昨夜のブログに書きましたミラ・バッシのピアノソロ「AVANTI!」を612A(605B)で聴いて見ました。
大筋で似たようなサウンドですが「音の豊かさ」や「バランス」、「表情」の面で遠く自宅の707Jシステムには及びません。「音数」が決定的に違います。しかし、何とか同じレベルぐらいにはしたいものです。
何が一番違うかと云うと「音数」と「コンプレッションドライバーのエネルギー感のバランス」が違います。この2つの不具合を修正するのに遊んで見ました。上の写真で#612Aの上にツィーターが載っているのが判るでしょうか?
フィリップスのツィーターです。3000Hz~22000Hzまでを補完します。
いつでも簡単に接続や取り外しが出来る様に「ユニット化」しています。内部に0.47μfのコンデンサーを内蔵しています。
スピーカーのメインのターミナルと並列に取り出しています。たったこれだけで3つの効果を出してくれます。
ツィーターは本当はSP箱内部で605Bの高域に繋ぐのが私の理論ですが、簡易お試しでやって見ました。コンプレッションドライバーから放射されるピークを含んだ音が大幅に低減され音量のアップが出来ます。(使える音量の幅が広がった)「音数の増大」で自宅並みとまでは行かないまでも随分と近い音数になりました。設置した場所がSPの上面ですので高域の拡散効果が出て、音楽の表情が豊かになっています。
「AVANTI!」が自宅と変わらないレベルで楽しめています。自宅の707JシステムはSPユニットを7個も使っていますがこちらは2個(厳密には3個)で同じようなサウンドが出せています。これはすごい事だと思います。ALTECの同軸ユニットがいかに素晴らしいか実感します。