― いよいよあさってが初日ですね。
(玉椿) 「長かったねえ」
― 例年ならいまごろ十三日目でしたからね。
(玉椿) 「日本相撲協会が中途半端に延期とか発表しちまったからね。そのあと結局中止にしてんだから、やることがちぐはぐだよね。いかにも日本人的なんだよね。場当たり的というか戦力の逐次投入的というか。そのあたりは、さすが国技を名乗るだけのことはあるよ」
ー まあまあ、落ち着いて。
(玉椿) 「んじゃ夏場所の展望の話でもしようか」
― まずは毛呂乃理事長の調子はどうでしょう?
(玉椿) 「よくわからんのだよ。弟子との濃厚接触が封じられて、ダッチ相手の稽古ばかりしてるっぽいからね。欲求不満がたまってるっぽくて、インタビューのときも機嫌は悪そうだったよ」
― 稽古不足ってことは今場所はいつもほど強くなさそうですか?
(玉椿) 「どうなんだろ? その不満を土俵にぶつけるかもしれんし、ぜんぜん読めん。まら自体はなんとなく強そうな気もするけど、ダッチ相手の稽古に夢中になって取組を忘れたりするかも」
― 対抗は金精山関ですかね。
(玉椿) 「金精山はずっとシコをやってるみたいだね。かれ、シコは好きみたいだし、なかなか好調そうにコメントしてたね」
― ではかなり期待できますね。
(玉椿) 「ただ、金精山は場所前に好調だと場所に入って星が伸びなくて、場所前調子が悪いと逆に勝てたりするから」
― あー……。
(玉椿) 「今場所は優勝ラインが11勝に下がるし、毛呂乃がこけたら金精山が対抗馬になるのは間違いないよ」
― さて、玉椿関はいかがでしょう。日曜日のインタビューでは好調ぶりをアピールなさっていましたが。
(玉椿) 「先週はけっこう勝ってたんだけど、今週に入ってから、ぱたっと勝てなくなったよ」
― え? まじすか?
(玉椿) 「うん。最悪の状態で場所入りするかもしれん」
― あきらかに調整ミスですね。
(玉椿) 「ってか三月場所が終わってから期間が空きすぎなんだよ。いつものパターンも崩れちまってまともな調整なんかできねえよ」
― 幕内は三者三様で苦しい調整になっているみたいですね。下位の力士たちはいかがですか?
(玉椿) 「まあ、いつもどおりじゃないかね。あいつらいつも負けてるし、今場所だけ急に強くなったりはしないだろ」
― まあそうですね。
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