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春の京都へ行ってきた

2012年04月15日 | 旅の記録





あー、どこか遠出したい……と思っていたところに、天の声が!



というわけで、京都へ行ってきました。お花見シーズン真最中であり、さすがの賑わいでしたよ。

さて、京都へ出掛けたのは、葵さんにお会いするためです。ちょうどご家族で京都へいらっしゃるとのことでお声をかけてくださいました。私は二つ返事で飛んで行きましたよ!
葵さんのところのお嬢さまには去年の秋にもお目にかかりましたが、そのとき私は首を傷めていて腕が上がらず、抱っこをさせてもらわなかったんですよね。それを残念がっていたら思ったよりも早くに次のチャンスが到来したというわけです(^o^) ありがとう、葵さん!!

待ち合せは円山公園でした。お花見のお客さんでぎっしりでしたけれども、しだれ桜の見える広場で無事合流。お嬢さまは前よりも大きくなって、ひとりで立派に歩き回っておいででした。カ~ワ~イ~イ~~

円山公園の桜はだいぶ散っていましたが、しだれ桜は見頃でしたね♪ 小道沿いにはずらりと出店が並んでいます。風は少しありましたが、青空も見えて気持ちのよい天気でした。


とことこ歩くお嬢さまと一緒に桜の周りをひとしきり歩いた後、公園そばの【長楽館】でお茶してきました。

建物がカッコイイんです。デコデコしていて、いいですね、とても!



内装もとても素敵で、あちこちにステンドグラスが嵌っていました。
テーブルさえも、こんな感じに。



桜のショートケーキがおいしかったです!


夕方まで【長楽館】でおしゃべりして、それから祗園のあたりをぶらぶらしました。途中でお嬢さまはベビーカーの中でぐっすりとお休みになり、我々が夕食をいただいている間ずっと起きてこられませんでしたね。たくさん歩いてお疲れだったのでしょう。ともかく、ものすごく可愛い子です! ショートケーキにのっかった苺を召し上がっていましたが、その様子が愛らしかったなあ。そういう幼児の苺を食べるのが可愛いという話は枕草子にもあったよね、なんて葵さんらしい発言に、私はしみじみと感じ入りましたですよ(^_^) 私のクラスメートの方々は皆さんこんな感じなんですが、私はそういうところがとても好きなんですよねー。麗しい人たちだわ。


夕食は【西利】の上のレストランでいただきます。私はここが好きなので、ことあるごとに行ってしまう……。でも、お漬け物のお寿司が美しくておいしいんですよね~。昨日も食べてしまいましたわ。



こんな「5貫入りお持ち帰り用弁当」もあったのでお土産に買って帰りました。
写真が暗くてよく分かりませんが、具はすべて漬け物なんですよ!


半年ぶりくらいでお会いした葵さんとは、昨日はずいぶん楽しくお話しさせてもらいました。漫画や映画のお話で盛り上がりましたね☆ 彼女は昔からとても面白い人だったけれども、相変わらず面白いんだなあ~! まだ話し足りなかったので、また今度続きを聞かせてもらいたいところです(^_^)
そして、可愛かった!! 葵さんは元々お人形のように可愛らしいので、お嬢さまを抱えているところなんかは、もうダブルで可愛かったです。

夕食後にお目覚めのお嬢さまを、私も抱っこさせてもらいましたよ♪ はあはあ、かわいい! ひたすらに可愛い! と、可愛いを連発しながら、心ゆくまで抱っこさせてもらいました。お嬢さま、私にもニコニコと笑いかけてくださってどうもありがとう~!

はー、楽しかった♪♪



春の京都は賑やかです。
よし、次はどこ行こうかな!






無限に拡大しておく

2012年02月24日 | 旅の記録





木曜日は、一時帰国中のI氏とAkikoさん夫妻が京都へ立ち寄ってくれたので会いに行ってきました。2年ぶりくらいの再会です。

前回会った時には、一家はI氏とAkikoさん、それからまだ2歳くらいだった男の子のH君と3人でした。あの時はもうひとりの友人onagaさんも一緒だったし楽しかったな。今度は、H君は4歳半になっていて、7ケ月の女の子Hちゃん(あ、ふたりともHだわ。ともに可愛く美しいお名前です)も加わりました。みんな元気そうで、幸せそうでなにより、なにより。けどI氏はちょっと肥えたって言ってたな。「ちょっとした中年太りだから大丈夫」ってどっかで聞いたような台詞だけど、そう思ってたら思わぬ重病にかかってたりするんだぜ~~!(迫真)…まあお互い気をつけないとね。いつの間にそんな歳になりましたね(^_^;)ウフフ


I氏一家とは昼食をご一緒しましたが、とにかく久しぶりに会ったH君は可愛くてたまりませんでした。彼はとにかく超絶フレンドリーなお子さんで、私に会うなりニッコリと「マユミチャ~ン!」と寄ってきて手を繋いでくれました。

(´∀`*)ギャー!カワエエ~☆

そして、彼は新幹線が好きらしく始終新幹線やお寿司(お寿司屋さんに新幹線の形をした器があって…?)のお話を一生懸命にしてくれるのですが、ごめん、おばちゃんは半分くらいしか分からなかったや(^_^;) でも君が可愛いことはよく分かったぜ!

H君の可愛さはとどまることを知らず、食事中もしきりに私のお相手をしてくれます。お子さまランチに付属していた「アンパンマンのかばお」の指人形を持ち、「見てみて! ほら、ヒュ~~ン! いなくなっちゃった☆」と解説付き小芝居を見せてくれるH君。カワエエ~~☆ 

H君は歩いている間中、ずっと私の手を握っていてくれましたが、ご両親が東京行きの新幹線の時刻を調べている間、「好きだから、ドーーーン!」とか言って私に体当りをかましてきました。3回くらい連続で。しかもぶつかったあとで、ギュッとしがみついてくるH君。

ぐはっ!!Σ(=´o`=*)★

私もかれこれ35年くらい生きてきましたが、男性からこんなに直接的に情熱的に(文字通り体当りで)アタックされたのは初めてであります! 言うまでもなく、私は最初の一撃でノックアウトですわ。うはー、かわええのう!! ああ、かわいい、なんてかわいいんだろうか! そんな4歳半にして率直で男前なH君は、妹のHちゃんが寝ている間は起こさないように「し~!」と小声で話すという優しさを発揮していました。お父さんやお母さんに似て優しい子だね。

生まれて7ケ月の女の子、Hちゃんの方はお食事中は寝ておいででしたが、食べ終わったちょうどそのころにお目ざめでした。まだとても小さくて、この子もまためちゃくちゃ可愛い。くりくりしたその目が私と合うとニコニコしてくれます。この家の兄妹は実にフレンドリーですね。それはお母さんに似たのかもね。I氏はいつもニコニコしてる印象があるし、実際とてもいい奴だけど、結構人見知りするタイプだと思う。私もそうだから分かる!(私はニコニコすらしてないし、あからさまな人見知りだが…) まあとにかく、男の子も女の子も両親のいいところを受け継いで、すくすく育っておるようですね! ほほほ、その調子ですわよ!



