初場所にむけての抱負（ほしの山）

　こんにちわ、ほしの山です。
　初場所は、ファンのみなさまのあたたかいご声援のおかげで、ひさびさに幕内に復帰することができました。ひと場所であっさり陥落などという事態にならぬよう、勝ち越しをめざしてせいいっぱい土俵をつとめたいと考えております。
　先場所は、好角家のみなさまから、わたくしのまらずもうぶりに対して「卑怯である」「正々堂々とまらずもうをとれ」「神意をゆがめている」などのきびしい叱責のお言葉をいただきました。「創意工夫」と「卑怯」とは紙一重のところにあることは重々承知いたしておりますが、今場所も「卑怯」にならないすれすれのところで「創意工夫」を追求していきたいと考えております。
　先日、はつもうでをかねて、富岡八幡宮に必勝祈願に行ってまいりました。境内の横綱力士碑、大関碑、連勝力士碑などにも立ち寄ってごあいさつをしてまいりましたが、大相撲が長い歴史を通じて人々に敬愛されているということを実感いたしました。まらずもう協会はまだまだ歴史の浅い団体ですが、大相撲を目標として日々努力しております。わたくしもまらずもう協会の一員として、いつの日かまらずもう横綱碑を富岡八幡宮の境内に奉納できる日を迎えることができますよう、いっそう努力しなければいけないと気持ちをあらたにしております。そのためにも、一番一番全力でまらずもうに取り組み、なおいっそう土俵を盛り上げていくことが必要であると思っております。
　それでは、ほしの山にあたたかいご声援をよろしくおねがいいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ほしの山万児郎