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九州場所を振りかえる(令和五年)

2023-12-03 12:00:00 | 協会からのおしらせ

― ようやく九州場所の成績が確定しましたね。

(玉椿) 「好成績の力士が多かったね。わし以外は」

― 優勝は金精山関。ことし3回目の優勝でした。

(玉椿) 「毛呂乃と金精山が3回づつか。毛呂乃みたいな人外を相手に互角に渡り合ったんだから、金精山の健闘が光ったね」

― 年間最多勝は毛呂乃関の81勝。80勝超えは2年ぶりでした。

(玉椿) 「まあ、ふつうにやってれば90勝するからね。逆に本気を出すと負けるタイプだから、本気を出したのか9番だけだったってことだね」

― 前置きはこれくらいにして、各力士の相撲を順に振り返っていただきましょうか。

(玉椿) 「うむ」

 

<金精山>

― 優勝の金精山関の相撲で印象に残った相撲はどれですか? ご本人は毛呂乃関に稽古をつけてもらった翌日の一番を挙げていますが。


○金精山(10-0)

 周囲からすれば今場所もいつもどおり安定感のある相撲で着実に白星を重ねているように見える金精山。しかし、本人にしかわからない微妙な違和感があるらしく、相撲内容に納得がいかない表情。よどんだ流れを変えようと考えたか「久しぶりに師匠たる毛呂乃関のところに出稽古に行く。当然、肉棒という名の気合注入棒で精液という名の気合を注入されたおかげか、今日も全身まら状態の激しい勃起。さすが師匠である」と毛呂乃に喝を入れてもらって快勝。さて、この稽古であす以降の相撲内容がどう変わるのだろうか。あすの一番には注目である。


○金精山(11―0)

 先日の毛呂乃との稽古の効果がどのようなものか、ファンの注目が集まった一番。他人が外から見ているぶんには、ふだんと同じような相撲に見えるが、金精山本人は「毛呂乃関との稽古で着けられた種が効いていることを実感できる出来。さすが桁違いにすごい。師匠の凄さを実感」と大興奮。やはり本人にしかわからない繊細な感覚の違いがあるのだろう。


(玉椿) 「んー、本人の感覚からするとぜんぜん違うらしいんだけど、他人が見てもふだんとの違いがわからんのだよねえ」

― 玉椿委員が見てもわかりませんか。

(玉椿) 「わからん。いつもどおり堅実な相撲ぶりで着々と白星を伸ばしたように見える」

― もうちょっと本人からの解説があればいいんですけどねえ。

(玉椿) 「まあ、金精山は口べただからねえ」

― では、玉椿委員から見て、お気に入りの一番はどれになりますか?

(玉椿) 「五日目かなあ」


○金精山(5-0)

 「ホテルで全裸で寝て、快適な朝を迎える」とコメントは短いものの、開放感が伝わってくる。のびのびとした若々しい相撲で5連勝。


(玉椿) 「これもべつに派手な相撲じゃないんだけどさ、相撲内容が具体的に伝わってくるのってこの日くらいだからねえ。いつもみたいな修行僧っぽさがなくて、わかりやすい相撲だったとおもうよ」

 

<毛呂乃>

― 惜しくも優勝を逃された毛呂乃関の相撲内容はどうでしたか? 印象に残った相撲などはございますか?

(玉椿) 「んー、毛呂乃のお気に入りは十四日目のシンプルにすくすく勃起した相撲らしいね。んで、いちばん派手なのはその勢いのまま地球一周して自分の肛門にもどってきた千秋楽の相撲なんだろうねえ」


○毛呂乃(13―1)

 逆転優勝を目指しての14日目、毛呂乃のまらは伸びて伸びて、伸び続ける。「性器がまだ続いてます。これでもかというくらいギンギンでした」と、こう報告しているさなかにもひたすら伸び続ける無限勃起。どこまで何を目指してそこまで伸びるのか。毛呂乃の答えは明快、「男で!」たどり着く先は、理想の男であってほしい。大相撲同様、優勝決定は千秋楽までもつれ込む。

 

●毛呂乃(13―2)

 注目の千秋楽、金精山全勝で毛呂乃の優勝は今日の勝敗に関わらずなくなる結果となったが「おはようございます。きょうは見事なふにゃちんでした」とこれまたある意味衝撃の報告。前日の無限勃起で地の果てまで男を求め、辿り着いた先でふにゃふにゃになるほどに果てるとは、一体どんな相手に巡り会ったのか。「アナル、いい味!ホットにしました」と、ついにまらの突端が最高の男の最高の尻穴を探り当て、激しく熱い一夜を過ごす。こうなってしまうと毛呂乃、優勝そっちのけでプレイに没入、尻穴に没入してしまう。ついには毛呂乃自身、ぐったりのふにゃふにゃで朝を迎えることに。信じられない状態だが、「なんで?お、男で!!!」と満足げに自問自答。伸び切ったまらの突端で見つけただけに、どんな男か、毛呂乃本人には知りようがないが、とにもかくにも奇跡のような巡り合い、大のお気に入りの男。と、ここで全身疲労困憊の毛呂乃、ようやく気づく。尻が痛い、と。まらの感覚に意識を集中し切っていた結果気づかなかったのだが、尻を突き出してぐったり倒れ伏している毛呂乃には、いまもふにゃふにゃのまらが突き刺さっている。地平線のはるか彼方から。男を求めて無限に伸び続けたまらは、地球を一周して自身の尻を見つけたのだ。「どうよ?無能に笑ってしまいました」と理想の相手と思ったのが自分の尻だったという結末に、いささか自嘲気味。黒星になったが、今年最後の一番で4尺だったまらは4万kmに及び、そして、毛呂乃を骨抜きにできるのは毛呂乃であったことを示した千秋楽。優勝も逃し、何もかもが波乱含みで、令和5年のまらずもうも幕を閉じた。


― たしかにこの二日間は元気いっぱいでしたね。

 

<玉椿>

― 玉椿関は7連勝のあと8連敗。後半戦はどうしちゃったんですか?