さて、I氏やAkikoさんともあれこれとお話ししましたよ。二人とも私が昨年末に病気したことをすごく心配していましたが、相変わらず馬鹿気て元気そうな私と実際に会ったら安心してくれたんじゃないかと思います。私の方ではおふたりについて何も心配したことなんてないですが、しばらく会わないうちに、ふたりは軽い言い合いをするようになっていて、そこは少し変わったなと。
「もー、仲良くしなよ~」なんて私は彼らに言いましたが、実のところ、気遣いが服を着て歩いているようなAkikoさんがこんなに自己主張をするのは、それだけI氏に打ち解けているということなのでしょうね。そのまませいぜい仲良くしててくれや! いや、ほんと、それが私の喜びなのですよ。



I氏一家とは、3時間くらいでお別れしました。

I氏も、Akikoさんも、最初はそれぞれが私の大事な友人で、会えれば嬉しいし別れるのはいつも寂しいものでした。それがI氏とAkikoさんがふたりになったら、会える喜びは2倍に、別れる寂しさもまた2倍になりました。H君が生まれてからは3倍に。木曜日はHちゃんが加わって4倍に。

Akikoさんも別れを惜しんでくれましたが(H君もすごく惜しんでくれた! 私も一緒に新幹線に乗ると思ってたのかな?^^)、別れたあと、予想はしていましたが私も恐ろしいほどに寂しくなりました。人と別れたあとに電車に乗るという行為は、いつも私を感傷的にさせて寂しさを加速させるので、しばらく京都駅付近をぶらぶらしてから帰途につきましたが、全然効果はありませんでした。逆方向に列車が進んでいきます。ああ、距離がまたしても開いていくぜ。…新快速じゃ速すぎたか。快速にすべきだったかな(感傷の度合いは不思議と速度に比例するから)……新幹線だったら泣いてたな、京都大阪間でそれはないけど……。で、まあ、これを書いている今もまだとても寂しい。

彼らと私とのあいだに横たわる距離を思うと気が遠くなる。その気になればメールだって電話だってできるし、互いの消息はたとえばこのブログ上でだって確認できる、会いに行こうと思えば行けないことだってない便利な世の中に生きてはいるけれども、それでも、もしももっと身近に、いつでも気軽に会えるようなところにいられたらどんなにいいだろうと思わずにはいられませんね。

あんまり寂しくなったので、私は木曜日の思い出を、これまで積み重ねてきた彼らとの思い出を、私たちのあいだに広がるこの広い空間に敷き並べてやり過ごすことにしました。思い出がたくさんあるから、次に会えるその時がたとえばちょっと遠くても、楽しい思い出を無限に拡大すれば…


と思ったのですが、思い出を取り出せば取り出すほど、寂しさが募るばかりでした。うん、でも、そうね。この恐ろしいまでの寂しさ、つまり会いたさこそが、必ずや私たちをまた引き合わせてくれるということを私は知っているから大丈夫。会いたいと思っていれば、必ずまた会えるものです。だから盛大に寂しがっておくことにしよう。おい、私は寂しいぞ! また会いにきてよねっ!

まあでも、ほんとうに今回はわざわざ会いにきてくれて、ありがとう(^_^)♪
あ、それからたくさんお土産をもらっちゃって、それもどうもありがとう! それはまた別記事でまとめま~す♪ いつもいい物、珍しい物ばかりをありがとう~! 



ともあれ、まずは久しぶりの日本を楽しんでくれたまえ!






御堂筋イルミネーション

2012年01月07日 | 旅の記録




昨日はkajiさんとお会いしてきました。新年のご挨拶&私の快気祝いをしてくださいましたよ。どうもありがとうございました~(^o^)/



待ち合せは久しぶりに淀屋橋。御堂筋沿いの趣のある喫茶店で軽食をとりながら、軽々と5時間も語り合ってしまいました。『輪るピングドラム』が終わったので、おもにそれについて。kajiさんにはkajiさんの見方があって、面白かったなあ! あとは市川春子さんの漫画の話とか、「少女漫画を描くには?」「そもそも少女漫画とはなにか」を考察したりとか、映画の話とか、アニメの話(ピンドラが終わってしまった今、これから何を観たらいいのか困る…)とか、いつも通りに盛り上がりました。kajiさんとは本当に話が合うので5時間程度では全然足らなかったわ~。めちゃくちゃ楽しかったです。いつもありがとうございます!

喫茶店では、私はコーヒーとクラブハウスサンドのセットをいただきましたが、お昼ご飯を食べてから行ったので「食べられないかも」とか言いながらも結局はもりもりと食べ尽くしてしまいました。美味しかったです。関西へ来てからというもの、お友達に連れられて素敵な喫茶店へ入ることが多くなったので私は楽しい。かつてはドトールなどのチェーン店一辺倒だった私ですが、レトロな内装のお店はかなり落ち着けるということを発見いたしました。あちこちのお店を覚えておきたいところです(^_^)


気がついたら夜になっていたので、そろそろとお店をあとにし、御堂筋沿いを少し歩いてみました。御堂筋では銀杏並木が電飾されておりまして、それがなかなか幻想的に美しいのでした。こんなイベントをやっていたなんて、私は知らなかった!

 【御堂筋イルミネーション:OSAKA-INFO 大阪観光情報
 開催地:御堂筋 淀屋橋交差点~新橋交差点 約1.9km 
 開催期間:2011/12/14(水) - 2012/1/22(日)


イルミネーションは、淀屋橋から心斎橋までの1.9kmの距離を延々とまっすぐに続いています。そして各区画ごとに青や緑、黄色にピンク、白、赤など、違った色合いの電飾が付いているので、歩くごとに変化を楽しめます。また、電飾が銀杏の樹のてっぺんから幹に這わせてあるので、樹の形によってはくねくねと曲がっていたりして、何とも言えない味わいがありましたね。これは良いイベントです。



 ↑ 並木の下の植え込みにも電飾がある。




 ↑ 木の幹に赤いリボンが結ばれて、さらに赤い電飾。可愛い。
  ここでは東日本大震災の復興を願うメッセージも光っていました。
  赤と白は日の丸をイメージしているのだそうです。


淀屋橋から少し歩くだけのつもりが、ついつい終着の心斎橋まで行ってしまいました。夜の町並み、ビルのガラスに映るイルミネーションを見るのも楽しかった。ぶらぶら歩きは楽しいなあ!



せっかく元気になったことだし、今年もあちこち出かけてみるぞ~!(^o^)





神戸に行ってきた

2011年10月14日 | 旅の記録

かっこいい「みなと元町駅」出口。


でも、外壁しかない。壁の向こうに地下鉄入口あり。







昨日はyukiさんと一緒に、神戸三宮と元町辺りをぶらぶらしてきました(^_^) 神戸はいい、神戸は!

