自宅も含め最後まで残っていた「プリアンプ」が、オリンパスシステムでも完成し、管球式プリアンプに入れ替えました。
こちらにPR-1000プリアンプを配置しました。前回A&Bのボリュームにした時に、「音がひしゃげている様な・・・」と感想を書いていましたが、原因は内部配線の交換漏れで、テープモニター回路が交換できていませんでした。このラインがメインラインの中に入っていて、オリジナルの配線部分を通っていたのでした。この配線を交換してから劇的にサウンドが変化しました。
その後、クラロスタット(250KΩBカーブ)→コスモス(250KΩAカーブ)に交換していきましたが、プリアンプのゲインが高すぎて、そのままではオリンパスシステムに使えないことが判りました。(ボリューム位置が7時~8時でオーバーパワーになる)
堂々巡りでA&B(500KΩJカーブ)でようやく使えるゲインになりました。常用音量が9時の方向で得られます。音質も非常に良くなって、アキュフェーズC-290の遥か上を行く音質に仕上がりました。まず音数が違います。かなり音かずが増えています。音のヌケ・キレが上がり、今まで感じていた高域でのキツサがなくなりました。音色も管球の暖かみのある質感で、低域のドライブ力も文句ないと感じます。
JBLの3大ホーンシステムを8年前から作り始め、SP部の完成、パワーアンプ部の完成、そして最後に残ったプリアンプ部も完成しました。もうしばらくは、いろいろなCDを聴いて、不具合点がないか?を確認すると同時に、不具合点があればその修正をして行きます。基本的な音質が確保されていますので、あとは好みの範疇になるかも知れません。