Fioe-gras Runner's Club(脂肪肝爆走友の会)&クールミントギャグ日誌

フォアグラ・ランナーズ・クラブ(代表すいか)のランニング活動日誌&クールミントギャグ兼こけこのたべあるき日誌。

札幌芸術の森美術館 藤城清治展

2014年11月10日 09時58分07秒 | 美術館
テレビでCMしてたのを見て、会期中に行くことは決めていた。いついくかは未定で…。どうかすると行きそびれるかもくらいの気持ちでいた。

この週末はどうしようかな~という話しになり、小樽と美術館どっちがいいかな?小樽は去年の冬が最後?それとも一昨年だったっけ。でも小樽だったらできれば3連休の時に行きたい。遠出するとちょっと疲れるし…。調べてみたら、美術館は1月まで。水族館は11月末でちょっと休館したりだから先に水族館から行ってこようかな…。
でも日曜日の朝、夫が雨とかいろいろとあってずっと走ってないというので、小樽は中止。ご飯を食べてそのあと走るわという雰囲気で大通りまででてきたんだけど…。私はオークラでげんなりしちゃって…。夫も疲れてたし…雨だし…。それじゃあ気分転換に美術館に行こうという話しになって…そのまま地下鉄→バス。地下鉄・バスも疲れるけれど…月曜日も休みだし…。じゃなかったら行かなかったと思う。バスの中から果林樹を眺め…雨じゃなかったら…とぶつぶつ。

このかた、絵本の挿絵とかでよく見ていた。メルヘンチックな素敵な作品を作る。邱永漢さんの『孫悟空』を買ったらその挿絵もこのかたで…こういう作品にも挿絵を描くのねとびっくりした記憶もある。

凄い人だかり。よくホームページをみないで来てしまったんだけど…先着100名でサイン会をしてた。人垣の隙間からちらっとのぞいてみた。こういうかたなのね。けっこうお年で、思ってたよりも体格もいい。パッと見でお年…だとは思ってたけど、90才だったんだ~。そうだよね。子どもの頃から作品は見ているし…。でも90才にはみえない。若々しい。

人が多くて、人のいない所いない所と選んでみて、最初の方の作品は1番最後にみることになってしまった。水に映った映像も含めて作品だったり、上から投影して廊下に映像を映していたり。なんかすごいな~。私のこのかたのイメージって、本の挿絵のところで止まってたんだけど…そのあとすごく変化してたのね。ものすごく精緻で繊細な作業でできあがった作品はどれも見事。数メートルっていう大作もあって、藤城さんに持ってたイメージがひっくり返った。80歳を越えて震災の後地に行き、地面に近い椅子に座ってデッサンしてたら被ばく量がほかの人よりも多くなったとか。90歳でこんな作品作っちゃうのとか…。猫が好きなのね~とか。感動して涙があふれた作品もけっこうあった。こんなことなら早めに来てサインをもらえばよかった~。残念。会期は1月までだったから、もう1回くらいは雪が降っても見に行かなくちゃ。家に帰ってネットで見たら、また北海道に来るみたいだから、今度は早めに行って整理券をもらって、並んでサインをもらわなきゃ。美術館に来て大正解。だいぶまいってたんだけど、かなり元気になったし、私ももっともっと頑張らなきゃという気持ちになった。ほんとにすごい人。

最新の画像もっと見る