あいにくの曇り空で、途中ぱらぱらと小雨が降ったりもしましたが、あちこち歩き回って楽しく街をめぐりました。元町周辺には、古い建物がたくさん残っていて、そういうのを見るだけでも面白いです。港町には、洋風のかっこいい建築物が多いですね。いいですね。

よく見て歩くと、ときどきこんな面白い装飾も見つかります。


これはどこかの保険屋さんの建物の入り口。
扉の取っ手に「ひよこ」の模様が入っています。なにそれ、かわいい!


こちら↓も変わった建物。解体途中なのか、改装途中なのか、ちょっと判断がつかなかった。



壁面に階段状の装飾。
角はこんな感じ↓。



さらに奥の方には、三角の装飾あり。



それにしても、このあたりは歩道が広くて気持ちがいいなあ。元町は綺麗で歩きやすいとyukiさんがおっしゃいますが、私も同感であります。混みごみしていなくて、落ち着いて歩くことができるんですよね。建物はいちいちカッコイイし。晴れてても、雨でも、楽しい!



さて、yukiさんとはお昼に三宮で待ち合せ、ランチをご一緒し、街に数多く点在する雑貨屋さんなどを見て歩き、落ち着いた喫茶店で美味しいコーヒーを味わい、前にyukiさんに連れて行ってもらったイタリアンのお店へまた連れて行ってもらい夕食まで楽しみました。yukiさん、たくさんの素敵なお店を教えてくださって、いつもありがとうございます♪♪


お昼ご飯は、とある軽食喫茶でいただきましたが、ハンバーグランチを頼んだら、ハンバーグの乗ったお皿がすごく可愛かったです。真ん中に小さな家と豚、皿の縁は茶色で、そこへ鶏やら馬やらの絵が描かれています。すごく落ち着いたファンシーデザイン。やばい、この皿、欲しい。とか思いながら、いただきました。おいしかったです! そしてお財布にも優しかったです!
私はここで、最近ハマったアニメの話を延々続けました。ピングドラムの面白さについて、昼から熱くなりすぎたかなと、反省はしていません!(えっ)


元町には私の好きな感じのアンティークなお店がたくさんあって、相当にわくわくしてしまいました。お店に並んだ綺麗な品物を眺めているだけで満足です。とくに、ある古着屋さんなどは、少しも古着に見えないお洋服を、かなりお手頃な価格で、しかも上品なデザインのものばかりを置いてあって、あのお店にはまた行きたいところですね。


夕方にひとやすみのために入った喫茶店は、yukiさんのおすすめのところで、炭酸コーヒーみたいなメニューがあるらしいので、前々から連れて行ってもらいたいと思っていたお店でした。残念ながら、炭酸コーヒーは夏限定メニューだそうで、9月いっぱいで終了したとのこと……うっ、惜しい! ギリギリ間に合わなかった!!
けれども、「モカ」を頼んだら、とても美味しかったです。静かで落ち着いた喫茶店でした。私はここでは、yukiさんに色々な映画をおすすめしておきました。とりあえず今度、テリー・ギリアムの『未来世紀ブラジル』を観ようということで、話はまとまりました。あれはオススメ。



街歩きのその合間にはたくさんおしゃべりして、私はまた少しyukiさんにお近づきになれたのではないかと思います。その人が真剣に考えている問題があるとして、私はそういうことこそを聞きたいといつも思っているのですが、yukiさんはそれを話してくださいます。面白かった。でも、まだ聞き足りなかった。全然時間が足りなかった。
yukiさんがお話ししてくださる途中で、私は「それはどうしてですか? どういうことですか?」と何度も何度もたずねたりして、きっと鬱陶しかったと思いますが、私の執拗な問いかけ攻撃はこんなところでは終わらないので、次回も我慢して下さいね…(^_^;) どうしてなのか、それはどういうことなのかを知りたいのです。yukiさんの考えていることは、私の考えていることにも通じていると思うのです。


というわけで、近いうちにまたお茶(という名の討論会)をいたしましょう☆ 昨日はどうもありがとうございました! おつかれさまでした~♪♪










8月16日 京都2日目

2011年08月26日 | 旅の記録



【2日目のルート】
貴船神社→祗園→四条河原町→京都駅





夏の京都旅行、2日目。
朝早くに起きて、さっそく行動開始。この日は午前中のうちに貴船神社まで行く予定だったので、まず、二条からJRで京都駅まで行き、荷物を預けることに。早朝の二条城周辺には、夏休み時期にも関わらず出勤途中らしい方々や、ジョギングする健康的な人たちがいました。空はやや曇り。曇っていてくれれば、少しは涼しくなるだろうかと思いつつ、すぐに京都駅に到着。

ロッカーに荷物を預けたら、バスで出町柳まで行くために、路線と時刻を確認。それから、私は帰りの特急列車の切符を購入。お盆だから取れないだろうと思いきや、予想に反して座席はまだがら空きだったので、Mちゃん達と同じ車両の後ろの席を指定しておきました。ラッシュに当たらなかったようで助かった。
バスの時刻までは少し間があったので、ポルタの中の喫茶店で軽く朝食をとる。


京都からバスで30分、出町柳で降りて、今度は京阪電鉄の「叡山電車」に乗り換えます。夏休みとあって、「鞍馬」や「貴船神社」へ行くらしい我々と同じような観光客で電車の中はいっぱいでした。田舎の緑あふれる景色の中をゆるゆると進んでいって、30分ほどで「貴船神社」に到着。

私は貴船神社は来たことがある。大学時代の研修旅行で来て、鮎茶漬けを食べたんだ。懐かしいのう。



貴船神社ではあまり写真を撮りませんでしたが、一通りのルートはまわりました。山の中の割に車が激しく行き来する狭い道をてくてくと上らなくてはなりませんでしたが、朝早く来たおかげか空いていたのでよかったです。
一応せっかくここまで来たことですし、縁結び関係のお願いもしておきました。普段からお参りする習慣のない私は、この日もいい加減にとりあえずのお参りをしようと思っていたのですが、Mちゃん達から祈願の作法のあれこれを教えてもらい、勉強になりましたね。なんか、住所とか言わないと神様も願いを叶えに来るのが大変になっちゃうらしい。それから、大まかな願いと具体的な願いの、お願いする順序や配分にもいろいろらしかったですね。まあ、結局私は曖昧な(しかし壮大な)ことを祈願しただけに終わりましたが(^_^;)


道沿いには川が流れていて、その川面の上に床が作ってあり、そこでご飯を食べたりできるんですね。歩きながらのぞいていたら、(朝から)流し素麺をしているお客さんを目撃しました。ちょっと楽しそう!

屋根も設置して、薄暗くした内部に提灯がいくつも灯っているのは、とても美しかったです。




また、川からは冷気が漂ってきて、山はいいなあ! という感慨に浸ることができました。山はいいねえ! 山は! しかし、このあたりは涼しかったですが湿っぽく、私はやっぱり汗だくになりましたよ。あまりに汗をかいたのと、小銭を作りたかったのとで、自販機で冷たい飲み物を買ってみたら、そのあまりの冷えっぷりに驚かされました。すごく冷たい! でもおいしかった~~!


