Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

サトリミニプリ+パワーアンプの改造進捗確認

2014年09月20日 | ピュアオーディオ
秋の気候になって随分と過ごし易くなって来ました。昨日から今朝までは1日中雨が降っていました。少しづつシステムのグレードアップの作業を進めたいと思う様になっています。今までの懸案で、「サトリアンプ」への「内部配線交換」がまだ完全では有りません。難しい処がまだオリジナルのままの状態で残っています。「内部配線交換」は「全ての配線」を交換しないと交換した意味が薄れます。





2011,4.04 時点でのPRE-7610とAMP-7511M改造後の写真です。この時点ではブルースーナーを使っていますので、最初期の状態です。





こちらが今現在の内部配線交換の状況です。電源部分の一部配線がBP(バクーン・プロダクト)のオリジナルのままです。トロイダルトランスの出力から基板へかけての配線が接続スペースが狭い為に交換出来ずにいます。



BPオリジナルから入力ラインをブルースーナーに交換しただけで、音圧アップや音数の増加、質感の向上を実感出来ました。更に「スターシリーズ化」や上述の「ゴールドスター化」で更なる音質改善をして来ましたが、「全ての配線を交換」した時に、本当の「配線交換の効果」が出て来ます。

個人的には電気屋では有りませんので、「改造」等はしたくは有りません。色々と予期せぬトラブルに見舞われますので触りたくはないのですが、「伝送の原理」を考えると、「必ず改善される」事を知っていますので、このアンプで最高のクウォリティを引き出したいのです。

今回進捗状況を確認する為に写真を撮って、実際の作業をどうするか?・・・前向きに検討したいと考えています。

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明日はオーディオ例会

2014年09月19日 | ピュアオーディオ
もう35年近く続く市内の「オーディオ同好会」の例会を音楽部屋でします。皆さんJAZZがお好きなので、今日はそのCD選びをしています。



最近のJAZZも悪くないけど、やはり1950~1960年代の演奏がJAZZらしいと感じる。マイルス・デイビス、ビル・エバンス、デイブ・ブルーベック、デューク・エリントン等の古い録音や、ウィントン・マリサリス、メッセンジャース等のCDをとっかえひっかえかけています。



ドリス・デイ、ローズマリー・クルーニー、ヘレン・メリル、ノラ・ジョーンズ、ダイアナ・クラール、カーメン・マクレア等JAZZボーカルも準備しています。



最近の寺島JAZZ、松尾明トリオ、大橋順子トリオ、,ハンク・ジョーンズ等・・・個人的なお気に入りは、MJQの「ラスト・コンサート」やレスター・ヤング、ジュリー・マリガンの名曲達です。

日頃はクラシックばかりですが、無性にJAZZを聴きたくなる時も有りますので、少しづつJAZZのCDも揃えて来ました。

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現在のオリンパス部屋

2014年09月18日 | ピュアオーディオ

現在のオリンパス部屋です。先月まで有ったJBL L-26SPが居なくなりました。近所の常連さんにもらわれて行きました。内部配線を交換(SuperTrail仕様)して、小さくてもJBLのサウンドがしていました。

オリンパスシステムは今年に入って基本的には何も変わっていませんが、全ての機器にFXヒューズが入り、音の密度が上がっています。まだ「鳴らし込み期間中」のアンプも有りますが、ほぼ本来のサウンドを出していると思います。

SPやアンプを設置している部分だけ板敷の廊下になっています。作りは一般的な廊下の作りですので、個人的には今一強度不足と思っています。いやいやこの部分を何とかしなくては・・・と思っています。現在のままでは作り的にも広さでも、今後の計画的にも中途半端ですので、余りお金はかけたくないのが本音です。

現在の状況では「低音域」の再生に不満が有ります。アンプ等の機器的には十分な対策を施していますが、「部屋」・・・特に床面と横幅には大いに不満です。この部分の強度をどうやって簡単に上げる事が出来るか?・・・が今の検討事項です。あらかた原案は出来ているのですが、これから図面化して具現化を図りたいと思います。

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使わないアンプが眠っているが・・・

2014年09月17日 | ピュアオーディオ
使わないアンプが数セット眠っている。処分する気はない。ただこのまま電気を入れずにストックする事には抵抗が有る。かと言って新たなSPシステムを買って見た処で、メインの2セットに敵う訳もなく、BGMシステムにしかならない。

WE101Dppアンプや管球プリ、サトリのミニプリ+パワーアンプがそうだが、SuperTrail仕様化しているので、今後二度と作る事はないと思っている。他にもYAMAHAの4chアンプが2セット。こちらは処分して行こうと思っている。

使わない機器は、知らない内に「酸化膜」が乗ってきたり、コンデンサーの容量ヌケや半田のクラックが起こって来る。いざ使おうと思った時にSWを入れた途端トラブル可能性が出て来る。これが嫌で、使わないと判断したアンプ類は直ぐに処分する様にしていた。

