農業じゆう人

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五感の‘におい’・・?

2014年09月26日 15時06分03秒 | 無題
  「雪」には‘におい’があるのだという? 凡人には全く分からないことなんですがネ
  作家の“佐伯一麦さん”の連作短編集『光の闇』に、自ら全盲で盲学校の先生を務める男性が、
  それはどんな‘におい’かと尋ねられて、答える一幕がある。
  「これぞ雪、THE・雪だネ。これしかないという、思わず吸いこんじゃうみたいな・・。」
  「雨のときの‘におい’とは、ちょっとまた違う!
         雨が降りだしたときは、少し埃っぽい‘におい’が上がってくるけど・・・」

  目の見えない人々は「音」だけでなく、‘におい’にも敏感になると聞いた。
  ある盲学校の校長先生によれば、生徒たちは声を聞かずとも、どの先生かがわかるんだそうです
  
   歩く音と歩幅 ・・ そして‘におい’・・・

  白い杖を突きながら街を歩くときは、何を目安に角を曲がり、どんな危険が潜むかを把握しておく
  その際、飲食店などの特徴的な‘におい’も大切な手掛かりとなるんだそうです。
  そうして頭の中に「メンタルマップ」と呼ぶ地図を描き、それを頼りに歩くのだという。

  既に皆さんもご存知の通り、先日、埼玉・川越で盲学校に通う女子生徒が通学途中、ケガをした。
  彼女の白杖に誰かがつまづく気配がした直後、後ろ太腿付近を蹴られた
  「一人で歩くのが怖い!」と、少女は言っているそうです。 
  警察の捜査にも進展があったが、彼女のメンタルマップ、心の地図についた恐怖の‘におい’
  これいつになったら消えてくれるだろうか? これが今後の一番の問題です
  今回の事件に限らず「白杖を突く人」への心無い言動は後を絶たぬんだそうです・・!
  雑踏の中でも目をつぶり、“音と・におい”だけの世界に身を置いてみるといい

  先日、彼岸で田舎へ墓参りに出かけた時、兄宅へも立ち寄った
   私の兄も近年は少々目を傷め外出時には「杖や他の人の世話になることも多くある」そうだ
   このような出来事に際しては、特別なんともは思わない!よと言われビックリ
   聞けば「このような事はしょっちゅうある事で、当事者がいちいち言わないだけだ!」と
   今の日本は、全体が荒んでいる証拠?・・なぜか分からないが非常に残念でなりません

   もうちょい“心に余裕を”と、言うのは簡単だが、実態はもの凄く難しい! これはネ・・・  

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