(玉椿) 「実家に帰省しててさ。老人ふたりぐらしの生活に合わせるだろ。ばんめしが夕方の5時半だと、朝の3時くらいには空腹で目が覚めちまうんだ。なんか調子狂うよね」

― 今場所は健康診断の数値を気にしている様子が加齢を感じさせて印象的でしたね。


○玉椿(7-0)

 高血圧で2ヶ月に1度通院している玉椿。「さいきん上が130を超えるようになったんだが、どうも冬は血圧があがるらしいね。しょうがないね」と自分に甘いところをみせる。医者からは注意されなかったんですか?との問いに対しては「コレステロールの数値なんだけどさ、善玉も悪玉もいちおう基準値の範囲内なんだけど、範囲ぎりぎりくらいのレベルらしくて、悪玉と善玉の比率が悪いからもっと運動しろって言われたよ。ジムのメニューを増やさなくちゃいかんのかねえ。ランニングマシンやりすぎは膝とか足首とか痛めそうだし、バイク漕ぎを増やすかねえ」などと楽そうなメニューから考えるあたり、やはり自分に甘い。ちなみに相撲のほうは「まあ勝ちでいいかな」とのこと。


●玉椿(7―6)

 昨夜は元横綱の魔羅の川と焼肉屋へ。魔羅の川といえば現役時代は若さあふれる元気な相撲で鳴らしたが、いまや38歳。立派な中年である。「この歳になると、お互いに健康診断の数値が悪くなって、不健康ネタで酒がのめるようになるね。わしは尿酸値と血圧が高いけど、魔羅の川のほうはコレステロール値が高いみたいだよ。それだけ歳を重ねたってことだねえ」としみじみ。そんな不健康なふたりが焼肉屋。尿酸値が高いくせにレバーだのビールだのとプリン体を大量摂取して、けさは「ちょっと飲みすぎたかもね」と安定の黒星。


(玉椿) 「わしくらいの年齢だと健康診断の数値ネタで盛り上がれるけど、親世代になると『裏の家の○○さんの葬式に行ってきた』とか『おまえの小学校の同級生の●●くんのお父さんは心筋梗塞で急死して二日間だれも気付かなかった』とか訃報ネタが多くなるね。いちどわしが『あれ? ▼▼さんは生きてるんだっけ?』って聞いたら『勝手に殺すな。まだ元気だ』って怒られちまったよ」

― なるほど。玉椿委員は長生きしてくださいね。

(玉椿) 「うるせえ」

 

<大太刀>

― 大太刀関は12勝3敗の好成績でしたが、報告遅れで十両優勝を逃されました。

(玉椿) 「あいつ、報告が二日に一回ペースだからね。まとめて報告してるとこういう事故が起こりやすいよね」

― 毎日こまめに報告を習慣づけてほしい、と。

(玉椿) 「そうだねえ。一日あたりの文章量は多くて助かるんだが、それを減らしてもいいから毎日もらったほうがありがたいね」

― では、印象に残った相撲はどれになるでしょう?


○大太刀(5-0)

 うつ状態から回復すると、今日も今日とて飲み歩き。女友達がガールズバーで働き始めたという知らせをきいて歌舞伎町へ。かるく2時間ほど遊んでの感想は「まあ、トータルだと安くはないよ?でもこの内容なら普通に満足いくような内容だった。オーナーさんからは『よほど変なことしない限りは付き合いは今まで通りで大丈夫です』と言われてるので、今後も仲良くさせてもらおうかなと」と満足げ。けさはゆっくりと寝て9時の起床ではしっかりとサイズ良好、白星を確保。「というか今気づいたんですけど、今のところ誰も負けてないですね。これプレッシャーになるな…」


(玉椿) 「この相撲なんか生活が荒れてる感じがしてて好きだよ。さいきんの若いもんは不景気のせいもあって夜遊びしないやつが多いからね。どんどんお金を使って日本の景気を下支えしてほしいよ」

 

<播潟>

― さいごは播潟関。ここ二場所連続で6勝1敗。絶好調です。

(玉椿) 「逆に不安になるよね。ろうそくが消える前に一瞬輝く、みたいな話じゃないといいけど」

― では印象に残った相撲などを


○播潟(3-0)

 「勝ちました」といつもどおり淡々と報告。報道陣から「一言だけじゃ記事にならん。なにか変わったことはないのか」と問われると、しばらく考えたあげく、「古い韓国海苔の袋をあけたら、油が酸化したようなにおいになっていたので、捨てました」とのこと。それは食べないで正解だろう。

 

●播潟(5―1)

 「きのうは食べ過ぎて胃もたれしてます」と胃腸に血液を奪われ、まらに血が回らずとうとう負け。ちなみに食べたものは「昼は大盛りのナポリタンとハンバーグ200gとフライドポテト。夜はとんかつ定食とハムエッグ」だそうだ。47歳とは思えない旺盛な食欲。飢えた大学生のようなメニューである。


(玉椿) 「個人的に好きなのは韓国海苔の相撲。しみじみとした趣きがあるね」

― たしかにいい相撲ですね。

(玉椿) 「負けっぷりに感心したのは食べ過ぎた相撲かねえ。あれだけ食える胃袋があれば、そりゃ強いよ」

― 好調の原因は胃袋の若さですかね。

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