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千秋楽の結果(幕内)

2011-01-23 08:00:02 | 取組結果

 

○ 雲虎(13-2)

親友でもありライバルでもある毛呂乃の優勝祝賀会に出席して、夜更かしとなった雲虎。布団にはいったのはすでに午前3時。ふだんなら立合っていてもおかしくないような時間に、まらもギンギン。その勢いのまま目を覚ますという最高の相撲で場所を締めた。「新横綱の場所、プレッシャーも大きかったと思いますが」との質問に「序盤、毛呂乃のせいで不調だったが、終盤はそれを取り戻すような強烈な立合いが多かった」と今場所を振り返っていた。

 

○ 玉椿(10-5)

十二日目と同じく午前4時の立合いとなった玉椿。前回はなすすべなく敗れたが、今回はその反省をいかして早めに就寝。いちど深夜ラジオ(「田村ゆかりのいたずら黒うさぎ」)をきくために0時におきてまた寝なおすという、2段ロケット作戦で、文句なしの白星に「あはは、おなじ失敗はくりかえさねえよ」と勝ち誇った顔。

 

○毛呂乃(15-0)

前日悲願の初優勝を決めるも、最愛のダッチハズバンド『ダニー浜田』を失った毛呂乃の精神的ショックは大きい。もう優勝も確定したうえに、大きな悲しみに襲われ、モチベーションの低下はだれもが心配するところだったが、案の定、毛呂乃は失踪。部屋の関係者による懸命の捜索で、なんとか千秋楽のうちに発見された毛呂乃だが、「(今は)いつ・・・?」と放心状態。できることならばダニー浜田と過ごした過去に戻りたい、との想いの表れか。それでも大事な千秋楽。相撲のことを聞かねばなるまい。たとえそれが、昨日の悼ましい事故を思い出させることになろうとも…。毛呂乃は、「毛呂乃、野宿が甲斐あったんよ・・・」と語る。力士・毛呂乃としての懸命の土俵。部屋に戻ると「まラハ」(残されたダッチワイフ、まりちゃんとカラハちゃんをまとめて毛呂乃はこう呼ぶ)があるものの、ダニー浜田を失った驚きと悲しみで使う気にもならず、縮んだまま。そんな部屋にいてもダニー浜田との日々を思い出してつらくなるだけ、とても相撲を取る気になどなれない。それでも、俺は力士・毛呂乃だ・・・。そんな思いで部屋を後にした毛呂乃、相撲を取ろうにも、まらのショックは大きく、とても相撲を取る気にはなれない。だがパーフェクト力士・毛呂乃は、こんな状況になっても相撲を捨てたりはしない。最終的には下半身を露出させ野宿、そこまで自身を追いこんで興奮を高め、その甲斐あってようやく白星をもぎ取った。自分の心を映すかのように真っ黒な空を眺め、星になったダニー浜田に思いをはせる毛呂乃、今場所一番の夢精を見せ、下半身露出状態だったため飛び散った想いは天空に星をちりばめさせた。ダニー浜田にささげる全勝優勝。夕方から夜にかけ、都内では天気予報と異なり小雨がぱらついたが、これも毛呂乃の涙か、はたまたダニーへの餞の精液か・・・。表彰式にも出席せず、毛呂乃は再び放浪の旅に出たのであった。

 

○摩羅の川(12-3)

千秋楽、休日ということを生かしてじっくりと腰を据えて昼過ぎまで相撲を取った摩羅の川。途中何度も勝ったり負けたりという、若い割に危ない場面も見せたが、そろそろ起きようという時間にはきちんとまらが反応、最終的には見事な立ち合いを見せた。千秋楽を白星で飾り、敢闘賞に花を添える12勝。「新入幕での目標は2桁でしたから、12勝は満足できる結果です」と笑顔を見せていたが、期待の大きい最年少力士だけに、求められるものはまだまだ大きい。ひとまずは及第点といったところ。


 

<幕内星取表>

 

雲虎 東横綱 ●○●○○○○○○○○○○○○
玉椿 西大関2 ○○●●●○○●○○○●○○○
毛呂乃 東関脇 ○○○○○○○○○○○○○○○
朝乃立 東前頭12 ●○○○●○○○●●●○○■や
摩羅の川 東前頭17 ○○●●○○○○○○○○●○○

 

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