物価高を伝えるニュースを目にする機会が最近多い。 エネルギーや原材料の価格上昇に加え、為替相場
の円安傾向が輸入品の値段を押し上げている。 今と20年前の物価を比べつつ、家計防衛のヒントは
何かを考えてみませんか。
普段私たちが購入しているモノやサービスの価格は日々変動している。 物価は景気とも密接に関係してお
り、世界各国で重要視されている指標の一つだ。
そもそお物価はなぜ上がったり、下がったりするのだろう。 基本的にはモノやサービスの需要が多けれ
ば上がり、供給が増えれば下がる。 近年は新型コロナウイルス過からの景気回復傾向がみられた。
需要が高まり、エネルギーや原材料の価格が上がった。 さらに円安が進み、海外からの輸入コストが膨
らんでいるのも物価高につながる。
私たちが身の回りでよく使う品や食材の価格は20年前と今とでどれくらい変わっているのだろうか。
総務省の小売物価統計調査から東京都区部の推移をみてみよう。
手ごろな価格で「物価の優等生」と呼ばれてきたのが鶏卵だ。 2004年は1パック(10個入り)が2
00円ほどで買えた。 それが24年(1~6月の平均)は294円と5割近く上昇した。 定番の食
材であるジャガイモも1㌔㌘で419円と20年前に比べ5割近く高い。 程度の差はあれ、物価が上
がった品が目立つ。 「ステルス値上げ」も話題になった。 原材料費や燃料費の高騰で、価格を据え
置くことが難しくなった。 ただむやみに値上げをすれば客離れにつながる。 そこで加工食品の内容
量を減らすなどして、実質的に値上げをする動きだ。 国産品は品質がよいものの割高といったイメー
ジがあったが、円安の進行によってむしろ割安になる逆転現象が一部の食材などで出てきた。
食材以外ではガソリン代が気になる人は多いだろう。 20年前はレギュラー1㍑当たり113円ほどだ
ったが、24年では174円。 エネルギー価格自体の高騰に加え、円安の影響も大きい。
原材料高や円安といった状況からすると、ある程度の物価上昇は仕方ないと受け入れる消費者の声もある。
ただ物価上昇に賃金が追いついていかないと、家計は苦しい。 20年前と違い、近年はスマートフォ
ンなどの普及で通信費が増大。 音楽や映画などを利用し放題になるサブスクリプション(定額課金)サ
ービスが広がり、新たな支出先が生まれている。 こうした状況の下、どうやって家計を切り盛りして
いけばいいのだろうか。 まず大事になるのはやはり収支の全体像を把握することだ。
家計簿を付けて、収入と支出の項目を書き出していくのが手っ取り早いが、なかなか続かない人も多いだ
ろう。 近年はスマホで簡単に記録できる家計簿アプリも登場している。 上手に活用すれば、それほ
ど手間をかけずに把握できる。 一から十まで完全に把握しなければと思いこむ必要もない。 できる
ところからコツコツと、自身に合った方法で収支の傾向をつかもう。
参考にしてほしいのが家計の黄金比という考え方だ。 収入全体に対して、食費や住居費(家賃)、光熱費
通信費といった日々欠かせない生活費は5割以内に、趣味・娯楽や小遣いといった流動的な費用は3割
以内に収めるようにする。 残りの2割は預金や投資などの貯蓄に回す。 この5対2という配分が黄
金比と呼ばれている。
現金を使う機会が減り、ほとんどキャッシュレス決済だという人もいるだろう。 決済アプリを使うと、
その金額に応じて支払いに利用できるポイントが還元されるケースが多い。 飲食店や専門店などのポ
イントサービスでも決済アプリによって普段より多めにポイントが付与されることがある。 通販サイ
トの利用なども含め、効率よくポイントをためる方法も考えたい。
物価高で今以上に節約しなければという声も聞かれる。 こういうときこそ収支の全体像把握、ポイント
活用など手近なところから始めたい。
このなポイント活用があるんですネ。 私などはこれまで利用したことがなどほとんどないからです。
これからは活用してみようかな‥‥?