昼ころに貴船神社をあとにしました。ちょうど帰りの電車が来たところだったので飛び乗りましたところ、車両真ん中あたりの座席が窓の方をむいている観光用の電車のようでした。秋に乗ったら紅葉が美しいだろうなあ。帰りの電車は往きと違って空いていて、時折まだ混雑が続く「鞍馬方面」の電車とすれ違いながら静かに走り、私は少しうとうとしてしまいました。


再び出町柳。Oさんがこの近くの大福屋さんに行きたいと言うので、ちょっと行ってみました。暑い暑い京都の真夏日にも関わらず、有名なお菓子やさんであるという「ふたば」の店先は行列していました。たしかに「まめ大福」はおいしそうです。しかし、暑い。私は寒い時期に来て買うことにする…


ここからバスで、前日に引き続き、再び「祗園」へ。

お昼ご飯を食べに、前夜に食べ損ねた「西利」へと向かいます。この日はちゃんと入れた(^o^)

*漬け物の「西利」の漬け物のお寿司。


ここは以前、私が友人に連れてきてもらったお店です。お寿司の具である漬け物が色鮮やかで美しく、さっぱりとした味わいでおいしかったので、また行きたいなあと思っていたのです。

初日にMちゃんやOさんと話していて、関西在住歴の長い私に「どこかおすすめの場所とかってある??」と聞かれましたが、疎い私は答えられず、何の役にも立ちませんでした。しかし、なにかの折りにふとこの「西利の漬け物のお寿司がね…」と申しましたら、Oさんが食いついてくれたわけです。なにかすごく琴線に触れたらしい。前夜はあと少しのところでオーダー時間を過ぎてしまって入れなかったので、この日の昼は無事に入店できてよかった。

夏らしい爽やかさで、相変わらず美味しかったです。また行きたいなあ!




お昼を食べて、祗園、河原町とお土産を見て歩き、帰りの特急まではまだ少し早かったですが、京都駅へ帰りました。ここでも冷房の激しく効いた喫茶店で冷たいお飲物などを飲み、しばし休憩し、そのままサンダーバードへ乗り込みました。眠かった。かなりウトウトしました。3時間ほどで富山に到着。



私はここからまだ普通列車に乗らねばならなかったので、MちゃんとOさんとは降りたホームでお別れしました。おつかれさま☆

お誘いいただいて、おかげさまで楽しい京都を味わえました!
どうもありがとう~♪♪\(^o^)/









8月15日 京都1日目

2011年08月25日 | 旅の記録





【1日目のルート】
嵐山(天龍寺→よーじやカフェ)→二条城→祗園



高校時代の友人Mちゃんと、我々が所属していた部の後輩Oさんが、夏休みに広島と京都に旅行するというので私もお誘いいただきました。が、私は広島は今回は遠慮して、京都から合流することに。


阪急線で嵐山まで乗りました。大阪の自宅からはほんの1時間ほどで、意外なほどに近かったです。やっぱ関西は阪急が便利だぜ~。

*阪急嵐山駅ホーム




*阪急嵐山駅駅舎



嵐山駅からしばらく歩くと、有名な「渡月橋」があります。



私はこの橋を渡るのは初めてかも!(でももしかしたら渡ったことがあるかな…私はいつも記憶が定かでない。嵐山も来たことがあるようなないような微妙な既視感を感じましたし;)








先に「鈴虫寺」へ行ってきたというMちゃんOさんとは「天龍寺」で待ち合せでした。
無事に合流して(さりげなくOさんとは15年ぶりくらいの再会でしたが、彼女は全然変わってませんでした^o^ 相変わらず面白い人です)、さっそく「天龍寺」の内部を拝観します。

*天龍寺




この日はとても暑い一日でしたが、書院で座ってぼんやりしていたら、心地よい風が通り抜けて行って、嵐山は涼しいんだなあと感じます。お盆休みのせいか、観光客でいっぱいでしたが、落ち着いて見て回ることができました。









お庭もぐるぐると見て回って、天龍寺をあとにします。


時刻はおやつ時でしたが、観光地だけあって人がたくさん行き来していました。お茶を飲みたいと思うものの、なかなかお店に入れそうにありません。しかしとりあえず、「よーじやカフェ」に入ることに決めて、予約して、20分ほどで入れたでしょうか。

私は抹茶ミルクフロートを頼みました。



この飲み物は大変においしかったですが、通された席があいにく空調の真下で、冷気が上からびゅーびゅー吹き付けてくるので、入店するなりヒンヤリしたところへ更に冷たい飲み物など頼んでしまって、身体は冷えに冷えました。寒かったなあ。省エネなんて何のその、今回の旅程を通して、京都の建物内は全体的に寒かったような気がします。
「よーじやカフェ」で売られていた最中は形が「ようじや」のあの顔の形をしていて可愛らしく、買えばよかったとあとになって悔やまれました……。



休憩しているうちに夕方になったので、今度はJR線で「二条」まで移動します。二条城のそばに宿を取ってもらってあったのです。

こういう狭い露地にある町家風の宿でした。


完全セルフサービス。布団を並べて敷いて寝たりすると、なんだか学生時代の合宿を思い出すようで、楽しかったですね!

落ち着いた、小洒落た内装が施してありました。今風。




二階もある。けど…階段が急すぎるので使わなかった!!




宿で一休みした後、「祗園」へ向かいます。
大人しくバスで移動すればいいところを、私はなんとなく地下鉄でも行けるような気がしたので、地下鉄駅のある方角に当たりをつけてふらふらと歩き出し(←どうしてこんな勘に頼った行動をとるのかは、我ながら謎)、お疲れのお二人をさらに歩かせ(二人はこの日広島から移動してきているというのに…)、結局二条のあたりから「烏丸丸太町」まで連れ回してしまいました。結構時間がかかりましたね。スミマセン……(^_^;)まーでも方角は合ってましたかね。。。

さらに、地下鉄では「烏丸」で降りて、「祗園」までさらに歩く、歩く……。ご、ごめんよ!! 京都へは何度も来ているというのにガイドにもならない私。反省しております;


さて「祗園」では、ちらほらと浴衣姿の若者を目にしながら、あちらこちらのお店を覗いてぶらぶらしてみました。ガーゼの手ぬぐいのお店が流行っているようで、そういうところを中心に物色しましたが、柄が豊富で面白かったです。

「祗園」に着いたのが遅かったために、当初夕飯を食べる予定だった漬け物屋さんの「西利」の上のレストランは閉店してしまい、我々はあてもなく夜の祗園を彷徨いました。
最終的には、少々高級感が漂っていましたが、他に選べなかったので、花小路通の料亭(?)で夕食となりました。たまの京都だし、贅沢してもいいですよ; 私はステーキ御膳を頼みましたが、美味しかったです!



