Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

SPBOX(箱)の材質と低音

2014年09月13日 | ピュアオーディオ
SPBOX(箱)の材質で低域の質感や再生帯域が変わってきます。中高域より低音の変化の方が顕著です。

米松合板が響きが良いと云われていますが、どんな材料にも「音」の面だけでメリットとデメリットが有ります。低域は箱の材質と作りで再生帯域が左右されます。例えば先ほど上げた「米松合板」には響きが良い代わりに、質量がやや軽くなります関係で、最低域再生の面で下がりきりません。重低音は出難くなります。それは「質量」が軽いからです。

40年ほど前良く使われていた「チップボード」は、響きが余りよく有りませんが、質量(重さ)と硬さが有り重低音を出してきます。当時JBLのプロ用モニター43シリーズで良く使われていました。

自作でラワン単板を使いダイヤトーンP610用にBOXを作って使った事が有りますが、吸音材を入れなくても非常に響きの良いサウンドを出していたのを思い出します。栗材の単板を使って非常に良い響きの箱を作っておられるところも有ります。

求めるサウンドとユニットに合わせて、使い分ける事が大事だと思います。もう自作SPを作る事はないと思いますが、新たなSPを購入する時は、材質と作りを見、サウンドを聴いて決めたいと思います。色々なSPを使ってきた経験で、おおよその傾向は掴んできました。

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