2~3年前位からヨーロッパ発の即時負荷、要するに即時荷重インプラント治療としてポルトガルのDR.マロが登場しました。
一説には、年間で植立するインプラント数が、3000とか6000とか豪語されているDRです。
彼が開発したとされる治療方法が、ALL-ON-4と言う名称で呼ばれる方法です。
これは簡単に言えば、総義歯の患者さんに対する治療方法として考えられ、上顎でも下顎でも4本植立すれば即時で歯が入り、機能回復出来る、と主張されています。
その最大の特徴は、インプラントを前歯のしっかりと存在している骨の領域に斜めにしても長く植立する事です。
課題と成って来た上顎の骨がない方の場合は、ザイゴマと称して、凄い長さのインプラントを上顎の頬骨の付け根の方まで植立する事で解決を図るものです。
彼は、従来のALL-ON-4でも90%近く解決出来たが、この改良で殆どの方が救えるようになったと主張しています。
しかし、これらの方法は重大な欠点があります。
それは、MI最小限の侵襲を目指す、骨の移植を不要とするグラフトレスと言う方法なのに全身麻酔を必要とする位患者さんの体に負担を強いる方法だと言う事です。
全身麻酔に関しては、私個人は絶対にしなければいけない時でなければ受けたくないです。
麻酔科医が出来る限り局所麻酔で自分の治療を受けたがる事から分るように、かなり怖い面もあるのが全身麻酔下の手術なのです。
そして、インプラント治療は基本的には命に関わる程、重大な手術・治療ではありませんから、必要性、正当性に疑義が必ず存在してしまうと言う事になるのです。
何よりMIの究極と主張して来たものが根本から変質してしまう事に、大きな問題があると考えられます。
更に、ALL-ON-4で無理に治療をしようとすると、残存している天然歯は皆抜歯して、しかも大々的に骨の頂上を平らにしないといけないのです。
つまり、残せそうな歯まで抜いて、骨までバンバン削るのが物凄く大きな欠点です。
インプラントが上手く行っても、補綴物は上顎はセラミック、下顎はレジンと言う硬質プラスチックと言う治し方がスタンダードなのです。
これだとどうなるかと言うと、必ず下顎がドンドン削れて磨り減ります。
何年かしたら、必ず大幅な改修が必要に成ってしまうのです。
それなら、上も下も硬質プラスチックにした方が良いのではと思うのですが、それではALL-ON-4が結局入歯固定の為のインプラント治療だとばれる事を憚ってか、何故かスタンダードは上顎はセラミックなのです。
全く、私には矛盾だらけで良く分かりません。
しかし、世界には総義歯患者さんが30%位存在し、その為には一定の意味を持ってはいるのでしょう。
しかしそれなら、総義歯固定のミニインプラントの方が、患者さんの体も楽ですし、費用も格段に低くなります。
と言う訳で、他にも色々と根本的理由があって、私は評価出来ない方法と考えていますが、何故かアジア、特に日本とか韓国とかで非常に流行っているそうです。
うーん、分りませんね。
所が、来年のサンヂィエゴのAOで登場するそうです。
さて、いかが相成りますのやら。
臨床の実力と書く実力、そしてそれを上手く伝える話し方が出来る事。
ハードル高いかも知れませんが、種火を灯す仕事を生涯の一つの仕事として頑張りたいと思います。
安全・安心な即時荷重MI審美インプラント治療の基準を、世界に提言します。
PS、プロの方々へ
直接学びたい方は、見学を受けていますので、お問い合わせ下さい。
又講演依頼、プレゼン以来もお受けしますので、お問い合わせ下さい。
短時間、少人数でも大歓迎です。
本音で真実の話をします。
一説には、年間で植立するインプラント数が、3000とか6000とか豪語されているDRです。
彼が開発したとされる治療方法が、ALL-ON-4と言う名称で呼ばれる方法です。
これは簡単に言えば、総義歯の患者さんに対する治療方法として考えられ、上顎でも下顎でも4本植立すれば即時で歯が入り、機能回復出来る、と主張されています。
その最大の特徴は、インプラントを前歯のしっかりと存在している骨の領域に斜めにしても長く植立する事です。
課題と成って来た上顎の骨がない方の場合は、ザイゴマと称して、凄い長さのインプラントを上顎の頬骨の付け根の方まで植立する事で解決を図るものです。
彼は、従来のALL-ON-4でも90%近く解決出来たが、この改良で殆どの方が救えるようになったと主張しています。
しかし、これらの方法は重大な欠点があります。
それは、MI最小限の侵襲を目指す、骨の移植を不要とするグラフトレスと言う方法なのに全身麻酔を必要とする位患者さんの体に負担を強いる方法だと言う事です。
全身麻酔に関しては、私個人は絶対にしなければいけない時でなければ受けたくないです。
麻酔科医が出来る限り局所麻酔で自分の治療を受けたがる事から分るように、かなり怖い面もあるのが全身麻酔下の手術なのです。
そして、インプラント治療は基本的には命に関わる程、重大な手術・治療ではありませんから、必要性、正当性に疑義が必ず存在してしまうと言う事になるのです。
何よりMIの究極と主張して来たものが根本から変質してしまう事に、大きな問題があると考えられます。
更に、ALL-ON-4で無理に治療をしようとすると、残存している天然歯は皆抜歯して、しかも大々的に骨の頂上を平らにしないといけないのです。
つまり、残せそうな歯まで抜いて、骨までバンバン削るのが物凄く大きな欠点です。
インプラントが上手く行っても、補綴物は上顎はセラミック、下顎はレジンと言う硬質プラスチックと言う治し方がスタンダードなのです。
これだとどうなるかと言うと、必ず下顎がドンドン削れて磨り減ります。
何年かしたら、必ず大幅な改修が必要に成ってしまうのです。
それなら、上も下も硬質プラスチックにした方が良いのではと思うのですが、それではALL-ON-4が結局入歯固定の為のインプラント治療だとばれる事を憚ってか、何故かスタンダードは上顎はセラミックなのです。
全く、私には矛盾だらけで良く分かりません。
しかし、世界には総義歯患者さんが30%位存在し、その為には一定の意味を持ってはいるのでしょう。
しかしそれなら、総義歯固定のミニインプラントの方が、患者さんの体も楽ですし、費用も格段に低くなります。
と言う訳で、他にも色々と根本的理由があって、私は評価出来ない方法と考えていますが、何故かアジア、特に日本とか韓国とかで非常に流行っているそうです。
うーん、分りませんね。
所が、来年のサンヂィエゴのAOで登場するそうです。
さて、いかが相成りますのやら。
臨床の実力と書く実力、そしてそれを上手く伝える話し方が出来る事。
ハードル高いかも知れませんが、種火を灯す仕事を生涯の一つの仕事として頑張りたいと思います。
安全・安心な即時荷重MI審美インプラント治療の基準を、世界に提言します。
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