そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

竹中平蔵は私欲にまみれた守銭奴に過ぎない

2020-11-01 | 市場経済

今回菅義偉が首相になって、真っ先に官邸に呼んでお伺いを立てたのが、竹中平蔵である。バブルよ今ひとたびというのであろうか、新自由主義政策へと経済政策を押し戻すことへ舵を切った。すでに破たんし、大量の貧困層と非正規雇用者を生み出す一方で、大企業やマネー転がしの金満家がより一層裕福になった、アベノミクスを推進するというのである。
政界に新自由主義を持ち込んだのが、小泉純一郎に引導された竹中平蔵である。無役になった途端に国会議員を辞した男である。政界から退いたとたんに、自らが作った政策を先取りする動きを見せる会社を立ち上げ、儲けに儲けている男でもある。
この男が日本に持ち込んだ最も大きな悪行が、非正規雇用者の圧倒的な増大である。それまでは非正規雇用は特殊な職業に限定されていた。雇用者側には大きな権力があり、労働三法で被雇用者は守られていたものである。無暗に首を切られたり、生活を帯や蚊うような安価な賃金に抑えられたりされないようにするためである。
ところが、雇用者が雇用することなく派遣会社が労総者を、会社に提供するシステムを作り上げたのが竹中平蔵である。政界引退後はこの派遣会社を立ち上げて、竹中平蔵はガッポガッポと稼いでいる。勿論違法ではない。彼は事前に法律を作っているからである。地味手続きも官邸に精通する立場を利用して、業績は伸びに伸びている。
非正規雇用者の増加は、んかな労働者として使い捨てられ、国家としては税収は減少するし、年金や保険など社会資本を不安定にする。何より最大多数の労働者が雇用の不安定や地銀の安さで、市場は購買力をなくす。不景気の元凶は、今や半数にまでなった非正規雇用者の増加である。
ある番組で竹中平蔵は、「首を切ることの出来ない奴らを雇うことなんてできない」と本音を言い放った。彼は学者の顔お店用としているが、労働者のことなど毛頭考えることにない、本態は私欲にまみれた守銭奴に過ぎない。

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