(画像は、水産技術センターHPより)
島根県は、鳥取県、島根大学、(独)水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所と共同で
中海の赤貝漁業の復活に向けた調査研究を実施しています。
このたび、一般市民や関係者を対象に中海の環境や研究機関の取組みへの理解を深めて頂くことを目的に、
これまでに得られた成果についての報告会を開催しました。
報告会は、島根県・鳥取県の共催で平成23年7月2日(土)に松江市の県民会館で開催しました。
当日は中海の漁業者やNPO法人など約50 名の参加がありました。
水産技術センターからは、天然採苗や人工種苗生産の技術開発に関する
「稚貝を大量に生産する方法」と放流技術に関する「稚貝をどこに放流すれば良いか」
の二つについて、報告しました。
共同研究により赤貝の赤ちゃん(浮遊幼生)なのか別の貝の赤ちゃんなのかを
容易に判別する方法が開発されたことで赤貝の赤ちゃんの量の変化を素早く把握することができ、
天然採苗がより効率的に行えるようになりました。
また、人工的に赤貝の赤ちゃんを生産する技術も開発されたことなどから
赤貝の赤ちゃんを大量かつ安定的に生産する技術がほぼ確立されました。
さらに、これまで不明であった中海における赤貝の遺伝的背景、貧酸素耐性、
貧酸素下で赤貝が死んでしまうメカニズムも明らかになり、加えて、底泥の硫化物濃度や色度を
指標とした放流適地の推定も可能となってきました。
今後は、中海における赤貝資源の復活に向けて、
これらの研究成果をいかに有効活用して行くかが重要な課題となります。
詳しくは、水産技術センター発行の「とびっくすNO.54」をご覧ください。コチラです
島根県は、鳥取県、島根大学、(独)水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所と共同で
中海の赤貝漁業の復活に向けた調査研究を実施しています。
このたび、一般市民や関係者を対象に中海の環境や研究機関の取組みへの理解を深めて頂くことを目的に、
これまでに得られた成果についての報告会を開催しました。
報告会は、島根県・鳥取県の共催で平成23年7月2日(土)に松江市の県民会館で開催しました。
当日は中海の漁業者やNPO法人など約50 名の参加がありました。
水産技術センターからは、天然採苗や人工種苗生産の技術開発に関する
「稚貝を大量に生産する方法」と放流技術に関する「稚貝をどこに放流すれば良いか」
の二つについて、報告しました。
共同研究により赤貝の赤ちゃん(浮遊幼生)なのか別の貝の赤ちゃんなのかを
容易に判別する方法が開発されたことで赤貝の赤ちゃんの量の変化を素早く把握することができ、
天然採苗がより効率的に行えるようになりました。
また、人工的に赤貝の赤ちゃんを生産する技術も開発されたことなどから
赤貝の赤ちゃんを大量かつ安定的に生産する技術がほぼ確立されました。
さらに、これまで不明であった中海における赤貝の遺伝的背景、貧酸素耐性、
貧酸素下で赤貝が死んでしまうメカニズムも明らかになり、加えて、底泥の硫化物濃度や色度を
指標とした放流適地の推定も可能となってきました。
今後は、中海における赤貝資源の復活に向けて、
これらの研究成果をいかに有効活用して行くかが重要な課題となります。
詳しくは、水産技術センター発行の「とびっくすNO.54」をご覧ください。コチラです