そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

上も下も腐ってる

2008-02-28 | 政治と金

Photo  前の政務次官が汚職にまみれて、好き放題に接待ゴルフをやっていた。その時に「現場の自衛官は頑張っているのだから」と、訴えていた人がいた。現場を強調した発言だったと思う。

ところが、今回のイージス艦の事故ではっきりした。現場も好き放題に、弛んでいるのだった。当初からここで発言していたが、必ず虚偽の報告が出ると思っていた。内容を詳細に検討したくないほど、発言あるいは報告内容が何度も何度も変わってしまう。

責任逃れのための発言に違いないが、報告が何度もされる度に日本の自衛官は戦闘能力が全くないことがわかった。装備として、戦闘能力がないのなら歓迎したいのであるが、海軍力としては世界第二位の日本の海上自衛隊である。

世界第二位というのは、お金の金額である。装備にかけた金額が膨大だというのである。今回のことに関しては、右翼や国粋主義者も呆れている。自衛隊には戦闘能力、兵力としての緊張感もなければ気概もないのである。

あるのは、漁民をけ散らかす威圧的な神経だけである。尊軍非民思想である。軍艦が相当な速度で進んでも、漁船などは蜘蛛の子を散らすように、避けてくれると思っているようだ。

今回の弛んだ自衛隊を見て、北朝鮮は喜んだであろう。「いくらお金をかけても、こいつらは張り子の虎のようなものだ。我々にはチュチュ(主体)思想がある」と思っていることだろう。Photo_2

最近の日本政府は、小さな国家を目指すため国家公務員を大幅に削減する一方で、ナショナリスト政権は、軍力を増強し続けた。日本では、新自由主義者たちはなぜか、国粋主義者が多い。世界的にみると必ずしも一致してはいないが、日本では小泉や中曽根がいい例であるが、新自由主義者たちはなぜか国粋主義者と重なる。

彼らが政権を取るたびに、自衛隊が甘やかされてきた。阿倍ボンに至っては、経済政策などほとんど見当たらず、復古的国粋思想だけが突出していた。その結果、教育基本法の見直しや防衛庁の昇格などがどんどん進んだ。

守屋政務次官などは、この間に増長したのである。それは自衛隊の隅々まで、浸透していたこともはっきりした。宇宙空間に予定通りに発射されたミサイルを迎撃できても、漁船を認識できない1400億の代物である。

日本の自衛隊には、これほど高価な戦艦など必要ないこともはっきりした。持て余すだけである。

自衛隊は上から下までの職員も、血税をつぎ込んだ高価な装備も腐っているのである。

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