真っ暗な通りでふと見上げると、空の低いところに大きな月がかかっていました。





帰りはバスで、1日目は終了。
風呂に入ってすぐに布団に入りましたが、私はどういうわけか寝付けず、夜中の2時くらいまで寝入りそうになってはハッと目を覚まし、うんうん唸りながら転げ回っていました。そのうちにひとりで起きているのが恐ろしくなってきて、「なぜ誰も起きないんだ…(←注:深夜です) ほ、ほんとに寝てるのか?? どうして少しの身動きもしないんだろう…も、もしかして、MちゃんもOも寝てるように見えるけど……ギャー!」という訳の分からないおかしな妄想にとらわれたりしていました。夜って怖いですよね。


しかし、それでも疲れて寝てしまい、翌朝は6時過ぎに起床。
京都旅行はもう一日続きます!









記憶の宝石箱

2011年07月29日 | 旅の記録






昨日は、ユキさんと梅田でお茶をしてきたのですが、ある話題で大盛り上がりになりました。
それは、私たちが子供時代に売られていた【宝石箱】というアイスのことです。黒いパッケージに煌めくグリーンの宝石という大胆なデザインで、私は子供心にもその箱の美しさに夢中になったものです。【宝石箱】の中身も非常に洒落ていて、バニラアイスの中に色付きの氷が宝石のように散りばめられているという、恐ろしくロマンチックな食べ物でした。うーむ、懐かしい!!

調べてみると、この【宝石箱】は雪印の製品だったようで、現在は生産していないらしい。もったいない! 売ってたら買うのに!! 復活してくれ~~!


もうひとつアイスで「おお! こりゃまた懐かしい!!」と盛り上がったのは、メロンを象った容器に入ったメロンシャーベットです。蓋にはヘタが付いていて、そこを持って開けるんですね。私はそのアイスも好きでしたわ! リンゴや梨、イチゴなど、果物の形をした容器というものに、私は今でもとても魅かれますけれども、その原点はここにあるのかもしれません。このメロンシャーベットは今でも売られているんでしょうかね? 売ってたらやっぱりこれも買うわ~。うちの近所では見たことがないけれど、情報をお持ちの方、ご連絡くださいませ!

懐かしい食べ物の話題って、盛り上がりますよね(^_^)





というわけで、昨日もユキさんとは楽しくとても過ごさせてもらいました。いつもありがとうございます!

ユキさんとはお昼ご飯からご一緒したのですが、ジュンク堂(堂島アバンザ)の近くにある夜はきっと高級なバーになるっぽい雰囲気のあるお店でランチをいただきました。パンも手打ちパスタもすっごく美味しかった! また行きたい!

それから、まだバーゲンの最終段階にある洋服屋さんなども見て回りましたが、私の知らないお店をいくつか教えてもらいました。いずれもとても可愛らしい服屋さんだったので、今度また行ってみようっと! 私は大阪駅ビルに新しく出来た「ルクエ」の中で服とか買っちまったぜ! お買い得でした(^_^)♪

また、大阪駅ガード下にある【山本珈琲】という喫茶店にも連れて行ってもらいましたが、ここが非常に居心地がいい! 喫茶店が少ないために、しょっちゅう困っている私は、今度からここへ来ることにしようかと思います。店内の装飾も良く、メニューもお手頃感で、これは良いところを教えてもらいました(^o^)!

私もようやく大阪マスターになれそうかも~~☆
(今頃…何年住んでるのかと…^^;)



それから、ジュンク堂(茶屋町の方)でブラブラして、岩波からまたまた欲しい本がいくつか出ているのを確認しましたが、積んである本の量が増えに増えているので、ひとまず見送り……いつまで見送れるかは分かりませんが、とりあえず積み本を解消することを心に誓いました。読まなきゃ……!
ユキさんからオススメ本を教えてほしいと言われたので、いくつかご紹介しましたが、なにもロートの『果てしなき逃走』を勧めることはなかったかなと反省。いえ、これは私の大好きな小説なんですが、なんて言うか暗いですからね。あーでも面白いんですよ、ほんとに! ポジティブ本のネタはとっくに尽きてしまったので、これからお勧めする本は、もれなく暗いものになるかと思われます(^_^;)あれ既に十分暗かったですって? ハハハハハ…!



夜は、kajiさんとも合流して、kajiさんから台湾マンゴーのお裾分けをいただきました。完熟していてすごく美味しそうであります! これからいただきます! わ~い、わ~い☆

夜、3人が合流した【イナズマコーヒー】(弁天町)の美味しいコーヒーは、昨日も美味しかったです(^_^) コーヒーが入った丸いガラスの容器から、席でカップになみなみとコーヒーを注いでもらったのが楽しかったですね! クロックムッシュも美味しかったわ~。次はBLTにします!




一年を通してこの時期が、私にとってはやる気元気ともにもっとも低下する頃なのですが、人と会って楽しく過ごせば、健やかに乗り切れそうですね(^_^)
暑さにめげずに、あちこち出かけるぞ~~!



ユキさん、kajiさん、昨日もどうもありがとうございました☆☆







【東京】7月10日(日)

2011年07月17日 | 旅の記録





【東京日記】(最終)の内容
*日本橋界隈をブラブラ
*東京都現代美術館でフレデリック・バック展
*神保町をふらふら


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3日目の晩ホテルへ宿泊するのに、神田明神の前を通りかかった。
夜。

そして翌朝。


ホテルでの宿泊は、私の期待していたほどのものではなかったけれど、この夜、東京へ来て初めて独りっきりになったのだという事実に驚愕しました。それまではほとんど絶え間なく人と会っていましたから。

独りになったので、疲れていたから早く寝たかったけれども、買ってあった漫画などを読んで、風呂にも2度入り、ぐだぐだゆっくりと過ごしたのです。

翌朝も早く起き出して、早速行動開始です。



まずは、東京駅へ出て、ロッカーに荷物を預けておきます。今度は迷わずに銀の鈴およびその近くのコインロッカーを見つけることができました。このあたりはとても綺麗に改装されていて、東京駅が首都の玄関口としてますます立派に生まれ変わろうとしている様が見て取れました。お土産物やお弁当売り場なんかが充実して、便利になりましたよね。



さて、東京駅を八重洲口から地上に出て、とことこ歩いて日本橋へ向かいます。日本橋あたりは私が東京に居た頃から再開発が徐々に始まっていましたが、聞く所によると最近はそれがずいぶん進んだんだそうです。それは見に行かないと!