予備アンプには保管スペースが必要になって来る。広い家なら問題ないのかも知れないが、狭い家では家族の顰蹙を買う原因にもなる。自分が手を入れて思い入れのアンプだけを残して来たのだが、当分は使う当てのない保管のみになる。自分の場合は、これに専用ケーブル類も含んで来るので管理が大変になる。

個人的には「名器のコレクター」ではないので、使わないモノは処分する事にしているが、なかなか判断しきれずにいる。

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簡単な「音質アップ」方法の幾つか

2014年09月16日 | ピュアオーディオ
オーディオ機器を集めてシステムが出来上がっても、なかなかそれでは終わりません。「音質」が望む処まで来ていれば良いのですが、なかなかそう単純では有りません。

「音質アップ」の基本は、システム全体の「伝送」部分の「ネックポイント」に対策する事です。自分のシステムで何処が一番弱い処かを把握する処から始まります。

今回は簡単に「音質アップ」出来る方法をいくつか紹介します。

1)SPケーブルをW化する事
・・・今使っているSPケーブルをもう1セット使い、W配線化する事。
音の厚みや音数、エネルギー感が増して来ます。パワーアンプの余力が判ると共にSPケーブルは何処まで太く出来るか?と疑問を持つ事が出来るでしょう。

2)機器内のガラス管ヒューズをオーディオグレードヒューズ(例えばフルテック等)に交換する事
・・・今までアンプやCDPの内部を見た事のない方が沢山います。チョッと蓋を開けてみれば、何処にヒューズが有るか判ります。それを交換するだけですので、電気的知識等必要ありません。ヒューズの交換効果は殆どデメリットが無い状態で、音数の増加や音の肉付きが改善され、バランスが良くなり聴き易くなります。

3)SP箱内配線を上級ケーブルに交換
・・・SPユニットに直結している配線を高級品に交換すれば、ダイレクトに音質アップを感じる事が出来るでしょう。2ウェイ、3ウェイのSPなら、全てのユニットを同じ条件にしてやる事が大切です。低域だけ交換した場合、バランスを壊す事になります。ケーブル(配線)で音数やエネルギー感、音のバランス等が決まりますのでケーブルの重要性を認識できるでしょう。最近はリアバッフルが取り外せなくなっているSPが多いので、SP箱内配線を交換する事が難しくなっている傾向が有ります。

まずはSPケーブルを2倍や3倍の太さにする事から始めて見られる事をお勧めします。この部分で音質アップすると云う事は他の部分(ラインケーブル・電源ケーブル等)でも相当変わると云う事です。

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プリアンプにシステムの縮図を見る思い

2014年09月15日 | ピュアオーディオ
昨年は管球プリアンプを「SuperTrail仕様」に改造する事で、悪戦苦闘していました。実際にやっている事は、内部配線、半田の総入れ替えとプラグ・ソケット類を高級品への換装がメインです。

その内部配線の交換作業の中で気付いた事が有ります。それは、「使わない部分」の配線も交換してやらないと「目標の音」にならない点です。例えばテープイン・アウトの配線等、テープデッキを持っていないので使わないので、当然切り替えSWさえ使いません。しかし内部で繋がっているのです。全ての配線を交換しないと本当の交換の意味が出てこないのです。

これはオーディオシステム全体の事にも繋がる事が有ります。使わないところの配線が影響して音質低下を招いている場合が有ります。なかなかこの現象は見つけ難いので、個人的にはバカヨケの為「全てのケーブル類」を同じグレードに統一しています。システムの中でグレードの違うケーブルを使っていると、意識できない状態で(理解の外で)音質低下している場合が出てきます。

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チャイコフスキーの5番

2014年09月14日 | ピュアオーディオ
チャイコフスキーを久しぶりに聴いた。チャイコフスキーの交響曲の中で特に5番が好きで、色々な指揮者の演奏を比較して楽しんでいる。チャイコフスキーの後期交響曲4番・5番6番が特に有名だが、1番「冬の日の幻想」、2番「小ロシア」もなかなか良い曲だと思う。

さて交響曲5番だが、4番の「悲劇的」な旋律と6番「悲愴」の中に挟まれて一件目立たないが、「中庸」な点から個人的には非常に好きな曲だ。この曲の演奏は、ムラビンスキー、カラヤン、ロストロポービッチ、アバード、セルの盤を持っている。LP時代一番のお気に入りはセルの演奏。特に4楽章の出来が出色だと思う。オケのクラリネットが一部で鳴いてしまっているが、それさえも気にならない程良く整った演奏で熱気があふれている。他にはムラビンスキーやカラヤンの演奏も好きだ。アバードはチョッと好みに合わない。熱気が感じられない。録音もチョッと?な気がする。ロストローポビッチも悪くはないが前出のムラビンスキーやカラヤンには及ばない様に思う。これは演奏を聴いて、誰の演奏が好きか?と云う問題で個人的見解です。

