お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

西国三十三か所巡礼の旅 21番 その①

2015年04月28日 16時35分55秒 | 旅先で
4月末なのにまるで夏のような日差しの中、途絶えていた巡礼に行ってきました。桜シーズンも終わりGWまでの束の間に1か月ぶりのお休みを取りました。4月初めは天候不順で雨ばかりの寒い日が続きましたがここ数日はまるで夏のような日差しです。JR嵯峨野線(本来の名称は山陰本線ですがいつのころからか嵯峨野線と呼びます。僕としてはとても不自然ですが・・)で亀岡に向かいます。20番札所は亀岡駅からバス+徒歩で20分くらいにある「穴太寺(あなおうじ)」です。嵯峨野線の電車も京都市内の観光地と同様で外国の方がたくさん乗っています。京都駅から嵐山へはバスを利用するよりも早いのでこちらがお奨めです。嵯峨嵐山駅(ここも本来は嵯峨駅だったのがいつの間にか嵯峨嵐山駅と呼びます。僕的にはここも不自然ですが利用する人にとっては解りやすいですね)で結構降りてゆきますがまだ数十人は降りません。亀岡まで行って保津川下りにでも乗るのかなと思いきや亀岡の一つ手前の馬堀で皆さん下車。この駅で降りてトロッコ列車に乗るんだ。納得。そして我々は亀岡で下車。バスでお寺の近くに向かいます。



しかし4月下旬でこの暑さ。バスを降りて10分ばかりでお寺に着きます。家にクルマがあってわざわざ電車とバスを乗り継ぎ歩いてくる人はまづいないでしょう。でもこれには理由があります。さておき



本堂にお参りして、朱印をいただき境内を拝観します。





小さなお寺ですが藤棚や牡丹があちこちに鉢植えされていて心がなごみます。本堂と書院を拝観。本堂には「涅槃釈迦像」があります。平たく言うと仏さんが布団をかけられて横になって寝ています。布団をめくって自分の病の箇所を撫でて自分にさすり返すとお釈迦様のご利益にあづかるというありがたい仏像です。僕は腰を、うちの奥さんは頭を(認知症にならないように?!とのこと)撫でてお参りします。そして書院へ。





地元に愛されているお寺だと感じます。帰りに書院の入り口の天井にツバメが巣作りをしています。そして書院の中をすーいすーいと飛び回っています。お寺の奥さんによると去年来ていたツバメが今年もまた来ているらしいとのこと。しばらくツバメ談義をしてお寺を辞します。バス停に行くも帰りのバスがないので亀岡の町まで歩いて戻ることにします。つづく。


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