*八重洲口からの東京駅。


*前の位置から脇にずれた大丸。

大丸デパートビルが脇にどいたおかげで、皇居までの風通しが一気に良くなったことは、一目瞭然でした。


*日本橋








懐かしい。
一時期、職場がこのあたりにありました。


*刃物の木屋 跡地。


な、なくなっている…!
と思いきや、向かいの新しい商業ビルに移転したそうです。

それが、この「コレド宝町」


「タロー書房」も一緒に入ってますね。
「コレド宝町」のビルの裏手も、新しい建物が建つらしく建設中でありました。このあたりは本当に建設ラッシュですね。



タロー書房で本を買うと貰える、あのカッコイイ栞は今でも貰えるんだろうか。たしかめたかったけれども、まだ開店前(早起きし過ぎ)。


さて、ここから「三越前」まで戻って、半蔵門線で「清澄白河」を目指します。10時半に駅で待ち合わせているのです。


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半蔵門線で「三越前」から「清澄白河」までは3駅ほどで、私は朝から散々ブラブラしたにもかかわらず、まだ待ち合せ時刻には間がありました。そこで、「清澄白河」で降りてから、さらに少しだけ街歩きをしてみました。

*ひがしふかがわばし


「ひがしふかがわばし」という小さな橋のたもとには、藤棚とベンチが設置してあったので、私はここでしばらくぼんやりと橋の上の鳩のナンパが成功するかどうかを眺めていました。

橋の向こうには、巨大な塔が見えたのですが、あれはもしや今話題の「スカイツリー」でしょうか!?



写真ではうまく分かりませんけれども、肉眼で見ると、遠近感が狂ったみたいに、ものすごく巨大に見えました。これは壮観だ。

鳩のナンパが成功しなかったのを確認して、そろそろ待ち合せ場所に行く。



駅に戻ると、まだ時間には早かったのに、ペーチャさんは既においででした。東京都現代美術館へはペーチャさんとご一緒します(^_^)

現代美術館へ行く目的は、現在開催中の「フレデリック・バック展」です。フレデリック・バックは『木を植えた男』という有名なアニメーション作品を作った人です。私はまだその作品を観たことはないのですが、前日行った三鷹の「星と森と絵本の家」で、絵本版の『木を植えた男』で予習はしてありました。ふふふ。



「フレデリック・バック展」では、彼の絵やイラスト、アニメーション作品がたくさん展示してありました。雑誌や冊子、テレビなど、色々な仕事をした彼は、その仕事ごとに作品のスタイルも随分と変わって、同じ人の手によるものだということは、言われないと分からない感じでした。

私が特に気に入ったのは、海の絵のシリーズです。少し暗い色調の海を描いた絵の具の作品がいくつかあり、その中でも、波打ち際の絵がいつまでも心に残りそうです。

波打ち際を、波が寄せて返しています。遠くには岩場があって、波はいくぶん高い。砂浜を打ちつけては引いていった波の、砂の上に引ききらずまだ薄く水を残している表面に空の青が映っている。その映った空の青いのが、忘れがたいです。美しい絵だなあ。

それから、先住民の暮らしを描いたシリーズも好きです。それから、ポスターも好きです。基本的には、塗り方や線の引き方の巧みさに私は注目していたのですが、あとでペーチャさんから聞いたら、私は人物が描かれている絵に関心があるように見えたそうです。そう言われるとそういう気がしてきましたが、自分ではそういうつもりはなかったのに、人からはそういう風に見えるっていうのは面白いですよね!

イラストやスケッチが面白かったのはもちろんですが、アニメーション作品のコーナーもとても興味深かったことは言うまでもありません。数多い作品のそれぞれで、さまざまなテクニックが駆使されているらしく、とても勉強になりました。

とにかく、作品を観てみないとな。



フレデリック・バックは、年を取るにつれて、自然動物保護や平和主義に激しく傾いて行ったように感じられましたが、それはやはり「世界を写し取る作業」をしつづけた結果によるものなのでしょうか。世界の美しいものとそうでないものを描きつづけていけば、美しいものだけを残したいという気持ちになるということですかね。少なくとも、残すべき美しいものは確かに存在する、というような意識は、作品から私の方まで伝わってきたような気がします。


*お土産に買ったポストカード。鳥が飛んでいる。







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「フレデリック・バック展」のボリュームが予想以上に大きかったので、全部観るのに時間がかかってしまいました。午前中に入館したのに、出たのは午後。

お昼ご飯を食べに、今度は神保町へ移動しました。実は私は前から神保町のロシア料理店に行ってみたかったのです。ペーチャさんなら付き合ってくれると思った! 提案してみたら、ペーチャさんは優しいので快諾してくださいました(^_^;)へへへ、ちょっとゴリ押し。


で、神保町のすずらん通りにある【ろしあ亭】というロシアレストランに入りました。この日は日曜日でしたが、ランチもやっていましたよ! そこでもちろんランチを注文してみたわけです。

ランチにも数種類ありまして、ボルシチはどのランチにも入っていたように思いますが、定番のビーフストロガノフやつぼ焼きなどのなかから、私は牛タンシチューのセットを選びました。

赤いポテトサラダに、ボルシチ、パン2種、牛タンのシチュー、デザートというコースです。ボルシチとシチューというと汁物ばかりというようにも思えますが、牛タンのシチューのボリュームがすごくて、私はかなりお腹いっぱいになりました。そして、すごく美味しかった!!

デザートは、桃のような味の黄色いゲル状のもので、とろとろ甘くて美味しかったです(ゲルとか言うとアレかもしれませんが;)。また行きたいなあ!



ご飯も食べたし、ここは神保町なので、とりあえず本屋へ行っておきました。集英社文庫でラテンアメリカ文学シリーズが復活するとか、岩波の新刊とか、そのあたりをチェックしたかったのです。こういうのは大阪でも出来ますけれども、お友達のおすすめを聞いたりしながらあれこれ見る方が楽しいですよね。というわけで、楽しかった。読みたい本がまた増えた。

それから、お茶をしながらペーチャさんとさまざまなことについて語り合い、気がつけば夕方。私は夜7時半くらいの新幹線で帰る予定でしたが、その時刻が迫っていました。ついでに、と言って送って下さったペーチャさんとは、東京駅でお別れして、私は東京にも別れを告げました。

ペーチャさん、暑い中、どうもありがとうございました~! またよろしくお願いします!!





帰りの新幹線のなかで、私はコーヒーの引換券を持っていたので、静岡に入ったあたりで車内販売のお姉さんにコーヒーをお願いしようかしら…と思いつつ、小田原を最後に記憶が途切れ、気付いたのは京都。ちょうど「車内販売終了のお知らせ」がアナウンスされているところで目が覚めたのでした。む、無念……しかし、よく寝たな。

新大阪へ着いたら、日が変わってしまいそうな時刻でしたが、ごろごろと荷物を引き摺って無事に帰宅できました。今回もいろいろとお土産をもらってしまいましたね~。いろんな人に会ってもらったし、楽しい時間を過ごさせてもらいました。東京の様子も久しぶりに楽しめたし、充実していたな。


ただいま、大阪!
東京へはまたそのうち行きますよ!!











【東京】7月9日(土)

2011年07月15日 | 旅の記録

JR三鷹駅。





【東京日記】(その3)の内容
*友人に三鷹の国立天文台へ連れて行ってもらう
*吉祥寺をブラブラ


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土曜日。東京3日目。

ようやく週末になり、私は2日間お世話になったY女史のお宅をあとにして、もう1泊は御茶ノ水にホテルを取ってありました。この日は昼前から大学時代からの友人onagaさんと待ち合わせているので、その前に御茶ノ水へ移動してホテルへ荷物を預けてきました。

待ち合せは三鷹。御茶ノ水からは中央線ですぐです。朝から汗だくになって荷物を引っ張って歩いたので、少々疲れましたが、天気がよくてなにより!

