「ミス・パイロット」第4話の感想

晴が体験搭乗で自信をなくすところに、いまひとつ説得力がない。ヘディング（方位）の意味がわからなかった？ その後の落ちこんでいく演技が上手かったので救われたが、用語がわからない、英語のやり取りについていけないなど、理由を具体的に分かりやすく見せた方がよかった。

1度目の居酒屋で集まったメンバーが薄すぎる。悪いけど、誰一人として知らない役者。堀北真希の存在感だけ浮いてた。

うちの奥さんの一言。「この二人から堀北真希が生まれてくるわけないよね」
もうちょっとシュッとした御両親じゃないと。なんか晴が養子みたいに思えてきた。まあ、演技的には問題ないというか、親子の情愛は表現できていると思うが。

山田は相変わらずウザいけど、こっちも慣れてきたというか、痛さが板についてきたというか、前より気にならなくなった。テンションMAX！だけはイラッとしたけど。

あの沈んだ状態で試験には合格するなんて、実は晴が一番デキる子なのではないか？

体験搭乗後の男子の反応がガキっぼくて萎えた。僕は高校の修学旅行のとき、飛行中のコクピットを見せてもらったが、特に感動はしなかったな。あんまり外見えないし。メガネのトラフィックが云々で、間隔が1000フィートと言ってたのにはビビった。そんなに近いのか。

女性の副操縦士（須藤理彩）の機内アナウンスが親切すぎ。あんなに長く語ることってないでしょ。僕は実家が北海道なので回数だけはかなり乗ってるけど（それもANAばかり）、あんなの聞いたことない。

国木田の「不安でいいんだよ」から「不安とちゃんと向き合う」までの訓話がよかった。ANAに取材して拾った話なんだろうか。普通の仕事でも、車の運転なんかにでも当てはまる話だった。

晴と千里の掛け合いがこなれてきた。晴がボケて千里がツッコミ…ではないんだが、「手塚の分際で！」と返すとことか、なんかいい感じじゃんと思った。



ネットでは#3のほうが評判よかったが、僕は逆。いろいろ文句を書いたが、晴の立ち直る過程にまずまず納得できたので、よい回だった。#3と#4は同じ小峯氏の脚本だけど。