○毛呂乃(6-0)
「身体中の血管が豪快に萎んでいます」と毛呂乃。まらが全身の血液をポンプのように吸い集めてむくむくと太くなっている一方、本体のほうはやせ細って枯れ枝のようになっている。即身仏のような外見を鏡にうつして「人間じゃねぇ……」と、うっとり満足そうに眺める姿はまるで妖怪。毛呂乃はいったいどこに向かおうとしているのか。
○玉椿(3-3)
「さいきん、包丁をとぐのが趣味でさ。ひまがあると安物の三徳包丁を研いでるんだよ」と玉椿。「やっぱり、包丁とぐと切れ味たしかめたくなるだろ。いま、トマトは高いからさ、ごぼうを切りまくってるんだ。980円の包丁でも研いでやれば、すぱすぱ切れるから気分がいいぜ」と、へんな趣味にめざめてしまったようだ。「切ったごぼうはどうしてるんですか?」との問いには「きんぴらにしたり、こま切れ肉といためたり、とん汁にいれたり、いろいろさ。ごぼうはどう食ってもうまいよ」とごぼう好きをアピール。たしかに、ごぼうにはアルギニンという成分が入っていて、精力増強の効果があるという。まらずもう力士には悪くない趣味なのかもしれない。
●蒼狼(2-1-3)
「ん~、いつおきたのかなあ…。わからないや」といつ勃起したのか、いつ目が覚めたのか、そもそもいま自分が起きているのか、そういう記憶があいまい。これでは判定しようもなく、不戦敗に限りなく近い黒星。蒼狼は低血圧ぎみなのか、こういうもったいない黒星が多い。まらの強さだけでなく、起きてすぐに頭が働くことも、まらずもう力士に必要な適性なのかもしれない。
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