Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

フォーンケーブルの作成

2021年05月18日 | ピュアオーディオ

エレキギターの仕組みはオーディオの範疇に入るモノです。上の写真は一般に使われているエレキギター用の「フォーンケーブル」(シールドケーブル)です。


オーディオで「音質アップ」を長年やって来て、このフォーンケーブル(シールドケーブル)を見ただけで「音質アップ」の余地が非常に大きいと感じました。実に安っぽいケーブル材とプラグです。


手持ちの「ハイエンドオーディオ」用のケーブル材とプラグを使って、試作品を作って見ました。


「フォーンプラグ」の作りの確かさや、材質も全く違い、高級感が有ります。重さも数倍あります。

実際には上の写真の中間の試作品も作成しました。その上で、「セミプロの演奏者」の方に来ていただいて、実際に弾き比べて「サウンド」を確認しました。

①一般のシールドケーブル(一般のケーブル材とプラグ)
②青色ケーブル材+一般のプラグ
③青色のケーブル材+高級プラグ

の順に弾き比べていただきました。そばで出てくるサウンドの違いを聴いていました。明らかに①→②→③の順番でサウンドのグレードが上がっています。①から②へ切り替えただけで音数が倍以上に跳ね上がりました。質感も同様です。②から③の場合は、「激変レベル」でした。音数やエネルギー感、立ち上がり・立下りの速さ、SN比の良さが桁違いです。やはり、プラグとケーブル材を良くすると効果は絶大です。

演奏してくれた「彼」曰く、「バーニーのレスポールがギブソンの高級品ギターに化けた!!! バーニーでこのサウンドが出ればギブソンに拘る必要が無い」との事。

あくまでも「試作品」ですので、量産する事は考えていません。今回は、「彼用」、「息子用」、「自分用」の3本だけにしました。この青色ケーブルはちょっと硬いケーブルですので、音質は抜群にいいけど取り回しや取り扱いに注意を要すからです。ただ、この実験で、使えるケーブル材の目途が経ちました。既にサブシステムのSPケーブルやラインケーブルで使っていたケーブル材が使えそうです。