京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

上達している証拠!

2018-02-28 17:59:45 | 着付教室
2月・・。
オリンピックに熱くなったり、寒さに気をとられている間に
あれよあれよという間に終わってしまい
3月春ですね

先日、催しが終わった翌日の定休日に、自分自身の古布のお細工物のお稽古に行ってきました。
私にとって気分転換にもなり、
先生からはお細工だけでなく教わることがとてもたくさんあるので、
我ながらしつこいくらいに長く通っています。

長くお稽古に通っているので、教えていただくお細工物はほとんど教わったのですが
今また、改めて自分の未熟さを感じ
まだまだだな~と思うこの頃・・・

最近は、新しいものを教わりながら
以前に教わったものを、もう一度最初からやり直したいと考えるようになりました。

習いかけの頃は、一つのお細工物を早くしあげたい
早く、先に進みたいと急いでいたように思います。

そうして仕上げたものを、今見直してみると
恥ずかしくなるようなものもあり・・・・
最近、もう一度、簡単だと思っていた作品を作り直してみると
以前夢中で縫っていた時よりわかってきたような気がします。

あ~、まだまだだな~~って。

布の選び方、色の合わせ方、縫うコツ、ポイント・・・いろんなことが
ここまで来て、やっとわかり始めた気がします。

サラッと習って、作品を数点作って「できた」「分かった」って
それではダメだったな・・って、実感です。


・・で、同じような声を、
着付け教室で、着付けを習ってくださっている皆さんから聞くことがあります。

ああ、おんなじだな・・って思います。


着物って、本来順番とやり方を覚えたら着られるものだと、私は思っています。
4回ほど習いに来てくださったら、なんとか形にはなります。

着られるようにはなりますが
意識の高い方は、着られるようになってから
逆に気になる部分が出てくるようで、
「私、前より下手になった気がします」なんておっしゃることも。

いえいえ、下手にはなってないのです。
そういう感覚が出てきたってことは上手になっている証拠なのだと思います。

着られただけで満足できていたものが
わかってくると、「もっと」が出てくるのです。
「もっと」が出てきたということは、上達しているからです・・って
着付け教室では皆さんに言ってます。
心の中では自分自身にも言い聞かせるように・・・

お細工物のお稽古でも
長く習っていることで、見えてくることや分かってくることがあります
布を触ったときの感覚、布の個性や性質などは、1年2年ではけっしてわからなかった・・・。

何でも数をこなすことや経験って大事だなと実感します。


衿合わせがうまくできません・・
おはしょりが汚いんです
帯揚の処理が・・・

こんなミニスランプに陥ったときが、ステップアップのチャンス
皆さん、頑張りましょね



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