三鷹駅に11時、無事にonagaさんと合流。駅前のカフェで軽く食事をしたあとで、バスに乗って三鷹の国立天文台へ向かいました。私は三鷹の街に下りるのは、たぶん初めてのことでしたが、落ち着いた感じのいい街ですね。

バスでしばらく乗っていくと、国立天文台前に着き、入り口の受付で入場の記名をします。すると、パンフレットと簡易のワッペンを手渡され、ワッペンは見学者であることが分かるように、目立つところに貼るんだそうです。私は上着の腹のあたりに貼っておきました。これで、よし。

国立天文台の見学者コースには、人影もほとんどなく、静かで、暑かったけれども心地よかったです。大きな木がたくさん植わっていて、空も青くて、天文台で、ロマンチックですよね。onagaさんの提案は、いつも非常に文化的なので感心してしまいます。




以下、国立天文台の写真をダイジェストでどうぞ!

*第一赤道儀室




*屈折望遠鏡と丸い天井部


天井に開いた隙間の部分は、開閉式で、土曜日に開くんだそうです。この日は土曜日、運が良かった。係の若い男性が、丁寧に赤道儀室の仕組みや歴史、その目的などを説明してくれました。なるほどなあ。黒点を観測するんだそうですよ。実際にこの時の太陽の様子を見せてもらいました。黒点、ありましたよ。米粒みたいな黒点でしたが、大きさは地球と同じくらいはあるんだそうです。宇宙って壮大だなあ!!

*壁面の歯車


部屋のあちらこちらに歯車が設置してあり、赤道儀室のあらゆる設備は手動で動かすらしいです。びっくり! でもこの赤道儀室はとても古い建物なので、なるほど納得。


*アインシュタイン塔までの小道


鬱蒼としておりました。でも静か。虫がたくさんいました。

*アインシュタイン塔(太陽塔望遠鏡)


ここもまた鬱蒼としております。内部には入れません。かなりおどろおどろしい印象。立ち入り禁止の仕切りの手前には、なぜか造花の赤いチューリップの残骸が散らばっていました。……ワクワク! 絶対なんか(事件が)ある!!


*大赤道儀室(天文台歴史館)の天井


ここでも係の若い男性がいろいろと説明してくれます。
この大赤道儀室も歴史は古く、設置された望遠鏡もまた、さきほどの第一と同じくらいに古いんだそうです。そして、こちらの方が建物も望遠鏡も大きい。それなのに、やっぱり天井(木製である)や望遠鏡の位置を動かすのは、人力! よく見ると、ここにもあちこちに歯車が付いていました。

現在は展示のみとなっていますが、かつては実際に望遠鏡を覗き込んだりもできたそうで、その映像資料を見せてもらいましたが、どでかい望遠鏡を人がえっさほいさと押して動かしている様子には、たいへんなロマンを感じてしまいました。美しいですね~。

*歴史館(1階)






大赤道儀室の下の階へ下りてみると、恐らくここも学習的な施設なのでしょうが、節電中なのかお休みなのか、どの機械も動いていませんでした。
でも、このフロアのつくりはアジトみたいでかっこよかったです。


*旧図書庫






ここも入れません。が、ものすごく趣のある建物です。玄関脇にある階段がちょっと珍しいほどの簡素さでした。玄関から向かって左手の壁面には、ところどころ金属の棒が突き出していることにonagaさんが気付いたのですが、あれはいったい何だったのでしょうか。ここの施設はなにかと謎に満ちていますね。

*テニスコートから見える大赤道儀室


*ゴーチェ子午環




手前の「子午儀資料館」といい、この「ゴーチェ子午環」といい、さらにこの奥の「天文機器資料館」といい、内部にはさまざまな子午儀や機器を展示してあるのですが、ほとんど物置状態で、よく分からず…おまけに入り口がガラス張りで中にも入れないので、ますますよく分からなかったです。まあ、とにかく色々な装置があるみたいでしたよ。

途中では、ほとんど誰とも会わない。
ほんとうに人が居ない。
穴場ですね。



さて、天文台の見学コースはだいたい見ましたが、ここへ来た目的はまだ別にもあって、敷地内にある「三鷹市 星と森と絵本の家」に行ってみることでした。そこには絵本がたくさん置いてあって、読み放題らしいのです。

独立した、まだ新しい建物の内部は日本家屋を再現してあるようで、畳でも板張りでも、懐かしい感じがして面白かったです。そして、適度に涼しいものですから、私は気持ち良くなって、うとうとしながらいくつかの絵本を読んできました。面白かった。

庭の部分ではなにやら工作などのイベントもやっているようで、子供が元気に遊んでいます。ブランコに乗ったままひっくり返った女の子が大騒ぎをして、ああ、あんなことってあったよなあ。





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夕方に「星と森と絵本の家」および天文台から出て、またバスに乗り、三鷹方面へ帰ります。それから今度は吉祥寺に移動して、手芸のお店やレトログッズのお店など、街をぶらぶらと歩きました。ここは人がいっぱい。さすが吉祥寺!

*いただきもの


途中の雑貨屋さんでonagaさんに買ってもらった黒猫のマドラー(たぶん。あの、飲み物を混ぜる棒)。首がめちゃくちゃ長くて可愛い☆ 顔つきも最高です♪ どうもありがとう~~!!


*また古本を買う


とある素敵な古本屋さんで、ホレーニアの『白羊宮の火星』が売られていたので、思わず買ってしまいました。意外と安かった。ぐふふ…。ナチスから発禁処分にされたというので興味があったのですが、ちょっと読んでみましたら、私の好きな幻想小説でした。冒頭から降霊会で生き霊を呼び出したとか書いてました。
この古本屋さんには他にもピエール・ルイスのアレも割と安価で置いてあったのですが、この時は断念!(少し疲れていた…今は後悔している) そのうちに取り寄せるかもしれません。ははは!



街をぶらついていたら、またお腹が空いてきたので、夕飯はそのまま吉祥寺で食べることにしました。onagaさんが行ったことのあるという「ダルジャン」というイタリアンのお店に案内してもらいましたが、かなり落ち着いた、レトロな雰囲気のお店で、私も気に入りました! こういうとこ、好きですね!

