Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

管球アンプについて

2019年01月31日 | ピュアオーディオ


現在も管球アンプを使用しているが、管球アンプを使うには色々と制約が有る。まず「予備球」のストック。一生使うには何セット必要か?を決めて予備球をストックする必要が有る。個人的に寿命を「8年」と決めている。写真のSTC4033Lシングルアンプについては、パワー管5セット、初段管8セット、次段管8セット、整流管10本とストックを持っている。20年以上使う様に準備している。このアンプは特殊な球ばかりなので揃えるのに一苦労した。その代わり、「真空管全盛」の手作り時代の古典管に属すると思う。この時代の球は長寿命なのだ。音質やドライブ力は今まで作ったアンプの中で一番ですね。使い始めてもう10年になるが、基本的な球は未だ交換知らず。



こちらのアンプはGE6550を使ったアンプ。真空管が量産化された後の真空管を使っている。それでもこちらも長寿命です。10年使っていますが、いまだ球交換した事が無い。もっとも負荷を掛けない使い方をしている。

今から真空管アンプを作ろうと考えている方が居るなら個人的にはお勧めしない。中国やロシア製の球では音質は別物と考えた方が良い。型番が同じなら、恰好はWEやムラード、シーメンスに似ているけど音質は全くの別物。個人的には使えないレベルのものが多い。日本製は動作の信頼性は高いが音質はイマイチの感しか経験がない。良い球を十分に集められ、ストックできるのであれば・・・の条件が付く。