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まらずもう物知り帳(11) まらずもうの横綱土俵入り

2009-12-28 08:31:25 | まらずもう物知り帳
【まらずもう物知り帳(11) まらずもうの横綱土俵入り】

 先日新弟子の雲虎を紹介しましたので、今回は横綱土俵入りについてお話します。まらずもうは現在横綱不在ですが(ちなみに、大関・関脇・小結の役力士もまだいません)、横綱が出た場合はまらずもうでも取組前に横綱土俵入りをすることになっています。大相撲でも雲龍型・不知火型といった型があるように、まらずもうの土俵入りにもいくつかの型があったようです。資料が少ないため、全ての型についてはっきりわかっているわけではないのですが、「雲虎型」についてはほぼ解明されています。

雲虎型の土俵入り

 まらずもうの横綱は、裸一貫、まらに綱を締めて土俵入りを行います。土俵中央で足を肩幅に開いて立ち、柏手を打つまでは大相撲と変わりありませんが、この先が大相撲とは違います。
 大相撲の雲竜型では、この後四股を踏んで腰をおろし、左手を胸に、右手を横やや前方に構えていわゆる「せり上がり」に入ります。せり上がりの意味については、下段の構え→中段の構え→上段の構えを連続して行う、とも言われています。
 これに対しまらずもうの雲虎型では四股を踏むことも腰を下ろすこともなく、立った姿勢のまま左手を胸に、右手を横やや前方に構えて「せり上がり」に入ります。まらずもうのせり上がりは大相撲とは違い、足の位置などは全く変化せず、「まら」だけが下段→中段→上段とせり上がるのです。綱を締めたまらがせり上がる土俵入りの姿は、それはそれは勇壮であったと伝えられています。
 近年、力士の「四股」が一般の方にもトレーニング効果があるとして注目されていますが、まらずもうの土俵入りの所作もまらのトレーニングには有効だと報告されています。皆さんもまらの健康管理のために、土俵入りを取り入れてみてはいかがでしょうか。


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入門希望、お問い合わせは日本まらずもう協会事務局

       ohnomatsu@mail.goo.ne.jp
まで。
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