ゴルゴンゾーラのニョッキと、生ハムのピザをひとつずつ頼んで、美味しくいただきました♪ 美味しかった~~。チーズって美味しいなあ! しかし、かなり満腹になりました。私は東京へ来て以来、ひたすらに食べつづけていたので、さすがにそろそろ肥えてきたという感触がありましたね。3日でも太りますね。会う人会う人から「痩せたね!」と言われつづけていたので、やっとちょうどいいくらいになってきましたかね。




onagaさんとは夜まで楽しく過ごしました。いつもありがとう! 元気そうで良かったなあ(^_^)

onagaさんと私とは趣味はいくらか合うものの、意見や思想はまるで違うと思うのですが、それでも、いやそれ故に、私はこの人に愛情を抱かずにはおれません。この人は正真正銘の知性と教養を備え、気さくで優しい人柄、理想に向かう厳しく実際的な態度、その一方でとても傷つきやすかったりもするんですね。きっと優しすぎるんだろうと思う。それだけが心配。
人間的に魅力的というだけでなくて彼女を愛する理由は、この人が私の駄目さ加減を、私の暗闇をよく知っていてくれるところにもあるかもしれません。それで私は安心するのです。心の一部を預ってくれているのではないかと思う、それで滅多に会わなくても、言葉を交わすことさえ稀でも、ふとした瞬間にこの人のことが思い浮かぶんじゃないかな。onagaさんは、私のそういう友人のひとりです。

楽しかった! どうもありがとう!!






最終日は東京都現代美術館へ行ってきました!(つづく)








【東京】7月8日(金)

2011年07月13日 | 旅の記録

東京駅から有楽町駅の間は、近い。







【東京日記】(その2)の内容
*有楽町で初対面のお友達に会う
*夜は五反田のスペイン料理店で食事


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二日目の朝は早い時間から有楽町へ出ました。お昼にお友達と待ち合わせていたのです。

その人とはこの日初めて会うのですが、どういう風に知り合ったのかというと、私がこのところハマっているアメーバピグといういわゆるセカンドライフのような仮想空間で、不思議なご縁で仲良くなったのでした。で、私が今度東京へ行くとお話ししたら、それなら、と会うことに。たのしみ~~☆


待ち合せはお昼過ぎだったので、午前中から有楽町に着いてしまった私は、大好きな有楽町の街をブラブラしました。うっかりプランタン銀座に入ったら、ここも目下バーゲン中で、前日ストールを買った私はそれでもう満足していたはずなのに、なぜかまたまた羽織ものを買ってしまったのです。暑くて、判断力が……へへへ。


それから昔から私のお気に入りの東京国際フォーラムの鯨の骨の下で、ベンチに座ってうつらうつらとしていたら、待ち合せの時刻となりました。初対面の人と会うのは、なかなか大変ですよね。お互いの特徴をあらかじめお知らせしておいて、それっぽい人を探さなくてはなりませんから。

しかし、私はこれまでに何度もネットで知り合った方々とリアルで待ち合わせて、ちゃんと会えた実績があるので心配はしていませんでした。

それにアメピグとはアバターを設定して遊ぶものなのですが、先方には「私の外見はこのピグにそっくりだから、すぐに分かりますよ!」とお伝えしてあったのです(^_^)



ほら、……「そっくり」、ですよね……?(^o^;)ハハハ!

そっくりだったからか、服装などの特徴もお伝えしてあったからなのか、ともかくその方とは無事に会うことに成功! はじめまして!



その、ちいさんとは、そのままお昼ご飯を食べ、有楽町から東京方面へブラブラ歩きながらお茶したりもして、お昼から夕方まで絶え間なくおしゃべりして盛り上がってしまいました。やっぱり気が合うわ~♪

ちいさんはネット上でもホンワカした優しい感じの方でしたが、リアルでもそのまんまでした! 歌を歌ったりなさるそうで、明るくって楽しくって、実に素敵な方でした。

一方、私の方は、ネット上では割と明るい性格なんですが(←ですよね?)、リアルでは根の暗さを初対面から存分に発揮してしまい、ちいさんを驚かせてしまったかもしれません。嫌だわ、私ったら……。どうしてこんなに暗いのかしら;


それにしても、新しく人と知り合うというのは、いつでもとても刺激的なものですね。物事に対する考え方や、好みなどは全然違うのに、お話ししているととても楽しい。私はちいさんのお話を聞いて、初めて【東京ディズニーランド】に興味を持ちました。今まで何度か行ったことがあるのに、いまいちその面白さが分からんかったけど、なんか分かって来た! やっぱり好きなもののことを熱心に語られると、面白いですよね~。

そんなこんなで激しく盛り上がっていたら、すっかり夕方になってしまいました。少しも話し足りていないので、残念でしかたがありませんでしたが、私はこのあとに用事があったので、ちいさんとは有楽町でお別れです。

お土産をいただいてしまいました☆



カワイイ~♪ いい香りの石けんです!
ちいさん、どうもありがとうございました~~!!
ちいさんとは、いつか一緒にアトラクションとか行きたいなぁ(^o^)



そう言えば、ちいさんは私に「のっとサン」というニックネームを付けて下さいました。嬉しい☆☆ だって、ほら、いいですよね、「ノット」。響きがいいや♪

ノット。not。knot。何事も否定から入り、速さに憧れる私にはぴったりの名前です(^o^)





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有楽町を午後6時少し前に出て、山手線で五反田を目指します。

実は、今回の上京の目的は、この五反田でのお食事会。私が東京に居た頃とてもお世話になった上司が退職なさるというので、その記念のお食事会に私も呼ばれたのでした。

場所は、五反田のスペイン料理店【ジローナ】。ここはY女史に前に連れて行ってもらったことのあるお店で、ものすごく美味しいので、私はまた行きたかったのです。シーザーサラダが異常に旨いのです。

会には、退職なさる所長(←と私はずっとお呼びしている)と、Y女史がご一緒です。去年は3人でチェコ料理店に行ったっけ。まあ、いつものメンバーという感じですね。私はこのお二人からはたいへんに可愛がっていただいているので、感謝のしようもないほどです。ありがたいことです!


さて、【ジローナ】では、なにもかもが美味しかったです! あー、やっぱり美味しいなあ! うーん、うーん、でもお腹いっぱいでこれ以上入らないなあ!

というくらいに満腹になるまで、いただきました(^_^)
ここのお店は、お酒も豊富な種類を用意していて、ワインやシェリーなどを数種類ずついただいて、そちらも満足でした♪ ところで、知らなかったんですけど、シェリーって白ワインを樽で寝かせた、みたいなお酒なんですってね! へ~、へ~!


所長もY女史も、お変わりなく面白くって、私は愉快でした。所長のお仕事の専門的なお話をうかがうのが前から好きでしたが、退職なさったらゆっくり旅行でも行かれるといいなあ。なんて思ってたんですけど、所長の「退職記念」だったはずのこの会、実は計画している途中で目的が大幅に変更されて、所長はまだもう1年延長して働かれることになったのでした……。えっ、あれっ、「退職記念」じゃないですね; 普通の「お食事会」になりましたね; ははは、じゃあ、来年また開きましょうかね~(^o^)

と言って、所長とは駅前でお別れしてきました。
お元気そうでなによりでした!






帰りはふたたびY女史のお宅へお邪魔します。
またまた私は図々しくも高級ベッドで寝させてもらい、快適に、快適に2晩目を過ごしたのでありました。
Y女史のご親切には感謝感激しております! どうもありがとうございました♪

あれもこれもとお世話になりっぱなしで恐縮しきりでしたが、いつかなにか私にもお返しができたらいいなあ。





土曜日は三鷹に行った!(つづく)