農業じゆう人

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十日夜(とおかんや)

2020年11月24日 12時54分38秒 | 地域

  きょう24日は旧暦で10月10日にあたります。 麦の種まきも終わり、
  木枯らしが枝をゆらして葉を落とす。 初雪のたよりもちらほらと聞こえ
  てくる時分です。 豊作をつかさどった田の神様が山に帰るとされていて
  東北地方から関東にかけて「十日夜(とおかんや)」の行事がつたわる。

 サトイモの茎などをわらで包んで固く縛り、長さ70㌢ほ
 どの棒状の「わら鉄砲」を作る。 夜に入ると、子どもた
 ちが「とうかんや、とうかんや、よう飯食ったら、ぶった
 たけ」とはやし、このわら鉄砲で地面を打ちつつ、地域を
 練り歩く。 家々からお菓子をもらうところもあるようだ。 
 少しハロウィーンに似ていなくもない。
  兵庫県で育った民俗学者の“柳田国男先生”も、わらの束で同様の遊びをし
   た思い出を著書「年中行事覚書」に残している。 古くは各地で行われ
   ていたのだろう。 地面をたたくのは、神さまが去った農地をモグラや
   ネズミが荒らさぬように、との意味合いもあるとされる。 この時期、
   ぐんと太るダイコンを励ます目的もあるらしい・・?

  食べ物が簡単に手に入る都会で、「十日夜」に昔の人々が込めた収穫への
   祈りは実感しにくいと思う。 でも、悪いものを追い出したいとの願い
   は・・今の方がきっと切実かもしれない!?
  はやし言葉にはこんなバージョンもあるそうです。
   「朝そば切りに昼だんご、よう飯食ったら・・・」。
   こう続けてみたい。 「早くコロナをぶったたけ!」・とネ。

  遠い遠い昔、こに時期になると近所の子どもたちが集まり、大人の人に教
   わったり、手ほどきを受けながら作り、できあがると皆で「とうかんや
   のわら鉄砲・・」叫びながら地面を出来具合を争いながら遊んだことを
   思い出しました。 とっても楽しかった~・・・記憶があります。


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