そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

豊かになって軍事力を競い合うASEAN諸国

2011-08-09 | 政治と金

 このところのASEAN諸国の経済発展には目を見張るものがある。とりわけ、中国は図体の大きさもさることながら、順調に二桁の経済成長を続けている。

 近隣諸国も、多少の問題を残しながらも、順調に経済発展を続けている。経済成長は、国民の不満を解消する大きPhotoな力になっている。

 国家は豊かになると、富を国民に分配するのではなく、どうして軍事力を高めることに躍起になるのであろう。中国は初めての航空母艦の完成が間近である。潜水艦もロシアに発注しているとのことである。

 これに対抗して、フィリピンやタイそれにインドネシアも潜水艦を購入す計画とのことである。

 これはもちろん、南シナ海の領有権問題が大きく関係している。中国は、資源の見込める南シナ海を、相当の範囲にわたって領有権を主張している。国内からアメリカ軍基地なくしたフィリッピンは、アメリカとの軍事演習を行い、中国に対抗している。

 ベトナムは、かつて戦ったアメリカに軍事支援を受けようとしているし、軍備拡張計画は実行段階にある。インドも軍事力増強を行っている。

 アメリカと盟友関係にあるタイとの軍事演習を、中国は行おうとしている。中国はアメリカの影響を排除しようとしているのである。

 経済発展を遂げて、これまで国家として国民に出来なかったことがたくさんあるだろうと思われるが、近隣諸国に対抗する形とはいえ、なぜにお互いに軍事力を誇示したがるのであろうか?

 国家のエゴかそれとも権力者の自己主張なのか?

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