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「立合いの乱れ」問題についての処分について。

2011-11-22 15:00:00 | 協会からのおしらせ

 立ち合いの乱れについて検討した結果、非常に遺憾ではありますが、現行の状態では力士の自覚に期待できないと判断し、遺憾ではありますが、以下とおり規定と処分を決定しました.

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(1)原則として、力士は取組結果を1日ごとに報告するものとする。(確認事項)

(2)幕内力士には、その原則をより厳密に守るよう、自覚を求める。

(3)報告態度が悪質であり、他力士や観客に不利益と判断される場合は、協会は該当力士に対して不戦敗認定、出場停止などの処分をすることができる。

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 「原則として」「自覚を求める」などの曖昧な書き方は、ファンの方にも、参加力士にも楽しんでいただくため、厳しいものにはしたくなかったという意図の表れとお考えください。幕下以下でまとめ報告しかできないけれど参加したい、という方も従来通り歓迎ですし、上位力士でも、15日もあれば何日かは遅くなることも仕方ないと考えています。「明日は遅れる」と伝えていただければ、優勝を争う他力士や観客の方も納得するでしょう。「楽しんでいただく」ということを前提に出発した場合、排除すべきは、その楽しみ、盛り上がりを削ぐ行為です。十両以下でも、優勝争いに関わっている場合に関しては、なるべく毎日報告してほしいと思います。幕内には、さらなる自覚を求めます。予告もなしに報告忘れたら不戦敗、ぐらいの気持ちでいていただきたい。当面は自己判断・自己責任を尊重しますが、幕内を維持するには、強さという「体」のみならず、お客さんを喜ばせる報告の「技」、こんなことを毎日忘れず報告する「心」が求められると、今一度ご確認ください。忘れたから即処分、なんていうこともしたくありません。毎日報告を厳格化すると、力士にとっての負担も増えるでしょうから、そこまでしたくもありません。「負担なく、厳しくなく、楽しめるように」ということを、各力士、とくに花形たる幕内は自覚して、相撲に取り組んでいただきたく思います。

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  今回の件に関する処分について。

 横綱・雲虎の前日報告に関しては、当日に報告があり、聴取の結果前日のものは結果報告ではなく、あくまで預言であるとの主張であったため、まぎらわしいことをするなと厳重注意。

 前頭・家満に関しては、経過観察。今後の報告状態によっては処分もあり得るが、入幕したばかりということもあり、ここまでに関しては処分なし。

 大関・玉椿は極めて悪質。毎日報告の原則に加え、勝敗判定の在り方に対しても、まらずもう精神に対する破壊行為とみなされる。よって明日より3日間の出場停止。昨日・今日の結果に関しては、自己判断の原則を尊重して、自身の申告のままとする。

 以上。

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