半透明記録

もやもや日記

『HEROES/ヒーローズ』

2009年05月31日 | 映像



実は、地上波で毎週深夜に放送されていた第1シーズンから地道に見続けている海外ドラマ。突っ込みどころは満載ながら、なかなか面白いのです。


登場人物の多くは超能力者で、迫りくる危機から世界を救うため、協力し合ったり反目し合ったりしてドラマが進んで行きます。第1シーズンの危機は、ちなみに「ニューヨークでの核爆発」。これを阻止するために、時間を止められる能力者(日本人で、あの「ヤッター!」の人)や、空飛ぶ政治家、怪力美女、不死身のチアリーダーなどなどが複雑に関係し合います。それにしても、毎度のことながら、核を甘く見過ぎでは…? と思わないこともないですが、まあいい。第1シーズンは恐ろしく強引にまとめましたね、そりゃもうビックリでしたよ; 全く予測不能の超展開でした。いやー、すごかった。

そして私は今、ちょうど第2シーズンの終わりの方まで観たのですが、相変わらず突っ込みたいところがいっぱいです。なに、あの、1600年代の日本に対する奇天烈なイメージは…?? とか、クレア(美人?チアリーダー。とにかく、ごつい女の子)ったら第1シーズンの苦労も忘れて親父に対してむやみに反発し過ぎじゃない? とか、ミスター・マグルス(犬。すごいフカフカ)が可愛過ぎ、とか。いろいろ。先の展開が全く読めないのですが、なんとなく行き当たりばったりで設定やストーリーを考えているのではないだろうかと邪推してしまうほどに強引な展開が多いので、あれこれ予想するのは止めて、素直に楽しむことにしました。ちなみに第2シーズンの危機は、「ウィルス」がどうしたとかこうしたとか…よく分かりません。もうすぐ終わりそうなのに…どうなるの??


このドラマシリーズは、とにかく能力者たちの性格が無茶苦茶なので、目が離せません。ニキ(怪力で二重人格に苦しむ美女)などは、とてもイライラします。ピーター(能力を吸収する能力者。イケメン)もノロマ過ぎて腹が立ちますし、第2シーズンから登場のウェスト(空飛ぶ男の子。クレアのボーイフレンド)のストーカーっぷりにもゾッとします。
それに対して非能力者の登場人物には割といいやつが多いので、これは好感が持てますね。
インドからやってきた学者のモヒンダなんかは、いい人過ぎて死んじゃうんじゃないかといつもハラハラしてしまいます(だが意外に丈夫…重要な役だから?)。そしてまた、この人はハンサム過ぎてドキドキします。
日本のサラリーマンであるアンドウ君(ヒロの友達。韓国系の役者さん?が演じています)などは、一生懸命日本語で台詞をしゃべっているのですが(無意味にリアリティを追求したドラマ;)、吹き替えなしで聞いてみると時々何を言っているのかサッパリ分からないけど(せっかく日本語でしゃべっているのに吹き替えられてしまう件について……;)、一生懸命なのが伝わってきて、応援したくなります。いいやつなんだよなー、アンドウ君は。
あとは、ヒロの父親のカイト・ナカムラ(宇宙大作戦のヒカル・スールー役のジョージ・タケイさんが演じておられます)がいちいち格好良すぎますね。この人は能力者らしいのですが、なんの能力を持っているんだか全然披露されません。
しかし、総じて日本人が随分と好意的に描かれているあたりが、アメリカのドラマなのにちょっと不思議です。
アメリカ人の登場人物は、みんな悲惨なのですよ。不倫とか浮気とか隠し子とか、裏切りにまみれています。大丈夫なのでしょうか。アメリカ社会の暗部を目の当たりにするようです。まあただのドラマに過ぎないと言えばそれまでですが。



というわけで、私はいまスカパーのスーパードラマTVを契約しているので、そこでこのドラマを視聴中なわけですが、このあいだ第3シーズンが始まったところなので、どんどん先に進んでほしいです。グダグダだっていい。このドラマは、ストーリー以外のところに面白さがあるような気がする。とりあえず、途中で打ち切りになったりせずに無事に完結してほしいものです。




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