パーソナルトレーニングに通う知人が男女を問わず増えているという。 フィットネス(スポーツジム)の
業態に一つで、その人に合わせた筋トレをトレーナーから一対一で教わる。 これを体験した人の体験談。
フィットネスでいま人気があるのは「筋トレ特化型」。 とりわけ注目はパーソナルトレーニングだ。
フィットネス初心者も一対一できめ細やかな指導が受けられることから「パーソナルは今後も伸びが
期待できる」(専門誌「フィットネスビジネス」編集長の“古屋さん”)
パーソナルでどれくらい体が変わるものなのか。 体験した人の話です。 とりあえず1カ月通って
みることにしたそうです。 職場から近いR-body大手町店で、トレーナーの“真田さん”が指導して
くれたという。
初回は自分の体の動きやバランスなどを確認。 悩みについて質問されたので、ランニングすると脚
の外側が痛くなることを伝えた。 目指すゴールとして「上半身に美しい筋肉をつけたい」「O脚
をなおしたい」の2つを挙げたそうだ。 体の動きでは上半身を左右にひねりにくいことが分かっ
た。 例えば手を頭の後ろで組み、胸を左右にクルクル回す動作をするとスムーズに回らない。
ゴルフでよく「もっと上半身を回して」と言われるのはこのためだったのかと今さらながら思った。
一方のO脚。 片足で立つと重心が寄るのは普通だが、そのとき足の外側(小指側)に必要以上に体
重をかけがちなのだという。 走ったときの痛みもこれが原因らしいと??
課題を踏まえ、50分で10ほどのトレーニングメニューをこなす。 バーベルなどの器具を使う思
いきや、初心者にはほぼ必要なかった。 スクワットや腕立て伏せ、腕で体を支えるプランクなど
体の重みを生かすだけで汗だでるしキツく、筋肉痛になった。 自己流と違い、できているかをそ
の場で指摘してもらえるのはパーソナルならでは。 ジムでは1カ月間で計5回、およそ5時間の
トレーニングをし、自宅でも腕立て伏せなどの筋トレに取り組んだ。 1カ月ではたどり着けなか
ったが、続ける場合はスクワットの際にバーベルを背負うなど、負荷をかけていくという。
1カ月はあっという間。 ムキムキの体になれると期待もしていたが、筋肉量の数値にまだ変化は
なかったが、これも想定内かと思えた。 それは専門家が「個人差はあるが、2~3カ月、週数回
のトレーニングを続けないと変化は表れない」と異口同音に話していたからだという。 それでも
胸や首、骨盤の位置、姿勢などの「正解」が分かったのは収穫だったと語っていた。
日本にフィットネス施設が定着し始めたのは1970年代以降だが、しばらくはプールやエアロビク
ススタジオがそろう総合型が中心だった。 現在のような筋トレ特化型が伸長したのは2010年
代に入ってから。 「ライザップ」「エニタイムフィットネス」などが代表格だ。
新型コロナウイルス過では、運動時の「密」や飛沫感染への懸念から、総合型を中心に逆風が吹いた。
ただ、健康への関心は高まっていたため、筋トレに特化し密になりにくいジム型は底堅く推移した。
「フィットネスビジネス」の調査によると、フィットネス施設の新規開業件数のうちジム型は18
年に57%だったが、22年度には90%を占めている。
「パーソナルトレーニングはタイムパフォーマンス(時間対効果)を重視する人が支持している」。
ジム型の「リアルワークアウト」を展開するワークアウト(東京・渋谷)の最高経営責任者(CEO)の
“土屋さん”の説明だ。 18年から展開し、現在97店。 会員の6割は女性だという。
一般的にパーソナルの費用は1回5千円から1万円弱が多く、週2回通うと月4~5万円以上かかる。
ただ、「語学やビジネススキルを学ぶように効率的に体について学んだり、効果を出したりしたい
という人も多い」(土屋さん)。
ダイエットや体力作り、運動技術の向上、ケガ予防やリハビリなど目的は様々。 最近は筋肉がつい
た美しいスタイルを追求する「ボディメイク」という言葉も聞かれる。 ボディメイクには大会も
ある。 先駆けの「ベストボディ・ジャパン」は1万2千人がエントリー。 開始から10年で規
模は20倍以上になった。 年齢や筋肉のつき方などで複数クラスがあり、60歳以上の部門も。
「筋トレを始めて半年で出場する女性もいる」とベストボディ・ジャパン協会CEO“谷口さん”。
15年開始の「サマー・スタイル・アワード」も女性の参加が増えた。 事務局の“青木さん”は「細い
女性が憧れの時代もあったが、今は筋肉がついた体を美しいと考える女性が増えている」とみてい
る。 こんなところにも時代は刻々を変化しているんですな~。 「細身で美しくおしとやか」
