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平成22年まらずもう初場所展望

2010-01-06 09:05:20 | まらずもう新聞編集部のまらずもう分析
 まら千年紀にあたる2010年最初のまらずもうが、いよいよ10日(日)初日を迎える。今場所は、ほしの山・池男王子に加え幕内16枚目格付け出しに雲虎、幕下15枚目格付け出しに玉太田、序の口東29枚目に摩羅の川の3名の新弟子を迎え、総勢5名のにぎやかな土俵となる。これにより、まらずもう界は今場所初めて、同一地位で2人の力士が出世争いを展開するという時代に突入した。そんな今場所の見どころは、「新旧対決」。幕内では古参力士ほしの山に新弟子の雲虎、序の口でも2場所目の池男王子に新弟子の摩羅の川が挑む。

【幕内新旧対決 ほしの山VS雲虎】

 西前頭14枚目の自己最高位で再入幕を果たしたほしの山。古参力士ながら幕内では勝ち越したことがなく、それどころか幕内では1勝しかしたことがない。「寒さに弱い」という評判通り、年明けの稽古でもあまり勝てておらず、調整不足との不安は否めない。
 そんなほしの山に挑むのが幕内付け出しで堂々デビューする雲虎。ドラムをたたいてはうんこ、焼酎を飲んではうんこ、剣道をしてはうんこ、とうんこ道を極めた彼は、「前」をも制すべく満を持してまらずもうに参戦。同じ「シモ」とはいえ、「後」という別団体からの殴り込みを受けたも同然の状況であり、「前」ひとすじでここまでやってきたほしの山としても、おいそれと第一人者の座を明け渡すわけにはゆくまい。雲虎はデビューにあたり、「いきなり優勝しちゃうかもよ?」とまで言い放ち、新年の目標を「ほしの山に勝つ」と定めるなど、自信満々。実際、実力差を客観的に判断すると、新弟子とはいえ雲虎優位は動かない。しかしほしの山には経験と、なりふり構わず勝ちに行く勝利への執念がある。昨年秋場所には就寝前に大量に水を飲み、九州場所ではアダルトビデオを観賞してまで勝利につなげたほしの山。今場所もどんな卑怯な手を使ってくるかもわからない。
 実力では2ケタ勝利も大いに期待できる雲虎だが、新弟子は勝ち越せないというジンクスは、いまだ破られていない。地力ではほしの山を大きく上回る雲虎にも、初土俵のプレッシャーはかかるのか。そしてさらにほしの山の勝利への執念がその実力差をどこまで埋め、あるいは逆転に持ち込めるか。両者の出世争いに注目である。

【序の口新旧対決 池男王子VS摩羅の川】

 先場所序の口デビューするも、3勝4敗と負け越しに終わった池男王子(東16枚目)。プロの土俵になじんだ今場所は、実力を発揮することを期待したい。場所前は箱根駅伝のコース並みの距離を走り込み、体調管理も万全。好成績を挙げ、序二段昇進を期待したいが、それ以上に池男王子にはファン層拡大の期待がかかる。まらずもう界において、女性ファン獲得を期待できるのは池男王子をおいてほかにない。華のある力士だけに、一場所も早く上位に進出してほしい。人気相応の実力を示すためにも、今場所は正念場である。
 その池男王子に挑むのが新弟子摩羅の川(東29枚目)。アマ実績もなく、実力も謎に包まれているが、何より期待されるのは24歳という若さ。ベテランほしの山は「若えからってよお、勝てるわけでもねえよ」と語るが、少なくとも24歳の摩羅の川は、40歳になった時の摩羅の川よりは強いだろう。30代でデビューする力士が多い中、よい時期にデビューしたといえる。164cm、59kgと決して体格に恵まれているわけではないが、大相撲と違って、まらずもうでは体重はまらの強さと無関係なことは、「体重100kgの小兵」ことほしの山でも立証済み。皮のごとく謎に包まれた摩羅の川だが、数少ない情報のうちの一つが、アイドル声優よりも本格派声優を好むという嗜好。年末に発熱したという不安要素もささやかれるが、自身の実力も本格派であってほしい。
 先場所の負け越しは参考にならない池男王子と、謎の新人・摩羅の川。予想の難しい取り合わせである。

【わが道を行く 玉太田】

 上の2組と異なり、自分の地位には出世を争う相手がいないのが幕下15枚目格付け出しの玉太田だ。関係者の話では、まらずもうの名門・神奈川大で4年連続学生横綱、アマ240勝とも伝えられるトップエリート。好物を聞かれ「ビール」と答えるあたりも、常にビール瓶大のまらをイメージトレーニングをしていることの表れであり、趣味は「フットサル」ということからも、「玉を扱うのはお手のもの」であることがうかがえる、期待の超大型新人。当然のように幕下付け出しでのデビューとなった。7戦全勝優勝すれば来場所はすぐに十両、関取の仲間入りが保証される幕下15枚目。その玉太田の唯一にして最大の懸案事項は、わが道を行きすぎてまらずもうを取らないのではないか、という懸念である。既報のとおり、彼には当初、「葱錦」の大名跡を継がせてもよいのではないかとの声も挙がったが、さすがに時期尚早との声もあって四股名は「玉太田」に落ち着いたという経緯がある。玉太田自身はこの「玉太田」という四股名に不服らしく、早期の改名を希望。「葱錦」に改名するためにも、ここは出場して結果を出し、周りを納得させる、というのが最も手っ取り早いだろう。学生横綱の実力はプロでも通用するのか、それともプロの壁に跳ね返されるのか。そしてそもそも玉太田はまらずもうを取るのか。勝敗以前に、その動向から注目されてしまうのも、大物の宿命といえよう。


いよいよ10日(日)に迫ったまらずもう初場所。それぞれの力士の健闘に期待したい。

          (『まらずもう新聞』編集部)

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