Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

自宅管球プリ1号のメインボリューム交換

2018年02月20日 | ピュアオーディオ




自宅システムの中で完成していないのが「管球プリアンプ」。それは「ボリューム」が欲しい位置で使えない事。長い間「クラロスタット」や「A&B」社のボリュームを探していたが、「500KΩ2連」のモノはなかなか出てこない。出て来ても価格が吊り上がったりして中々入手できずにいた。先日やっと競り合いを制して入手した。







先週のブログにも書いていたが、実は先週もボリュームを交換していた。コスモス→アルプス製に交換した。どちらも問題なく使えるが、50Wクラスのパワーアンプを使うには9時の方向以下で「爆音」となってしまう。沢山のボリュームを集めている。でもそのアンプに最適の1個を選び出すのが大変だ。





今回は、アルプス社製→A&B社製に交換した。音出し確認もしたが、音質も良好で満足の行く位置で使える様になった。



これは交換前の「アルプス社製500KΩBカーブ」のボリューム。音質的には問題は無いが、ボリュームのクリック数が6個で、2クリックで9時の方向。M4やM-60αだと1クリックで爆音。高能率ユニットを使ったメインスピーカーゆえの悩み。



A&B製のボリュームに交換した写真。



ついでにこのアンプの内部を簡単に紹介して置きます。配線材は全てスーナー社製。昇圧トランス内臓フォノ入力やライン入力、及びセレクター配線。このセレクターの半田付けや配線のまとめ方が大変でした。



電源部の配線回り。もっと難しいのは見えない部分にある「信号ラインの増幅回路」でした。短い配線や狭い部分も有り、半田こてが入りにくい処が沢山ありました。もう2度とこの様なアンプは作れません。音質云々を言う前に「ヌケ」が抜群で「自然な音」に近い鳴り方をします。