は遠い昔のことのようになっているようです。
業態に一つで、その人に合わせた筋トレをトレーナーから一対一で教わる。 これを体験した人の体験談。
フィットネスでいま人気があるのは「筋トレ特化型」。 とりわけ注目はパーソナルトレーニングだ。
フィットネス初心者も一対一できめ細やかな指導が受けられることから「パーソナルは今後も伸びが
期待できる」(専門誌「フィットネスビジネス」編集長の“古屋さん”)
パーソナルでどれくらい体が変わるものなのか。 体験した人の話です。 とりあえず1カ月通って
みることにしたそうです。 職場から近いR-body大手町店で、トレーナーの“真田さん”が指導して
くれたという。
初回は自分の体の動きやバランスなどを確認。 悩みについて質問されたので、ランニングすると脚
の外側が痛くなることを伝えた。 目指すゴールとして「上半身に美しい筋肉をつけたい」「O脚
をなおしたい」の2つを挙げたそうだ。 体の動きでは上半身を左右にひねりにくいことが分かっ
た。 例えば手を頭の後ろで組み、胸を左右にクルクル回す動作をするとスムーズに回らない。
ゴルフでよく「もっと上半身を回して」と言われるのはこのためだったのかと今さらながら思った。
一方のO脚。 片足で立つと重心が寄るのは普通だが、そのとき足の外側(小指側)に必要以上に体
重をかけがちなのだという。 走ったときの痛みもこれが原因らしいと??
課題を踏まえ、50分で10ほどのトレーニングメニューをこなす。 バーベルなどの器具を使う思
いきや、初心者にはほぼ必要なかった。 スクワットや腕立て伏せ、腕で体を支えるプランクなど
体の重みを生かすだけで汗だでるしキツく、筋肉痛になった。 自己流と違い、できているかをそ
の場で指摘してもらえるのはパーソナルならでは。 ジムでは1カ月間で計5回、およそ5時間の
トレーニングをし、自宅でも腕立て伏せなどの筋トレに取り組んだ。 1カ月ではたどり着けなか
ったが、続ける場合はスクワットの際にバーベルを背負うなど、負荷をかけていくという。
1カ月はあっという間。 ムキムキの体になれると期待もしていたが、筋肉量の数値にまだ変化は
なかったが、これも想定内かと思えた。 それは専門家が「個人差はあるが、2~3カ月、週数回
のトレーニングを続けないと変化は表れない」と異口同音に話していたからだという。 それでも
胸や首、骨盤の位置、姿勢などの「正解」が分かったのは収穫だったと語っていた。
日本にフィットネス施設が定着し始めたのは1970年代以降だが、しばらくはプールやエアロビク
ススタジオがそろう総合型が中心だった。 現在のような筋トレ特化型が伸長したのは2010年
代に入ってから。 「ライザップ」「エニタイムフィットネス」などが代表格だ。
新型コロナウイルス過では、運動時の「密」や飛沫感染への懸念から、総合型を中心に逆風が吹いた。
ただ、健康への関心は高まっていたため、筋トレに特化し密になりにくいジム型は底堅く推移した。
「フィットネスビジネス」の調査によると、フィットネス施設の新規開業件数のうちジム型は18
年に57%だったが、22年度には90%を占めている。
「パーソナルトレーニングはタイムパフォーマンス(時間対効果)を重視する人が支持している」。
ジム型の「リアルワークアウト」を展開するワークアウト(東京・渋谷)の最高経営責任者(CEO)の
“土屋さん”の説明だ。 18年から展開し、現在97店。 会員の6割は女性だという。
一般的にパーソナルの費用は1回5千円から1万円弱が多く、週2回通うと月4~5万円以上かかる。
ただ、「語学やビジネススキルを学ぶように効率的に体について学んだり、効果を出したりしたい
という人も多い」(土屋さん)。
ダイエットや体力作り、運動技術の向上、ケガ予防やリハビリなど目的は様々。 最近は筋肉がつい
た美しいスタイルを追求する「ボディメイク」という言葉も聞かれる。 ボディメイクには大会も
ある。 先駆けの「ベストボディ・ジャパン」は1万2千人がエントリー。 開始から10年で規
模は20倍以上になった。 年齢や筋肉のつき方などで複数クラスがあり、60歳以上の部門も。
「筋トレを始めて半年で出場する女性もいる」とベストボディ・ジャパン協会CEO“谷口さん”。
15年開始の「サマー・スタイル・アワード」も女性の参加が増えた。 事務局の“青木さん”は「細い
女性が憧れの時代もあったが、今は筋肉がついた体を美しいと考える女性が増えている」とみてい
る。 こんなところにも時代は刻々を変化しているんですな~。 「細身で美しくおしとやか」
は遠い昔のことのようになっているようです。