初日の協会御挨拶の様子をお伝えします。
――定刻になっても土俵にあらわれない毛呂乃理事長。
控え室からは理事長の「やだああ!」「股かっ!」という上ずった声。挨拶そっちのけでパートナーに激しく責められていたようで、
( ノД`)… こんな表情で登場。
出場力士とともに土俵に上がり、観客に向かって「力士、レ!」
「礼」かと勘違いした力士たちが客席に頭を下げると、「”レ”は返り点に決まっておろう!」と一喝。返り点のように、反り返り、跳ね上がったモノをお客様にお見せしろ、ということだったようだ。そう言うや否や、他のどの力士よりはやく反り立ちしごき、「イクッ」と最初の花火を打ち上げ、「我、手見れば添うのである」。手を見つめていると、その役割がおのずと浮かび、自らのまらに手が自然に添えられる、これが自然体を極め相撲と一体化した理事長の相撲ぶり。
そしていよいよ観客への御挨拶。
「俺のキャノン砲が東を向いてる。シヴァの子がいい、娑婆、異臭しそうだね」
・・・シヴァ神の子といえばガネーシャ。あの象の鼻が毛呂乃にとっては興奮材料らしい。ガネーシャは歓喜天とも呼ばれる神様で、毛呂乃も象の鼻を想像するだけで歓喜に導かれるようだ。ガネーシャをオカズにキャノン砲を撃ちまくり、世間に異臭を立ち込めさせるとの予告だ。
「キャノン、かぶったまま上がるかなあ」
毛呂乃キャノンは皮をかぶったままだが、どこまで立ち上がり、さらにどこまで打ち上がるのか、自分でも楽しみ、といったところ。
毛呂乃狂乱の宴が、またしても始まる時がきた。
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