お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

電車男 2013秋 電車三昧 その2

2013年09月09日 17時07分13秒 | 旅先で
スマイルホテルは朝食が7時からです。8時には長野駅に行かないといけないので7時ぴったしに食堂に行くと、すでに30人くらいの人たちが並んでいます。ここで食パンをトースターで焼いて、マーガリンと(給食みたいな)ジャムを塗って珈琲を飲んでしばし朝ごはんです。あとはお粥が用意されています。サラリーマン風や作業員風の人に交じって若いカップルもみなパンを齧っています。値段が値段だから納得します。でも今頃うちの奥さんは島宿でこだわりの朝食の筈です・・・。さてチェックアウトを済ませ長野駅へ。電車男の旅が始まります。



長野始発の直江津行普通列車「妙高1号」です。その昔、信越本線で特急「あさま」として人気を集めた「189系」電車です。長野新幹線の完成で華やかな特急列車からいまはローカルの普通電車として余生を送っています。車内はかなりくたびれていますが、元特急電車なのでリクライニングシートも健在です。乗車率はかなり低く、のんびりと信越線を進みます。



妙高高原の爽やかな朝の青空のもと軽快に坂道を登ってゆきます。さすが昔あの碓氷峠を行き来していた電車なので足取りも軽快です。ほぼ1時間の乗車で「189系」に満足した電車男は、信越線「新井」で下車します。お目当ては、この駅始発の「快速くびき野」です。



これまた特急電車を使用した快速です。18きっぷで堂々特急電車に乗れるわけです。この快速くびき野に使用されているのが新潟所属の「485系」です。その昔は全国津々浦々と走っていた特急電車ですが、今では定期列車で乗れるのは新潟周辺だけになってきました。特急の間合いで快速に使われていますが、今度の秋の時刻改正でどうなるかわからないので、はるばるここまでやってきたわけです。



外装もかなりくたびれています。これで特急だったらちょっと文句も出そうですが、電車男には味があっていい感じです。(変な人ですね。)新井から新潟行に乗車します。ご覧のようにガラガラです。



さすが特急電車だけに走り出すと快調です。びゅんびゅん飛ばして行きます。



上越市あたりは北陸新幹線の工事が順調に進んでいます。新幹線が開業すると在来線の信越線のこのあたりは第三セクターに移管されるので、そうなると青春18きっぷでは乗れなくなります。乗り納めも兼ねているわけです。直江津からは日本海沿いに北上します。快速と言えどほとんど特急並みのスピードで快調に走ります。





車窓には青い日本海が広がります。でも調子に乗ってこの電車にいつまでも乗っていると新潟まで行ってしまうので帰れなくなります。1時間ほどの乗車で柏崎に着きます。ここから今度は普通電車で直江津まで戻ります。自分でも呆れるくらい物好きですね。40分ほどで直江津に戻り、ここでしばし待つと



金沢行の特急「北越」がやってきます。なんと!これが数少ない国鉄色の485系です。これもたぶんこの秋でなくなる可能性があります。カメラでパチリ。列車が去ってしまうとお昼の時間です。直江津駅は今では残り少なくなってきた駅弁を販売している駅です。何種類かある中で、今丁度テレビの取材を受けたという「さけめし」を購入します。そうです電車男だけではなくて、この特急「北越」と駅弁が秋の旅番組で取り上げられるとかで撮影されていました。僕だけこんな変なことをしているわけではないんだと安心します。





次に乗るのも普通列車なので、ホームの端っこのベンチでお昼にします。お天気もよく、のんびりと駅弁を食べます。ここまではいい感じでした。台風がだんだん近づいて来てるのも知らない平和な電車男です。つづく。

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