京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

特別視しないで・・・着る物ですから(^^;)

2015-06-16 13:27:35 | ひとりごと
蒸し暑い日が続いております。
先週末、定休日の間、ちょっと無駄に気を取られる事がありまして・・
(また、そのうちにブログにアップしようかなと思ってます

今日は気分一掃しての休み明けです


最近、呉服屋をしていて、感じることや自分の考えや価値観を
もしかしたら、変えなくてはいけないのかな・・・と思うことが
以前にもまして多くなってきた気がします。


イロイロとたくさんあるのですが、その一つ。

「腫れ物にさわる」ように着物を考えていらっしゃる方が、多くなってきたように思います。
このブログを検索してくださるワードに「着物の持ち運び方」がよく入ってきます。

皆さん、そんな事で悩んでいらっしゃるのね・・と、ブログ記事にして説明しましたが
最近では、「浴衣の持ち運び方」の検索ワードが入ってきました。


「浴衣を持ち運ぶ」って、そんなに特別な事なんだろうか・・・と感じてしまったのですが・・・。
こんな風に思うのは、呉服屋の私だから?
木綿のワンピース的発想でいい気がするのですが・・。
扱いなれないと、そうなのでしょうか。


それから、先週、着付けのお稽古中に生徒さんからお聞きした事です。
お知り合いの方から、3歳の甚平の扱い方、洗濯やしまい方を聞かれて
その質問自体に戸惑いながらも、ちゃんとアドバイスをしてさしあげたとか・・・

二人で顔を見合わせながら・・・
子供の甚平ですよね・・・木綿よね・・・普通でいいよね・・・って。


木綿のふだん着なのですから、Tシャツと同じ感覚を持っていただいたらいいように思います。


着物もそうなのです。
もちろん絹で、高価なものなので、大切に扱ってはいただきたいのですが
そんなに怖がらなくてもいいのになって感じます。

シミがついたら、プロがちゃんと取ってくれますし
しまいっぱなしにしたら、洋服だってしわになったり、思いもしないシミが出ていたりします。

大切な洋服は、たぶんタンスの一番下の引き出しの、一番下には入れないですよね。
同じ感覚で、もしも、収納するところに困ったら
和ダンスや桐のたんすでなくてもいいのです、お使いのタンスの”一番いい席”に入れてあげてください。


それに、高かったから・・・もったいないから・・・汚れると困るから・・・
と、着ないでおくほうが、かえってもったいないです。

洋服や靴なら、すぐに流行おくれになってしまいます。
着物も、着られるとき、着たいと思ったときが”旬”だと思います。


どうぞ、着物だからと怖がらないでください。
困ったときには、私たちが、アドバイス、お手伝いさせていただきますから・・・


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