○玉椿(11-2)
「すまん、バタバタしとって自分の取組どころじゃないわ」と玉椿。横綱・汚痔の突然の引退、ヒットマンのごとく力士たちを襲撃する毛呂乃への対応、協会事務局はパニック状態のようだ。協会理事としての仕事をしながら、同時に力士として土俵に上がらなければならないのが辛いところ。「まあ、疲れまらのおかげで勃起はしてたけどね」 もう勝敗などはどうでもいい、という表情で暴れ毛呂乃の対応に追われていた。。
○毛呂乃(13-0)
「サカっての波動だい!」との掛け声とともに、轟音をたてて周囲のエネルギーを吸い込みはじめた毛呂乃のまら。『宇宙戦艦ヤマト』の波動砲は「艦自体を巨大砲身にして、小宇宙1つ分に匹敵するエネルギーを溜め込み、一気に一方方向へ押し出す」しくみ、その威力は「オーストラリア大陸と同程度の大きさの、木星の浮遊大陸を一撃で消滅させるほどの破壊力を持つ」らしい。じわじわ膨らんでいく毛呂乃のまらに、徐々に周囲の緊張が高まる。
夕方には、波動砲のエネルギー充填が完了したのか「4時、完遂」とのラインでメッセージが届く。そして協会事務局を混乱させたのが、同時に届いた以下のラインスタンプ。
ちんぽの絵なのは明らかなのだが、ちんぽが青ざめているのはなぜだろうか? 余った皮の先っぽが結んであるように見えるのはどういうわけなのか? 「この絵はどういう意味だ?」。騒然とする事務局。限界までエネルギーをためこんで、あとは膨大なエネルギーを爆発させるだけ、という脅しなのだろうか。「そういえば蒼狼からの報告がまだ届いてないぞ!」との声があがる。エネルギー充填の過程でベテランの幕内力士・蒼狼が毛呂乃のまらに吸い込まれてしまったのだろうか? 情報が錯綜しており、状況が把握できない。騒然とする周囲を尻目に、毛呂乃は溜めこんだエネルギーで爆発寸前のまらを屹立させたまま「眠くて仕方ない」と布団にもぐって高いびき。この緊迫した空気の中、「悪い奴ほどよく眠る」の言葉どおりひとりリラックスしている毛呂乃。このまらが爆発したら、世界はどんなふうになってしまうのか。
○蒼狼(7-1-5)
日中、連絡がとれなくなっていた蒼狼。毛呂乃のまらに呑みこまれたという情報もあり、安否が気づかわれていたが、夜になってようやく連絡がついた。やはり毛呂乃のまらの中にいるようだ。携帯電話の電波もつながり、いっしょに吸い込まれた家具や食料もそのへんにころがっており、むしろモンゴルのパオより住みごごちがよいらしい。連絡をうけた玉椿理事も生存が確認できて一安心だが「そうはいっても救出方法を考えんといかんなあ」と、本棚から『ピノッキオの冒険』をとりだし「んー、ピノキオって鯨の胃からどうやって脱出したんだっけ? 鼻をのばして胃をつきやぶったわけじゃないよなあ……」と調べものをはじめた様子。
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