アバードを聴いてからカラヤン盤を聴いていますが、やはりこちらが好みですね。クラシックでは、同じ曲を演奏者を変えて聴き比べをする様な楽しみ方になるのが多いのに、JAZZではアドリブの関係やプレーヤーそのものの個性、時代、セッションの組み合わせ等で、良い演奏ほぼ限定されて来ます。JAZZは一発性の演奏が多い。その辺がクラシックとJAZZの楽しみ方やコレクションの仕方が違って来る様だと思います。

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SPBOX(箱)の材質と低音

2014年09月13日 | ピュアオーディオ
SPBOX(箱)の材質で低域の質感や再生帯域が変わってきます。中高域より低音の変化の方が顕著です。

米松合板が響きが良いと云われていますが、どんな材料にも「音」の面だけでメリットとデメリットが有ります。低域は箱の材質と作りで再生帯域が左右されます。例えば先ほど上げた「米松合板」には響きが良い代わりに、質量がやや軽くなります関係で、最低域再生の面で下がりきりません。重低音は出難くなります。それは「質量」が軽いからです。

40年ほど前良く使われていた「チップボード」は、響きが余りよく有りませんが、質量(重さ)と硬さが有り重低音を出してきます。当時JBLのプロ用モニター43シリーズで良く使われていました。

自作でラワン単板を使いダイヤトーンP610用にBOXを作って使った事が有りますが、吸音材を入れなくても非常に響きの良いサウンドを出していたのを思い出します。栗材の単板を使って非常に良い響きの箱を作っておられるところも有ります。

求めるサウンドとユニットに合わせて、使い分ける事が大事だと思います。もう自作SPを作る事はないと思いますが、新たなSPを購入する時は、材質と作りを見、サウンドを聴いて決めたいと思います。色々なSPを使ってきた経験で、おおよその傾向は掴んできました。

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欲しいモノは有るが・・・

2014年09月12日 | ピュアオーディオ
ステレオシステムを現在4~5セット持っています。最もメインは2セットだけど。持っているからには鳴らしてやらなければなりません。お守してやらないと直ぐに故障が来ます。

ヤフオクのパトロールをすると往年の名器達が「格安価格」で出ています。「あれも良いな・・」、「これも良いな・・」とウォッチリストに上げて行きます。しかし現実は、メインの2セットのお守も大変です。これ以上増やしてもお守出来る訳もなく、スルーせざるを得ません。

一時期、38cmウーハーを使ったSPシステムだけでも5セット以上鳴らしていた。20cmクラスのSPも加えると10セット以上の時も有りました。CDP+アンプシステムも5セット以上有りました。それらを順番に2時間ずつ聴いてお守していましたが、結局「聴きたいシステムは最高の1セットのみ」と云う事に行き着き、他は設置スペースの事も有り手放してしまいました。アナログプレーヤーも3セット以上有りましたが、こちらも35年前に新品で購入した1セットのみになりました。現在アナログは年に数回しか聴きません。

現在持っている2セットのメインシステムの「音質アップ」に資金を集中さて、もっと「良い音」に出来ないかと試行錯誤中。その一環として、FXヒューズの水平展開を今年は実施した。その効果は、殆どデメリットなし(金額面では大きな負担だが)で「音の厚み」や「音数の増加」等となって出て来た。但し、電源系なので機器の「活性化」に繋がるアイテムだけに時間が必要。累計1000Hrは鳴らし込まないと本当の実力は確認できないと思っている。約1年ほどの鳴らし込みをする必要が有る。

システムも仕上がって来て、「鳴らし込み」や「音楽鑑賞」だけだと物足りない心境になる。するとヤフオクパトロールになり・・・となる。今度はソフト面の充実の方向に行きたいな。

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自宅システムも非常に良くなっている

2014年09月11日 | ピュアオーディオ
先日と今日は朝5時起きして、3時間程畑の草刈りをしていました。前日は22時には就寝です。こんな事は30数年なかった事です。8月の長雨の影響で草が2ヶ月分伸び放題になって居まして、畑の態に見えない状態でした。後1時間程で全ての草刈りが完了の予定です。




草刈りを手鎌でやっていますので、3時間もするとヘトヘトになります。今日は自宅に帰って久しぶりにステレオをかけてごろりと横になって聴いていました。パイヤール「モーツァルト:協奏協奏曲」。先日のツィーター配線のやり直しで、弦楽器の再生が非常に良くなっています。質感も音色も今までで最高ではないかと思います。



EMT981、ステラボックスDAC、プリアンプにはFXヒューズを使っています。パワーアンプの分は現在他に流用中ですが、JBL#375+ゴールドウィングの組み合わせからは信じられない様なサウンドが出ています。弦楽器が「さざめく」様な鳴り方です。ネットワーク方式では有りますが、マルチアンプシステムと遜色ない質感を得ています。重低音の低域は元々このシステムには求めていません。

オリンパスシステムを生演奏を求める「剛」だとすれば、こちらは猛々しさの無い「柔」と云った音造りにしています。

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