曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

ホンダ・CR-Zを試乗したことを思い出す(後編)

2013-11-24 22:29:50 | クルマ
風邪を引いたらしく、頭が痛いです。今日は蔵出し試乗記ホンダ・CR-Z後編です。

・・・・・

ホンダCカードのキャッシュバックを入れてもらいに、いつものホンダカーズへ行った。ついでに、またCR-Zを試乗させてもらった。いつもより長めの試乗コースで、じっくり味わうことができた。少なくとも前回よりは。

前回のレポートでは、「運転席から右前下部の視界がよい。首を曲げると右前のフェンダーが少し見え、車両の大きさが分かりやすい」と書いたが、あれはウソでした。右前のフェンダーは見えません。

車両感覚がつかみやすい。キャビンを絞っているせいもあるだろうけど、ストリームより横幅が狭く感じる。実際には4.5センチCR-Zのほうが幅広。フロントウィンドウが寝てる割に、前方の景色は遠くない。

やっぱり着座位置が低い。地を這うような視点の低さはないが。

前回「他の計器は普通のLEDだと思っていたのだが、全体的に儚げに発光している」と書いたが、やはりなにか仕掛けがあるらしい。レンズ効果のあるメーターフードとか。

エアコンが全力運転してて、ほとんどアイドリングストップしなかった。冷えてきた後半、ようやく止まるようになった。ちらっと見たとき、バッテリーメーターは3つだった。

ハンドルの径が小さい。NSXに使うはずだったというのは本当らしく、車格より上な感じの(失礼)かなりガッチリしたハンドルだ。

モーターアシストをあまり感じないのに、気づくと68km/h出てました…50km/hで流れてる道で…すみません…。インサイトの方がモーターが目立つ感じだったなあ。エンジンが大きくなったから、相対的にモーター(インサイトと同じ)が目立たなくなったのか。

ブレーキの効きがやたらといい。踏み始めからカックンみたいな。車体が軽くてすぐ止まる感じ。

アクセルを踏み込んだ時の感触がいい。引っ掛かりとか、踏力に対する反力が一定で、スーッと入る。この感触が気持ちいい。

そして、加速のレスポンスもいい。踏んだらその通りに加速する。ストリームで帰る時、すごいもどかしい感じがした。

ハンドルは軽くはないんだけど、反力が一定で、回したら回した通りに車が回る。気持ちいい。たぶんこれが目指したMINI風のハンドリングなんだろう。ロックトゥロックが2.48回転でしたっけ? 数字ほど過激さはないが、手の動きに比して曲がりが速いのは確か。

加速減速と旋回がクイックに決まるのは、やはり車高の低さと車重の軽さが効いているように思う。特にブレーキは、ブレーキが強力なんじゃなくて、軽いからすぐ止まるって感じなのだ。そして重心が低いから、フロントがそんなに沈まずに止まる。車が地面と平行に移動して、止まる。曲がる時も同じ。

要するに、エンジンとかモーターとかよりも、軽さと低さで運動性を向上させてるんだな。この車は。

ストリームRSZに似てると思ったサスペンションの感触だが、ちょっと違うかも。やっぱりCR-Zのほうが硬い。ゴトゴトする。でも実際にケツにくる感触は小さい。どっちも、路面からの入力を、まず硬いもので受け止め、人に近づくにつれて(最終的にはシートで)軟らかく吸収していく感じ。

サイドブレーキが硬い。女性にはきついかも。と、同乗した営業マンも言ってた。

帰り道、せっかく試乗で身体に覚え込ませた乗り味をストリームで上書きされないように、何も考えず、感じずに運転するのが大変だった。

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