Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オリンパスシステムのプリアンプ選び

2012年12月15日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムからTR型プリの追放を決めて、CR-1000(SuperTrail仕様)に交代させる予定でした。交換後の本格的な試聴を本日実施しています。これで結果が良ければ交換する事になります。

Cr10001

CR-1000プリの中・高域の音数の多さは非常に好ましいのですが、中・低域の帯域に「ひしゃげた」様なバランスが有り、今一「違和感」を覚えます。鳴らし込んで行けば治るものか?と朝から聴き続けていますが、根本的な問題が有る様だと感じます。もう少し手を入れないと完成形にならないと判断します。VRはA&B社(500KΩJカーブ)を使っています。

Cr10002

以前からこのプリでは「ひしゃげた」バランスを感じています。このプリが使えないと元に戻すしかないのか?と考えた時に、もう1セットSuperTrail仕様のプリが有りました。WE310Aラインプリです。こんな時の為に、整備して予備として置いていました。このプリを初めてオリンパスシステムに使ってみました。

We310a1

モニタールームで小型SPをドライブさせていたのですが、思いの外音質が良いので整備させていました。(処分を考えてノーマルな配線に交換までしていたのですが・・・)

We310a2

以前このプリはマッキンC22Rと対決させたことが有りますが、その時でも軽くC22Rの音質を上回っていました。今回ピンチヒッターでオリンパスシステムに初めて繋いでサウンドを聴いてみました。

これが予想を覆す出来で、オリンパスから欲しかったサウンドがいとも簡単に出てきました。球の性能がMT管とは比べ物にならないことは承知していましたが、まさかこれほど力量が違うは・・・。C-290でもCR-1000でも出なかったサウンドが出ています。音のヌケが全く違います。スケール感が大きく、音数も十分あり、なによりも「音楽性」が有ります。聴いていて非常に胸がすく様な感じです。このプリにはフォノイコが付いていません。たったそれだけの理由で今までオリンパスシステムから除外していましたが、逆にフォノイコを別に作ってでも使いたくなります。

実は昨日からペンディングしていたフォノイコを完成させるべく手を加えていました。来週にはSPU専用のフォノイコが完成すると思います。

WE310Aラインプリも更に手を加え、もっと完成度をあげる予定です。化粧箱に入れて見てくれも良くしないといけません。