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幕内の結果(初日)

2012-07-08 20:00:01 | 取組結果

○ 摩羅の川(1-0)

 場所前のインタビューでは調子がいまひとつと答えていた摩羅の川。横綱として初日からの黒星は避けたいと、昨夜は嫁手製の「カツ丼」を食べて勢いをつける。今朝の取組は5時半頃と少し早め。目覚めた瞬間は出遅れた感が否めなかったが、それでもそこからグイグイと前に出る力強い取り組みで初日白星。しかし取組後のインタビューでは横綱に笑顔は無く「なんとか黒星発進は避けられました」と呟くようにコメントを残し、さっさと支度部屋へと引き上げていった。

 

○ 汚痔(1-0)

 綱獲りとなった汚痔、暑苦しくなってきたのでベッド→床→深夜一旦起床と最悪なパターンで立合いのタイミングを逃す。あまりに無造作な立ち合いだが、「実はすっかり初日である緊張感を持たずに二度寝をして先ほど起きました」と行きすぎた自然体が悪く作用した様子。だが前夜ウィンブルドン女子決勝を観ながら飲んだ梅酒のお陰で辛くも勝利を拾う。なんとか白星発進となった綱獲り大関、「明日からしっかり取組のイメージを持ちつつ寝ることにします」と気を引き締め直していた。

 

● 玉椿(0-1)

 場所前の稽古でも精彩を欠いていた玉椿。「さいきん忙しいせいか、どうもまらずもうに集中できねえんだよ」との言葉どおり、バイト先の仮眠室での睡眠時間30分という淡白な立合いから、あっさり土俵を割ってしまう。「相撲内容もよくないし、広報部長としての仕事ぶりも手抜きぎみだしな。ぜんぜんいいところがねえよな」と表情も暗い。観客席からの「しっかりしろ!」「それでも大関か!」などといったヤジにも無反応。疲れきった足取りで花道をあとにしていた。

 

● 蒼狼(0-1)

 蒼狼は重度のホームシック。「私はおやすみのない日本はきらいです。モンゴル…」と涙で枕を濡らす日々。そんな元気のない姿に「生活習慣のまったく違う異国でわけのわからんlことをやらされて、気分が落ち込むのはわかるけどさ、まらずもう力士なんだから、涙じゃなくて精液で枕を濡らしてほしいものだね」との厳しい声も。

 

○ 家満(1-0)

 初めての休場明けとなる家満、場所前の稽古もかなり不調とあって「でまともに取組できるか不安」とまで語っていたものの、そこは相撲の申し子。いざ土俵に上がるや、力士としての本能が目を覚ます。前日に見物に行ったスカイツリーに勝るとも劣らない豪快な勃起で105日ぶりの復帰戦勝利。場所前の不安を吹き飛ばし、復活ののろしを上げた。

 

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