京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

桜模様の白生地

2008-02-14 11:54:17 | わきごのみ
先日、桜の柄のお話しをしましたら
お世話になっている丹後ちりめんの問屋さんが
「お客様にご紹介下さい」と
早速、桜模様の白生地の写真を送って下さいました

(小長谷さんありがとうございます

その3枚の内の一枚です


最近、色無地も地紋(生地の柄)の楽しいものやステキなものが
少ないように思います。
白い生地から私好みの色に染めるのも、亦、たのしからずや…
着物のお誂えの第一歩かもしれません。

さて、
桜の地模様を染めるのだったら…
と、日本の色という本を開いてみました。
と名のついた色を抜き出してみたところ

「桜色」
「薄花桜」
「灰桜」
「桜紅色」
「桜すす竹色」
「桜鼠」
と、なんとも心豊かになるような色の名前が…


桜模様の生地を染める…

まず思いつくなら、優しい桜色!
いわゆるピンク系でしょうか・・・
ピンクといっても一言では表せなくて、桜色、桃色、鴾色、撫子色…
赤みかかったり、青味かかったり、黄味かかったり、灰かかったり…

年齢やその方の個性で様々な色が。

自分のイメージする「桜色の着物」
考えているだけで楽しくなりますね

まずは春のイメージで、優しいパステルカラーのピンクや黄色、
水色系や若草色などで染めたらやっぱりステキだろうなと思います。

でも、私だったら…
パステルカラーは・・ガラじゃない・・・

と、すると
「薄墨桜」をイメージして、グレー系に染めるかな・・・
帯は・・、あまり濃くない色、たとえばトーンのあった生成りっぽい色などで・・
でも、やっぱりピンクをちょっと入れてみたい・・
と、帯〆あたりに色を挿し・・

桜柄の帯留めや根付なんかも、いいですね。
髪の長い方ならば、髪飾りも
(う~ん、ショートカットの私は、桜のピアスもいいかも・・なんて)

頭の中で、どんどんコーディネートがふくらんでいく・・・

楽しいですよね・・・やっぱり
こんなこと考えるのって。


だから、きものやめられない

皆さんの「桜のきもの」のイメージ、よかったら聞かせてください

コメント (1)
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