の円安傾向が輸入品の値段を押し上げている。 今と20年前の物価を比べつつ、家計防衛のヒントは
何かを考えてみませんか。
普段私たちが購入しているモノやサービスの価格は日々変動している。 物価は景気とも密接に関係してお
り、世界各国で重要視されている指標の一つだ。
そもそお物価はなぜ上がったり、下がったりするのだろう。 基本的にはモノやサービスの需要が多けれ
ば上がり、供給が増えれば下がる。 近年は新型コロナウイルス過からの景気回復傾向がみられた。
需要が高まり、エネルギーや原材料の価格が上がった。 さらに円安が進み、海外からの輸入コストが膨
らんでいるのも物価高につながる。
私たちが身の回りでよく使う品や食材の価格は20年前と今とでどれくらい変わっているのだろうか。
総務省の小売物価統計調査から東京都区部の推移をみてみよう。
手ごろな価格で「物価の優等生」と呼ばれてきたのが鶏卵だ。 2004年は1パック(10個入り)が2
00円ほどで買えた。 それが24年(1~6月の平均)は294円と5割近く上昇した。 定番の食
材であるジャガイモも1㌔㌘で419円と20年前に比べ5割近く高い。 程度の差はあれ、物価が上
がった品が目立つ。 「ステルス値上げ」も話題になった。 原材料費や燃料費の高騰で、価格を据え
置くことが難しくなった。 ただむやみに値上げをすれば客離れにつながる。 そこで加工食品の内容
量を減らすなどして、実質的に値上げをする動きだ。 国産品は品質がよいものの割高といったイメー
ジがあったが、円安の進行によってむしろ割安になる逆転現象が一部の食材などで出てきた。
食材以外ではガソリン代が気になる人は多いだろう。 20年前はレギュラー1㍑当たり113円ほどだ
ったが、24年では174円。 エネルギー価格自体の高騰に加え、円安の影響も大きい。
原材料高や円安といった状況からすると、ある程度の物価上昇は仕方ないと受け入れる消費者の声もある。
ただ物価上昇に賃金が追いついていかないと、家計は苦しい。 20年前と違い、近年はスマートフォ
ンなどの普及で通信費が増大。 音楽や映画などを利用し放題になるサブスクリプション(定額課金)サ
ービスが広がり、新たな支出先が生まれている。 こうした状況の下、どうやって家計を切り盛りして
いけばいいのだろうか。 まず大事になるのはやはり収支の全体像を把握することだ。
家計簿を付けて、収入と支出の項目を書き出していくのが手っ取り早いが、なかなか続かない人も多いだ
ろう。 近年はスマホで簡単に記録できる家計簿アプリも登場している。 上手に活用すれば、それほ
ど手間をかけずに把握できる。 一から十まで完全に把握しなければと思いこむ必要もない。 できる
ところからコツコツと、自身に合った方法で収支の傾向をつかもう。
参考にしてほしいのが家計の黄金比という考え方だ。 収入全体に対して、食費や住居費(家賃)、光熱費
通信費といった日々欠かせない生活費は5割以内に、趣味・娯楽や小遣いといった流動的な費用は3割
以内に収めるようにする。 残りの2割は預金や投資などの貯蓄に回す。 この5対2という配分が黄
金比と呼ばれている。
現金を使う機会が減り、ほとんどキャッシュレス決済だという人もいるだろう。 決済アプリを使うと、
その金額に応じて支払いに利用できるポイントが還元されるケースが多い。 飲食店や専門店などのポ
イントサービスでも決済アプリによって普段より多めにポイントが付与されることがある。 通販サイ
トの利用なども含め、効率よくポイントをためる方法も考えたい。
物価高で今以上に節約しなければという声も聞かれる。 こういうときこそ収支の全体像把握、ポイント
活用など手近なところから始めたい。
このなポイント活用があるんですネ。 私などはこれまで利用したことがなどほとんどないからです。
これからは活用してみようかな‥‥?