雲虎○(相打ち)○月乃猫
戦前は雲虎の楽勝ムードが漂っていたこの引退相撲。しかし蓋をあけてみれば、先鋒戦は引き分け、次鋒・月乃猫戦も一本目は相打ちと、雲虎がなかなかポイントを挙げられない。きのうまでは本気を出せばいつでも勝てるというどこかのんびりした感覚で土俵に上がっていた横綱だが、4日間ポイントなしという想定外の事態に尻に火がついたか、ようやく気合を入れる気になったようだ。
さて、本気をだした雲虎がけさ選択した作戦は『淫夢を使う』というもの。『淫夢』自体は古典的な手法で珍しくもないのだが、夢の内容が「夢の中で私は勃起していた。小便器に向かって小便をしようとするが、微妙に勃起気味のまらをパンツから出したところギンギンに勃起。周りにいる人に勃起がバレないようにとうまく身体で隠しながら小便をする夢をみていた。」という相当にマニアックなシチュエーション。ふつうの力士が見る淫夢は過去の性体験であったり、寝る前にみたポルノ動画であったり、女性を出演させることが多いなか、雲虎の淫夢は横綱本人が単独で出演。「みずからの露出癖を寸止めのところでギリギリ我慢する」というかなり高度な妄想を披露し、観客席からは「さすが横綱。変態の度合いが違う」と感嘆の声があがっていた。現実でも「目覚めて15分ほど布団の中でだらだらと過ごしたが、ちっとも朝勃ちがおさまらない。負けようのない朝。」と完璧なまらずもう。
いっぽうで、自分の相撲を取りきるだけではポイントにつながらない団体戦。雲虎は対戦相手への妨害工作も怠りない。両者にとって共通の恩師・高校まらずもう部の顧問になりすまして「おぉ~、月乃猫ぉ~、おめぇ、朝勃ちなんかしてるんじゃないよ~。わかったかぁ~?」というメールを月乃猫に送りつける。不意打ちに一瞬あせった月乃猫、「その時は萎縮してまらも萎んでいました」とタイミングを狂わされる。しかし、雲虎にとって計算違いだったのは、月乃猫が表面上は「まらずもう部の顧問を尊敬している」という態度をとりながら、内心では「あんなやつどーでもいい」と思っていたこと。驚いて一瞬だけ縮みあがったまらも、すぐに冷静さをとりもどして「目覚めた時には何もなかったかのようにギンギン。どーにか次に繋げられました。昔はあんな神の声が聞こえたら朝まで萎縮してたんですけどね、少しは成長したんでしょうか」と平気な顔であっさり回復。堂々たるまらずもうで相打ちに持ち込んだ。
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<雲虎 4月5日 ○>
目覚めて15分ほど布団の中でだらだらと過ごしたが、ちっとも朝勃ちがおさまらない。
負けようのない朝。
起きて小便をしていて思い出したが、夢の中で私は勃起していた。
小便器に向かって小便をしようとするが、微妙に勃起気味のまらをパンツから出したところギンギンに勃起。
周りにいる人に勃起がバレないようにとうまく身体で隠しながら小便をする夢をみていた。
夢でも勃起、現実にも勃起。
<月乃猫 4月5日 ○>
昨日は夜勤明けで疲れてたのか、気づいたら早い時間にソファで寝てました。
ふと目が覚めるとメールで神の声が入ってました。
「 おぉ~、月乃猫ぉ~、おめぇ、朝勃ちなんかしてるんじゃないよ~。
わかったかぁ~?」
とまるで高校時代の部活の顧問に戒められるかのような神の声。
その時は萎縮してまらも萎んでいましたが、目覚めた時には何もなかったかのようにギンギン。どーにか次に繋げられました。
昔はあんな神の声が聞こえたら朝まで萎縮してたんですけどね、少しは成長したんでしょうか。
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