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Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「AVANTI!」を#612Aで聴いて見る

2010年05月30日 | ピュアオーディオ

昨夜のブログに書きましたミラ・バッシのピアノソロ「AVANTI!」を612A(605B)で聴いて見ました。

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大筋で似たようなサウンドですが「音の豊かさ」や「バランス」、「表情」の面で遠く自宅の707Jシステムには及びません。「音数」が決定的に違います。しかし、何とか同じレベルぐらいにはしたいものです。

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何が一番違うかと云うと「音数」と「コンプレッションドライバーのエネルギー感のバランス」が違います。この2つの不具合を修正するのに遊んで見ました。上の写真で#612Aの上にツィーターが載っているのが判るでしょうか?

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フィリップスのツィーターです。3000Hz~22000Hzまでを補完します。

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いつでも簡単に接続や取り外しが出来る様に「ユニット化」しています。内部に0.47μfのコンデンサーを内蔵しています。

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スピーカーのメインのターミナルと並列に取り出しています。たったこれだけで3つの効果を出してくれます。

ツィーターは本当はSP箱内部で605Bの高域に繋ぐのが私の理論ですが、簡易お試しでやって見ました。コンプレッションドライバーから放射されるピークを含んだ音が大幅に低減され音量のアップが出来ます。(使える音量の幅が広がった)「音数の増大」で自宅並みとまでは行かないまでも随分と近い音数になりました。設置した場所がSPの上面ですので高域の拡散効果が出て、音楽の表情が豊かになっています。

「AVANTI!」が自宅と変わらないレベルで楽しめています。自宅の707JシステムはSPユニットを7個も使っていますがこちらは2個(厳密には3個)で同じようなサウンドが出せています。これはすごい事だと思います。ALTECの同軸ユニットがいかに素晴らしいか実感します。