京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

よそゆき感のある小紋

2017-10-28 15:07:06 | わきごのみ
10月もそろそろ終わりですが
「雨ばかり~」という印象の10月でしたね。

週末ごとの台風の影響で
今日予約をいただいていた着付けのお客様も、キャンセル・・
七五三や前撮りの予定の変更に、皆さん大わらわで、お気の毒でした。

ホントに恨めしいお天気・・・とぼやきたくもなります。


ぼやいていても仕方ないので、今日は気を取り直して、きれいなお着物でも見ましょう~~

小紋と一口に言っても、いろんな小紋があります。
柄や雰囲気によって、とってもカジュアルな感じがしたり
あらたまった感じであったり。

「小紋」を分かりやすく説明するとき
「柄の上下がなくて、同じ柄が繰り返しています」という説明をよくさせていただきます。

今日お目にかけるのは
一部分だけを見たら、一見、付け下げ?と思うような
一つの柄が大きめで、繰り返している小紋です。





ここだけ見たら、付け下げと見間違いそうですね





こんな柄が、繰り返して染められています。
よく見ると、秋の草花





仕立てると、柄がもう少し詰まってきますが、
こんな雰囲気の小紋でしたら、あまり重すぎない(格調高すぎない)袋帯を合わせても負けません。





秋のお茶会や、お食事会、美術館やお芝居を見に行ったりというときにぴったりです。

最近多くなってきたお友達だけや親しい方だけのパーティー形式など、
結婚式の軽めの披露宴にも、こんな小紋だと重すぎず軽すぎず・・
上品で季節感があって・・・
ステキかも。

この台風が行ってしまったら
お天気が続きますように

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