任を生じさせ、イスラエルという共同体の一員であることが認められると言ったが、彼らの宗教教育はこの「法」を通して共同体としての秩序を守らせ、保つことである。特に彼ら彼女らの教えで十戒という戒めがあるが、その中に「汝の父と母を敬え」という言葉が出てくるがまさに「法」を守ると言うことは家庭でのしつけの問題でもあるのだ。
彼ら彼女らが教えているように、宗教教育というのは秩序を教えることである。日本人は宗教教育と聞くと人間の心の問題をあつかった分野であるように思えるが、しかし実はそうではない、宗教教育とはこの古代イスラエルの共同体のように人間が正しく生きていける様に「訓練」や「訓戒」によって「法」というのを遵守させることであり、そのことを新渡戸は日本人がもっている特有の哲学「武士道」というものに置き換えているのではないだろうか。
私もそうであるが宗教教育というとかなりの抵抗がある。
しかし宗教教育と言わなくとも秩序や共同体というものを意識した教育が必要であると思う。

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