歯医者の話です。
私は火曜日の昼に歯の詰め物がひとつ脱落してしまったので、その日すぐに歯医者に予約を入れておきました。で、それが金曜日のお昼からということだったので、昨日歯医者に行ってきたわけですが、受付で「12時から予約していたntです♪」と名乗ると、驚いたことに「え…?? ntさん? 今日ですか? 今日は予約は入ってないですよ?」と言われました。
そ、そんなっ……!!
火曜日に電話したときは、もともと聞き間違えられやすい姓を持つ私は用心深く、「ntです。受診者番号(←診察カードに書いてある)はコレコレです」と名乗り、相手は「はい、ntmym(←フルネーム)さんですね☆ では、6/3の12時はいかがですか?」と言うので、「はい、6/3というと今週の金曜日ですね。それでお願いします!」と、きちんと復唱、確認をしたつもりだったのに、このありさまでござる…。受付で困惑する私と受付のお姉さんでしたが、ちょっと待ってくれれば先生に少しだけ口の中の状況を見てもらえるかもしれないと言うので、しばらく待ちました。み、見るだけか…それが何になる(^o^)!
困ったなーと思いつつも、心根の穏やかな私は(!)そのまま大人しく待ちました。ここの歯医者さんはいつも混雑しているので、待合場所から見える奥の診察室はこの日も大わらわの様子でした。忙しいんだなー。
10分ほど待って、一番奥の診察台に通されました。で、院長先生が対応してくれたのですが、どうやら見るだけではなく、ちゃっちゃと治療もしてくれるような雰囲気でした。そして先生は申し訳なさそうな顔で、「予約のことなんだけど、ごめんね、お名前を間違えて予約してたみたいで……(^_^;)」とおっしゃる。いやいやいや! あれだけ確認したのにそれはないと思いますぜ! でも、先生を責めても仕方がないし、誰にでも間違いはありますしね。それで私は「はあ、そうでしたか。こちらこそスミマセン」と寛大に受け流したというわけです。ともかく治療してもらえるようで助かった。
さて、私の患部ですが、どうやら内部で虫歯が進行したために詰め物が脱落したようでした。やっぱ欠けたままで放置してたのが悪かったんかなー。ちょっと削らないと駄目だと宣告されました。な、なんと…。
「じゃあ、ちょっと削りますから麻酔をかけますね♥」という先生の言葉に、私は心底驚愕して「えっ、そ、そんなにひどいですか!?」と聞き返そうと思いましたが、すでに口を大きく開けていた段階だったので、驚きの表情をしただけの私をよそに、先生はてきぱきと麻酔をかけ始めました。そして削られました。先生は結構深いかも、とかおっしゃってましたが、神経にさわる程には削らなかったような気がする。どっちかというと深部よりも縁を削っていたような感触。これっぽっちを削るだけで麻酔とか、大げさすぎないだろうか。それとも麻酔がかかっていて気付かなかっただけなのかな? 歯の感触って曖昧ですもんね。
私は歯を削られるのは実に10年ぶりくらいのことです。もっとかな、15年くらい? 前にも書いたかもしれませんが、当時かかっていた歯医者の先生がすごくスパルタで、「僕はそもそも麻酔はしない主義なんだ。虫歯を削るのに麻酔? ハハッ! 痛いのは当たり前だよ☆ こんなになるまで放っておいた自業自得ですよ、ニコニコ。でも痛かったら手を挙げてね(←ところが、集中しきった先生はそれをあんま見てない…みたいな……結局私は冷や汗を垂らして耐えた!)」という非常に朗らかで熱心な先生で、そこで鍛えられた私は「ちょっと削るだけで麻酔とか甘え」みたいな思想がすっかり染み付いてしまっているんですねー。でもその先生の腕はたしかで、私はそこで治療してもらった箇所については、その後なにも問題ありません。まあでも、今回の脱落部分も大昔に治療してずっとそのまま無事だった箇所だから、今後のことは分かりませんが。やはり日頃のメンテナンスが重要なんでしょうね。
しかし、うーん。抜歯などの時はともかく、少し削るだけなら麻酔はいらなかったかなー。私は我慢強いので暴れたりしないですよ。とか思いながら治療を受けていましたが、忙しいから効率を重視したいというこの先生の方針も理解できるのです。しょうがないやね。麻酔がなかなか切れなくて、昼飯は食い損ねました。
30分ほどでこの日の治療は終了。とりあえず仮詰めされました。もう一回くれば完全に終わるそうです。よかった。次の予約は無事に取れていることを祈る!!