曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

「ミス・パイロット」第6話の感想

2013-11-19 23:27:00 | テレビ・映画
まだ見ていない方は読まないほうがいいです。ネタバレしますので。

今回は、今までで一番脚本・演出が締まっていてよかった。まあ、全体の流れから見ても、そういうターニングポイントの回でもあるし。

使用機が単発機から双発機にグレードアップした。MSフライトシミュレータシリーズに収録されている「ビーチ・バロン」に似ているが、一回り小さいかも。単発機はプロペラトルクとジャイロ効果で、常にトリムを取らないとまっすぐ飛ばないが、双発機は2枚のプロペラが打ち消し合うので神経質にならなくていい。個人的には双発の方が好き。山田はエンジンが増えて計器が増えたと愚痴ってたが、操縦は楽になったはずだぞ。



すずちゃんたちが押し掛けた宿舎は、日本のスタジオに作ったセットだな。というか、宿舎の中のシーンは、今までもセットだったかも。このドラマはアメリカロケが入ったせいか、話の順序と撮影の順序が全然違うらしいが、野郎たちのテンションが常に一定なのはそのせいかも。都度テンションを変えるより、一定にしておいたほうが楽だろうからね。

前回から盛り上がってきた晴と千里の友情が最高潮に。宿舎の自作コクピットでの特訓はちょっと感動した。これを見せたからには女子は二人とも合格すると思ったのだが、油断させておいて奈落に落とす演出だったらしい。それはそれでうまく決まっていた。今日は結構感情移入してみてたので、僕もショックです。落ちるなら山田にしてほしかった。



ていうか、本気でパイロットを目指すなら、高性能ノートPCとMSフライトシミュレータX、ジョイスティックくらいは持ち込んで練習すべきだろう。計器飛行もできるし。それどころか、訓練・試験で使ってる飛行場とその周辺空域・地形も、精密なやつが収録されているはず。

関西弁の山田の出番がなく、ほぼ空気だったのが良かった。リンコさんが来たのに何もしなかった。むしろタイジが晴にモーションかけ始めてウザかった。

2度目の試験で晴の機が接地寸前で風にあおられてバウンドした。弾んだ時に反動で機首が斜めを向いたりするので、あそこから綺麗に着地するのは難しい。少なくとも僕が飛ばしてきたシミュレータでは難しかった。もちろんプロが操縦して撮影してるわけだが、晴は才能があるのだろう。設定的に。また、彼女は緊急時の対処ができるという遠回しの表現でもあった。

で、FAILしてしまった千里さんですが。

バードストライクに他機のニアミスと、彼女だけ2回とも不運だったが、とっさの危機対処ができないのは、パイロットとして致命的という事なんだろう。他の事が全部できても、それができないとパイロットにはなれないのだ。とっさの対処力がパイロットにとって最も重要な能力なのだ。多分。他の科目は落第すれすれだが、晴は対処力があるところを見せた。しかし、千里はそれがないことを露呈してしまった。

ああ、千里の2度めのミスは演出上、今日は出なかったが、国木田が横向いたのがそうなんだろう。と、うちの奥さんが言ってた。

来週は千里脱落の話で行けるが、第8話以降はどうなるんだろう。ただでさえ無名の俳優ばかりなのに、相武紗季なしで視聴率的にやっていけるのだろうか。岩城滉一の病気ネタでもたせるんだろうか。

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