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本日、番付編成会議が開かれました。

2022-03-30 10:00:00 | 協会からのおしらせ

 本日、令和四年五月場所の番付編成会議が開かれました。横綱・大関・十両昇進がある場合には本日発表されますが、五月場所での昇進者はないことが確認されました。なお、新番付は4月25日(月)に発表されます。

 


― えーと、幕下15枚目以内で7戦全勝の場合は優勝するしないに関係なく十両昇進になるんですよね。

(玉椿) 「そういう内規になってるね」

― 結果報告の締め切りはつぎの日曜日ですよね?

(玉椿) 「ああそうだよ」

― だったら琴金舟さんは十両昇進の可能性が残ってるんじゃないですか?

(玉椿) 「横綱・大関・十両昇進については、本場所が終わったつぎの水曜日に開催される番付編成会議直後に発表されるって決まりだからね。きのう火曜日までに報告があったぶんで判定されるんだ。きょうは、現時点で報告をもらった6勝では十両昇進には届かない=今場所の昇進はないってのを確認してきたよ」

― へえ、横綱・大関・十両だけ発表のタイミングが違うんですか?

(玉椿) 「新横綱だったら綱の準備だとか、新十両だったら化粧まわしや絹製の締め込みの準備も必要だからね。はやめに通知してやらんと準備がまにあわんのだよ」

― なるほど。でももし7勝しても昇進できないとなったら、琴金舟さんは納得しないんじゃないですか?

(玉椿) 「んー、いちおう入門時に横綱・大関・十両昇進のしめきりが火曜日なのはメールで説明はしてあるけど……そこはちょっと心配ではあるな」

― メールにはなんて書いたんですか?

(玉椿) 「あー、該当部分を抜粋すると…」


また、優勝・三賞などの表彰者については1週間よりも短い締め切りが設定されています。たとえば、三賞については千秋楽までの報告分で、横綱・大関・十両昇進については千秋楽から二日以内(千秋楽直後の火曜日まで)の報告分だけで判定します。(優勝者については複雑なルールがあるので、省略します) それより遅れて報告が届いた分については選考上無視されます。かりに遅れて報告した部分をプラスしたら優勝ラインや昇進ラインに到達する場合でも、さいしょの判定は覆りません。


― なるほど。

(玉椿) 「かなり長いメールの一部分だし、だいぶ前のメールだから忘れちゃってる可能性はあるけどな。まあ事前に説明済みってことで納得してもらうしかないわな」

― 千秋楽当日のうちに報告しないと優勝できず、火曜日までに報告しないと昇進できない。だったら1週間以内の報告しめきりって何の意味があるんですか?

(玉椿) 「横綱・大関・十両昇進以外の番付編成には使うし、通算成績にも当然反映されるよ」

 

― 大相撲だと15枚目以内で7勝すれば必ず昇進できるんですよね? そのへんのルールは大相撲と合わせたほうがいいんじゃないですか?

(玉椿) 「いや、大相撲だと下田さんの例がある」

― 下田さん? だれですか?

(玉椿) 「幕下十五枚目格付け出しデビューの場所で7戦全勝したんだけど、たまたま十両のほうに陥落させるような不成績の力士が少なくてさ、下田さんを昇進させる枠がなくて昇進見送りになったって例があるんだよ」

― かわいそうですね。

(玉椿) 「うん、当時は相撲ファンのなかでだいぶ議論になったケースだ。結局のところ『全勝したら昇進』っていう内規はあるけど、内規はあくまで内規なので何らかの事情があると内規通りにはならないんだよ」

― 今回の昇進見送りも、ファンの中でいろんな意見がありそうですよね

(玉椿) 「うん、関係者のあいだでも意見が割れるかもしれんな。だからこそこうやって協会のスタンスを長々と説明してる」

― 協会としても苦渋の決断だったと。

(玉椿) 「まあ、いろんなことを総合的に判断した結果であると、そう思ってもらえると助かるね」

 

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