オーディオマニアなら機器のグレードアップやケーブル類のフレードアップを体験しているはずだ。目指すのは「音質アップ」。
「音質」を突き付めて行くと「音数の多さ」と「質感」、「周波数の再現帯域」・「エネルギー感」・「音場再現」に絞られてくる。
これらの特性を満たす為に「機器のグレードアップ」をなされて来たと思う。それは間違いではないが、もっと大きく寄与するアイテムが有る。それは「ケーブル」(配線)である。機器のグレードアップは「微妙」の域を出ない。ケーブル類のグレードアップは「激変」をもたらす。コンデンサーの交換など「重箱の隅をつつく」ぐらいにしか感じない。
問題は「激変」させるケーブルがどんなものか?を知る事である。個人的に8NやOFC等の国産のケーブルは「ドングルの背比べ」と喝破している。ここはやはり「MILスペック」のケーブルになるだろう。
そう云う意味にで自分は「ヒューベルスーナー社」のケーブルに拘っている。「質感」がまるで違うのだ。音の鮮度やエネルギー感もケーブル材で決まってくる。昔、カラヤンの演奏では高域がうまく再生できず、悪評が立っていた事が有る。(一部ミキシングで音つくりしすぎている部分もあった) 高域が伸びているのにその高域を再生できないのが「銅線」である。一般の銅線では20000Hz再生は難しいと判断している。
ケーブルに必要なのは「CD」に入っている情報を全て「伝送」する事である。その為には今までこれで良いとされていたケーブルの「断面積」の常識を変える必要がある。銅線ならば「直径2cm」ぐらいの断面積がないと「音数」や「エネルギー感」の面でCDからすべて情報を引き出せる状況にはない。それ以下で使っているなら試して見るが良い。ここで言って居る事の真実が聴こえるはずだ。