農業じゆう人

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薬と上手に付き合う

2023年03月29日 12時40分28秒 | 遊び
  市販の痛み止めを飲み過ぎて頭痛がさらにひどくなるなど、間違った薬の使い方で症状がかえって悪化する
  ことがある。 処方薬では多くの薬を飲むことで副作用リスクが上がる「ポリファーマシー」も問題だ。
  今飲んでいる薬との付き合い方は大丈夫でしょうか。

  頭痛や発熱などで辛いとき、頼りになるのが市販薬だ。 今はだいぶ解消されたが新型コロナウイルスの
   拡大期などでは受診控えが進み、市販薬の利用が増えていたようだ。 健康保険組合連合会が2020
   年に行った調査では、体調不良時は受診せずに市販薬で対処したと答えた人が7割いたという。
  一方で問題になっているのが市販薬の間違った使い方です。 薬剤師でもある東京薬科大学の“成井教授”
   は「長期間、漫然と飲み続けたり、過剰に摂取したりして、逆に体調を悪くするケースがある」という。
  その代表が鎮痛薬の飲み過ぎによる頭痛の悪化です。 鎮痛薬を繰り返し飲むことで脳が痛みに敏感にな
   り、服用回数が増えるようになる。 以前は薬物乱用頭痛と呼ばれていたが、今は「薬剤の使用過多に
   よる頭痛(MOH)」が正式な病名だそうです。
 糸魚川総合病院(新潟・糸魚川市)脳神経外科の
 “勝木医長”らが21年、糸魚川市民を対象に
 行った調査では、約40人に1人がMOHに
 該当し、その7割が市販薬を使っていた。
 勝木医長は「頭痛で鎮痛薬を月に10回以
 上飲んでいるとMOHになる危険があり、
 頭痛が治らなくなる人もいる。片頭痛が月
 に2回以上ある人は頭痛外来などで受診を」
 と呼びかけているという。
 便秘や鼻炎、不眠などに用いる市販薬にも
 注意したい。腸を動かして排便を促す刺激
 性下剤は、使い続けると腸の動きが低下し
 薬の量が増えていく。血管収縮作用のある
 鼻炎用点鼻薬は、使いすぎて鼻粘膜が厚く
                            なり、かえって鼻づまりが悪化する。
  睡眠改善薬も連用で薬が効きにくくなり、不眠の慢性化につながる。 「本来、これらは一時的な使
   用が大前提。 市販薬を飲む際は必ず添付文書を読んで、服用回数などを守ってほしい」と成井准
   教授話しています。 市販薬でも処方薬でも重い副作用が出た場合は、「医薬品副作用被害救済制
   度」の対象になる。 「ただし薬を適正に使っていない場合は対象にならない」(成井准教授)。

  処方薬では、何種類もの薬を飲むことで副作用が起こりやすくなる「ポリファーマシー(多剤併用)
   に気を付けたい。  厚生労働省の調査では、5種類以上処方されている人は75歳以上で約4割
   (うち6割は7種類以上)、それ未満の年代でも2割前後に上る。 栃木医療センター(栃木・宇都宮)
   科の“矢吹医長”は「薬を5,6種類以上飲んでいる場合、ポリファーマシーとみなされる。 一
   般に5剤以上になると副作用が起こりやすい」と話す。
  特に高齢者は加齢で肝臓や腎臓の機能が低下し、筋肉量も落ち、薬の効き過ぎが起きやすい。 副
   作用でふらついて転倒し、骨折することもある。 矢吹医長は「新しく薬を開始した後にふらつ
   きなどの症状が出たら、必ず医師や薬剤師に相談を」と強調しています。 私も該当者かな‥?
  矢吹医長らは15年にポリファーマシー外来を開設し、入院患者の薬の見直しに取り組んでいる。
   これまで約250人を対象にし、薬は平均9種類から5種類に減らした。 「その薬が本当に必
   要かを患者さんと相談しながら検討している。 高齢者に限らず長期間飲んでいる薬があれば、
   年に1回は薬の見直しを医師に相談するといい」(矢吹医長)
  また薬の写真をスマホで撮影するのも一法だ。 「処方薬、市販薬、サプリメントも撮っておく。
   日付も自動的に残るので服用記録になる」と成井准教授。 医師や薬剤師に見てもらえば薬選び
   の情報になるし、副作用や災害が起こったとき役に立ちます。
   写真でなくても「お薬手帳」‥これを持っていると大変役に立ちます。

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